テラーノベル
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数日後の楽屋。 いつものように騒がしいメンバーたちの真ん中で、翔太と涼太は顔を見合わせた。昨日までのぎこちなさは消え、二人の間には、どこか甘くて穏やかな空気が流れている。
「……あのさ、みんな。ちょっといい?」
翔太が照れ臭そうに声をかけると、阿部を筆頭に全員がピタリと動きを止めた。まるで見計らっていたかのような早さに、翔太は少し引く。
「……俺たち、付き合うことになったわ。……色々、ありがとな」
一瞬の静寂。 次の瞬間、楽屋が割れんばかりの歓声に包まれた。
「よっしゃあああ! おめでとう!」
「やっとかよ! 遅えよ翔太!」
照が豪快に笑い、ふっかが翔太の肩を叩く。康二は「自分ら、最高やで!」と号泣し、ラウールも「よかったぁ……僕、心配してたんだよ」と安堵の表情を見せる。
そんな中、一番の功労者(?)である阿部が、震える拳を天に突き出した。
「……ゆり組……ジャスティィィィス!!」
「阿部、声デけーよ!(笑)」
翔太が顔を真っ赤にして突っ込むが、阿部の熱量は止まらない。
「いい? 二人とも。これから喧嘩しても、僕たちが全力で仲裁するから。……いや、そもそも二人には喧嘩なんて必要ないね。運命なんだから!」
目黒も横で満足げに頷いている。 「しょっぴー、幸せそう。舘さんも、もう作り笑いじゃないね」
涼太は、隣に立つ翔太の服の裾を、こっそりと指先で掴んだ。
「……みんな、ありがとう。俺、翔太と一緒にいられて、今、すごく幸せだよ」
ロイヤルな微笑みの中に、確かな熱が宿っている。 それを見たメンバーたちは、再び「ジャスティス!」の大合唱で二人を祝福した。
「……ったく。うるせーグループだな」
翔太は毒づきながらも、握られた涼太の手に、自分の手をそっと重ねた。 生まれた時から続く物語。 「幼馴染」という名前の特等席は、今日から「恋人」という、世界で一番甘い場所へと変わったのだった。
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これで完結です、!
番外編を今日中に出してこの物語を終わらせます、
この物語part2としてどこかのペアが出来ればと思います!
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