「ンぅっ!」
驚いた私は目を見開き、「はっ」と息を吐いて固まってしまう。
(入っちゃった……)
信じられない思いに駆られていると、涼さんが私のお腹をさすってくる。
「息止めてるでしょ。もう少しリラックスして。あと少しで全部入るから」
「まだあるの!?」
思わず非難するように言ってしまったけれど、今度は背中をトントンと叩かれた。
「もう少しで全部入るからねー……」
そう言って涼さんは、少しずつ腰を揺すっているんだけれど、なんだか病院にいて看護師さんにあやされているような気分だ。
エッチな病院シチュエーションと言えば……と思い、こんな状況なのに、脳内で「お注射挿しますね~」というセリフが浮かび上がり、私はバフンッとシーツに顔面を押しつけた。
しかも「刺す」じゃなくて「挿す」だ。ひどい! 卑猥だ!
「恵ちゃん!?」
「な……、何でもない……」
土下座するような格好でお尻だけ突きだし、我ながら何をやっているんだろう……と、頭を抱えたくなる。
(涼さんといると、普段考えない事まで考えるようになって、頭が忙しい!)
頭の中が羞恥と色んな事でグチャグチャしている間、最奥に亀頭が届いて、「んぐぅ……」と押し潰されたような声を漏らしてしまった。
「大丈夫?」
涼さんに声を掛けられ、私はコクンと頷く。
「少し慣れるように、気持ち良くなっておこうね」
彼はそう言うと、スリップの間から手を入れ、私の胸をムニムニと揉んでくる。
敏感になった乳首も摘ままれたり、カリカリと引っ掻かれ、そのたびに鼻に掛かった声が漏れた。
「ん……っ、ゃあん……っ、ん……っ」
まどろっこしい快楽を得て、私はむずかるような声を上げて腰を揺らす。
ピクンッと反応して体を緊張させると、お腹に含んだ太い肉棒をまざまざと感じる事になり、赤面してしまう。
(……ある意味、顔を見られないの、いいのかもしれない……。これで全裸だったらめっちゃ恥ずかしいけど……)
トロトロとした頭でそんな事を考えていた時、スリップを捲った涼さんの指先が淫芽に触れ、私はビクッと体を震わせて目を見開いた。
「恵ちゃん、いま油断してたでしょ」
彼が悪辣に笑ったのが分かった気がし、私はフツフツと変な汗を掻く。
プルプルと首を横に振ると、涼さんは「本当?」と意地悪に言いながら、愛蜜をまぶした指先でクニクニと淫芽を転がしてきた。
「ぁっ、きゃっ……、ぅっ、…………うー……」
私は俯いて快楽を我慢するけれど、膣肉は勝手にキュウキュウと彼の肉棒を締め付ける。
「あ……、締まる……」
涼さんは気持ちよさそうな声を出し、それが恥ずかしくて堪らない。
「んぐ……っ、んぅ……っ」
真っ赤になって声を我慢していると、涼さんは「そろそろ動くよ」と言ったあと、私の淫芽を撫でながら、ゆっくり腰を突き入れ始めた。
「んぁっ、んっ、うっ、うーっ」
太くて硬いモノが膣襞をゾロゾロとさざめかせて出入りするたびに、名状しがたい感覚に襲われ、私は我を失わないように必死に自分を叱咤する。
両肘をついて四つん這いになっているけれど、自然と俯いてしまい、自分の吐息が顔にかかって余計に暑くなる。
「あぁ……、可愛い……」
涼さんは支配欲に駆られた声で言い、スリップを大きく捲ると私のお尻を丸出しにした。
そして片手でチュプチュプと淫玉を撫でながら、片手で乳房を揉み、ときおり乳首をカリカリしつつ、私が腰をくねらせる様を眺めている。……のだと思う。
(やだ……、見られてる……っ)
部屋は薄暗いとはいえ、大事なところが丸見えになっていると思うと、恥ずかしくて堪らない。
(やっぱり前からにしてもらおうか……)
そう思った時、「少し強めにするよ」と言って、涼さんがズンズンと突き上げてきた。
「んっ、んぁあっ、あっ、あんっ、あ……っ」
瞬間、グルグルと考えていたのが快楽で吹っ飛び、私はポーッとして口端から涎を垂らしてしまった。
入らないと思っていたのに、あんなに大きなモノが私の体内に潜り込み、エラの張った雁首で膣襞をゴリゴリと擦って出入りしている。
突き上げられながら、そんな妄想をするだけで一気に高まってしまった。
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