ショッピ視点
俺は昔から記憶力が悪かった。
何かを覚えようとするには何百回も言葉にしないと覚えられないくらいに。
だから
俺は人の話を初めから聞こうとしなかった。
こんな性格だし友達も数人しか居らんかった。
でも、この性格を直そうとは思わんかった
あの人が現れるまでー。
「おーい?君?」
shp :「はい?なんすか?」
「話聞いとった?」
shp :「………聞いてませんよ」
「やっぱりな、、俺天才かもッッ!?」
shp : ( 変な人、あんまし関わらんとこ )
「それじゃ」
「ん?何言うてんの、?俺と君、ペアやで?」
shp :「は?、、なんの?」
「そこからかよ。
戦闘訓練の先輩後輩で組むねん」
shp :「ぁ、、先輩なんすね。うす」
「今更かよッッ、、まぁええわお前名前は?」
shp :「ショッピっす、、先輩は?」
「ん?おれ?俺はな?????やで!」
まただ
また、覚えられなかった。
人の名前も何百回も聞かないと覚えれない
この人のことも覚えれなかった、、
でも、あの人は俺の名前を何度も呼んでくれた
「ショッピくん!」
「ショッピくーん!!泣」
「ショッピ??💢」
「ショッピくん。」
何度も何度も
みんなが俺を避けてた時も
あの人だけは俺の名前を呼んでくれた
あの人だけは忘れたくなかった
あの人と出会い俺は変われた。
チーノと言う同期と仲良くなることもできた
でも、ある日
俺はあの人のことを忘れてしまった
まるで記憶が消されたみたいに…
shp :「あーあ、、また忘れちゃったか…」
ci :「お?ショッピおはよ〜!」
shp :「おはよ………チーノ」
ci :「俺の名前忘れかけたやろ!!」
shp :「すまんすまん。でももう大丈夫や」
ci :「やろうな!俺がお前と会うたびに耳に刻み込ませたからな!」
shp :「あれ、ホンマうざかった。」
ci :「ひっど!」
shp :「………」
この時思った。
チーノもあの人と仲が良かったから
名前くらい聞けると思った
shp :「なぁ、チーノ?あの、、俺と戦闘訓練ペアになった先輩って誰やっけ?」
ci :「ん〜?、、、、誰やったやろ、?、、そもそもお前ペア組んどった?」
shp :「組んだ……と、、思う?」
ci :「疑問系やん…」
shp :「………おれ、サボったんかなぁ…」
ci :「その可能性、大」
shp :「え〜、、サボったっけぇ…」
ci :「お前そもそもサボりすぎやねん」
shp :「失礼な!今月はまだ9回?くらいしかサボってへんわ!」
ci :「よくもまぁそんなこと堂々と言えるわ」
チーノも覚えてないんや…
あれ、、?
そもそも…俺を変えてくれた人なんか
居ったっけ………?
mb :「ぁ、、ショッピ〜?これ頼むわ」
shp :「ん?あぁ、、ええよ」
mb :「いやぁ、ショッピ雰囲気変わったなぁw昔はめっちゃ怖かったわww」
shp :「そぉ?」
mb :「なんで変わったん?」
shp :「………なんか、、なんとなく…?」
いつしか
俺は自然と変われたと思い込むようになった
でも、ある日
俺はふとこの幹部を出て行った
“シャオロン”
のことが気になり始めた。
最後に会ったのは空き部屋、、
彼は一人で寝ていた。
多分だが泣いていたと思う。
そんな彼が…なんだか、、少し
昔の孤独な俺に似ていた気がした、、
だから
俺は話しかけた
何度も何度も
昔、俺が誰かにしてもらっていたように
shp :「ぁ、、やっと起きた」
彼と少し話してから俺は空き部屋から去った
なんだか、、
気分が悪かった…
頭が急に痛くなって……
俺はその場に倒れ込んだ、、。
「ショッピくん、俺のことなんで忘れたん?」
shp :「ぇ、、」
「ショッピくん。思い出してよ…、、君の、
先輩やで…?君の
“仲間”何やで……?泣」
shp :「ッッ……」
「ショッピくん…大好きやで…お前らが俺を忘れても、俺は絶対に
みんなのこと忘れへんからッッ!ニカッ」
shp :「ッッ!?…シャオさん…‼︎」
気がつくと俺はベットにおり、ロボロさんが俺の隣にいた。
rbr :「あ!起きたぁ?廊下で倒れとったから心配したよ?平気か?」
shp :「ぁ、、はい、へーきです」
rbr :「良かった…そういや、グルさんが会議開いたから行けそうやったら行こか」
shp :「はい、、。」
もうその時には
シャオさんのことは全て思い出していた。
なんで忘れてたんだろう…
会議室に行きシャオさんと目が合う
俺が知ってる彼の目じゃなかった…
絶望していて光が見えない目だった
グルさんがシャオさんに幹部を辞めて欲しいと言った時ホンマは止めるべきやった…
シャオさんはみんなの仲間やって!
って言うべきやった…
でも、怖くて言われへんかった…
もしかしたらシャオさんは
俺が想像した、虚しさのあまりに作った
人間なんかなって…くだらんこと考えてて、
シャオさんの味方につけんかった…
shp :「俺、、ずっと後悔してる…シャオさんを庇えんかったこと…!ホンマのこと言えんかったこと…ずっと、、ずっとポロポロッ」
ci :「ショッピィ”ッッ…ポロッ」
kn :「…後輩二人に泣かせて…ホンマに悪い先輩やな……」
ut :「ホンマに…シャオロンって悪い先輩やな…」
tn :「…グルさん、、。シャオロンが何処に行ったか分かりますか?」
gr :「うむ…それは難しいな……なんにせよアイツの情報の書類は何一つないからな」
em :「どうして、、こんなことが…」
zm :「でもッッ、、俺もッッシャオロンに会いたい!会って話したいわッッ!!!」
shp :「ッッ、、俺も会って謝りたい、、グスッ」
ci :「うぅ”ッッ…俺っシャオロンに会うためになんでもするよ!!今までやってこなかった書類もちゃんとするからっ!グルさん!」
gr :「ぅーーーむ、、分かった。全幹部員にシャオロンの調査をしてもらおう。これでいいか?」
kn :「おうっ!」
rbr :「じゃ、俺とショッピは書類調べやな…
シャオロンのことについて何でもええから書いてある書類があれば、ええから」
shp :「はぃっ!」
もしかしたら
また明日になればシャオさんのことを忘れてるかもしれない。
でも
俺はあの人のために全力を尽くしたいー。
今度は俺が
シャオさんを助けるから、、
待っててくださいね…
シャオさん…
お疲れ様でした。
二話もハートやコメントしてくださり
ありがとうございます😭
三話もぜひ
ハートやコメントお願いします。
コメント
7件
感動
mbが誰かわからんくて話が入ってきませんでした)心の優しい方教えてください🥲
気づいたら涙が😭😭