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る あ 。
743
#イラスト投稿
鬼灯 哀雷⚔️🥀
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スタートーー❗️
青く輝く海の上を、朝日がゆっくりと照らし始めていた。
豪華客船「ブルー・レガシー号」は、静かに次の目的地へ向かって航海を続けている。
しかし船内には、昨日までの穏やかな空気はなかった。
レガシー・キーを狙う謎の組織。
そして、海底遺跡へと続く暗号。
誰もが、これから起こる出来事を予感して いた。
⸻
美月はデッキに立ち、水平線を見つめていた。
首から下げたカメラには、これまで撮影した数え切れないほどの写真が残っている。
そこへ蒼真蓮が歩いてくる。
「眠れなかったのか?」
「うん……。」
美月は小さくうなずく。
「倉橋さんなら、この景色をどう撮ったのかなって考えてた。」
蓮は静かに微笑んだ。
「きっと、海じゃなくて人を撮るだろう。」
「人?」
「そう。景色よりも、その景色を見ている人の表情を。」
美月はカメラを握り直した。
「私も、そんな写真を撮れるようになりたい。」
⸻
その頃――
船の機関室近く。
黒崎レオンは密かに衛星通信を行っていた。
「目的地まで、あと六時間。」
『海底施設の入口を確認した。』
「例の鍵は?」
『まだ美月が持っている。』
レオンは目を閉じる。
「ならば、遺跡で回収する。」
通信は途切れた。
しかし、そのやり取りを物陰から朝霧透が録音していた。
「やっぱり……。」
透は小さくつぶやく。
「レオン、お前はまだ諦めていない。」
⸻
午後。
船内の資料室。
神崎蒼介が、古い航海図を机いっぱいに広げていた。
「見つけた。」
コナン――ではなく、この物語ではまだ美月たちが中心だった。
蓮が近づく。
「何が分かった?」
神崎は航海図の一点を指差した。
そこには、小さな印。
“L-7”
「これが最後の暗号だ。」
「海底遺跡の入口を示している。」
「入口?」
「昔、この海域には王国が沈んだという伝説がある。」
「その中心部だ。」
部屋に緊張が走る。
⸻
夕方。
突然、船全体に警報が鳴り響く。
ビーッ!ビーッ!
「何事?」
乗客たちがざわめく。
船長の声が放送される。
「前方海域に正体不明の船舶を確認!」
「全員、船内へ避難してください!」
窓の外には、灰色の高速艇が三隻。
一直線に近づいてくる。
美月は思わず息をのんだ。
「追ってきた……。」
その瞬間。
高速艇から黒い煙幕が撃ち込まれた。
デッキは一瞬で真っ白になる。
「美月!」
蓮が叫ぶ。
煙の中から、黒い服の男たちが現れた。
狙いはただ一人。
美月だった。
男の一人がカメラへ手を伸ばす。
しかし――
バンッ!
銀色のカードが男の足元へ突き刺さる。
全員が振り返る。
豪華客船のマストの上。
夕日に照らされながら、一人の青年が立っていた。
白いマント。
星を模した仮面。
風になびくシルクハット。
「まさか……!」
美月が目を見開く。
「怪盗ファントム!」
ファントムは静かに帽子を持ち上げた。
「その宝は、まだ君たちのものだ。」
「誰にも渡しはしない。」
夕焼けを背に、彼は華麗に飛び降りる。
敵と味方が入り乱れる中、海上での激しい攻防が始まろうとしていた。
⸻
第7章 終
次章予告
第8章「海底神殿」
ついに「レガシー・キー」が示す海底遺跡への道が開かれる。美月たちは怪盗ファントムと共に、伝説の海底神殿へ向かう。しかし、その深海では黒崎レオンたちが待ち受け、遺跡に隠された「蒼海のレガシー」の真実が少しずつ明らかになっていく。
コメント
1件
いぬ🐶さん、第7章読了したよ〜!✨ もうね、怪盗ファントム登場シーンがかっこよすぎて叫んだわ😭💕 夕日バックにマストから降り立つって、ありえんオシャレじゃない!?しかも「その宝はまだ君たちのものだ」ってセリフ、エモすぎて心臓止まるかと思った…!! そして美月ちゃんの「景色より人を撮る」って蓮くんのアドバイス、すごく沁みたなあ。写真に対する向き合い方が変わっていく感じが好き。 黒崎レオンがやっぱり敵側っぽくてドキドキするし、次回の海底神殿が待ちきれないよ〜!🫶💎 楽しみにしてます!