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※nmmn作品となります。ご理解のない方はブラウザバックお願いします。
※dtが女体化しております。
(そのため名前を1部変更しています。)
※nbdt mmdt dt愛され要素が含まれます。
(nbdt,mmdtはメインになります。)
地雷等ある方は作品閉じることを推奨致します。
⚠︎︎注意⚠︎︎
・fk,sk,nb,dt,iw,ab 高校3年
・mm,ru,kj 高校1年
nb,dt
iw,fk,sk,ab
mm,ru,kj が同じクラスです。
それでも良い方はどうぞ↓
dt side
並んで歩き出す。
少しだけ、
さっきまでのざわつきが静かになった気がした。
夜風が頬を撫でる。
nb「……」
dt「……」
珍しく、会話が続かない。
dt「(気まずい…。)」
でも、
嫌な沈黙ではない気がした。
nb「……あいつ、なんて言ってた」
dt「え…?」
nb「さっきの」
ぶっきらぼうな声。
dt「……別に、大したことじゃないよ」
nb「……ふーん」
短い返事。
nb「まぁ別にいいけど…」
前を向いたまま、
少しだけ不機嫌そうな顔をする。
dt「(また、その顔。)」
でも
dt「(なんで…?)」
ほんの少し考えて、
目黒の言葉が浮かぶ。
mm『取られたくないなって思ってます』
dt「……っ」
nb「……またぼーっとしてる」
気づけば目の前に翔太の顔。
dt「(っ…ちか…い)」
nb「ちゃんと前見ろよ」
軽くデコピンをされる。
dt「いたっ…ちょっと!」
nb「っくはは笑」
dt「ぁ…」
一瞬だけ見えた笑顔。
dt「(翔太…笑った。)」
最近、こういう顔を見ることが減っていた気がする。
nb「……なんだよそんなにじっと見つめて。」
dt「ぇ…ぁ…別になんでも…」
nb「ふーん」
nb「……あ。」
翔太が立ちどまる。
dt「なにどうしたの?」
nb「コンビニ寄る。」
左側に見えるコンビニを指さす。
dt「なんか買うの…?」
nb「まぁ…。」
dt「ふふっ…どーせグミでしょ?」
nb「悪ぃかよ」
dt「相変わらず子供っぽいね。」
nb「うっせ」
軽口を叩きながらコンビニへ入る。
昔から変わらない会話。
dt「(今日はなんだか…すごい安心する。)」
さっきまで、目黒の言葉で頭がいっぱいだった…はずなのに。
nb「涼華」
dt「あ…もう買ってきたの?」
nb「…ん」
温かい肉まんを軽く押し付けられる。
dt「…え、いいの…?」
nb「別に…好きだろ肉まん」
dt「……ありがと」
肉まんを受け取る。
じんわり熱が伝わる。
dt「(……あったかい)」
肉まんの温度なのか、
隣にいる安心感なのか、
自分でも分からなかった。
湯気が夜空に溶けていく。
dt「……おいしい」
nb「だろ」
どこか得意げな声。
dt「翔太が作った訳じゃないのに」
nb「細けぇな」
dt「ふふっ」
小さく笑う。
nb「……」
その声に、
翔太の表情が少しだけ緩む。
歩道橋へ続く階段を上る。
dt「……あ」
nb「?」
dt「今日、星見える」
夜空を見上げる。
nb「……ほんとだ」
少しだけ足を止める。
dt「……」
nb「……」
並んで空を見上げる。
dt「(こういうの、久しぶりかも)」
こんなの当たり前だったのに。
nb「……なぁ」
dt「?」
nb「明日もさ」
dt「うん?」
nb「……一緒に帰るか」
dt「……え」
nb「嫌なら別にいいけど」
そっぽを向く。
dt「……っ」
dt「(なんで今日そんな)」
胸の奥が、
また少しだけ騒がしくなる。
dt「……嫌じゃ、ないよ」
nb「……そ」
短い返事。
でも、
少しだけ歩幅がゆっくりになった気がした。
nb side
dt「……嫌じゃ、ないよ」
その言葉に、
少しだけ肩の力が抜ける。
nb「……そ」
平然を装って前を向く。
でも、
nb「(……よかった)」
内心、めちゃくちゃ安心していた。
隣を歩く涼華を見る。
nb「……」
さっきから、
どこか上の空だ。
目を逸らしたり、
急に黙ったり。
nb「(……あいつ、何言ったんだよ)」
聞きたい。
だけど、聞くのが少し怖かった。
nb「(……ほんと、ガキかよ)」
昔からずっと隣にいた。
涼華の好きなものも、
苦手なものも、
機嫌悪い時の癖も、
全部知ってる。
なのに——
nb「(……なんでこんな落ち着かねぇんだ)」
dt「翔太?」
nb「……ぁ?」
dt「ぼーっとしてるよ」
nb「…お前に言われたくねぇよ」
dt「ふふっ」
笑う声。
nb「……」
その声を聞くだけで、
少し安心する自分がいた。
nb「(……まだ、隣にいる)」
その当たり前を、
離したくないと思った。
もう、
“幼馴染だから”だけじゃ駄目な気がしていた。
mm side
校門を出る。
夜風が少し冷たい。
mm「……」
ポケットの中でスマホを握る。
画面には、
さっきのメッセージ画面が残ったまま。
▶︎dt『分かった。』
▶︎dt『今行くね。』
mm「……」
小さく息を吐く。
mm「(困らせた、だろうな)」
あんな言い方、
ほとんど告白みたいなものだ。
でも、
mm「(あれくらい言わないと)」
きっと、
届かない。
歩きながら空を見上げる。
mm「……翔太くんか」
昼休みの屋上を思い出す。
自然に隣にいる距離感。
何気ない会話。
視線を向けるタイミング。
mm「(幼馴染…だもんな。)」
少しだけ苦笑する。
mm「(そりゃ、簡単じゃないよな)」
積み重ねてきたものがある。
それは簡単には崩れない。
それでも——
mm「(だからって…諦める理由にはならない)」
立ち止まる。
ふと、
さっきの涼華さんの顔を思い出した。
目を丸くして、
困ったみたいに揺れていた瞳。
mm「……かわいかったな」
ぽつりと零れる。
mm「(……重症だ)」
自分で自分に呆れながら、
静かに笑った。
続く▶︎