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乾杯の花束を。

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乾杯の花束を。

1 - あなたに会えてよかった。

♥

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2025年07月14日

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こんにちは、こんばんは。なかぢまです。

フランスさんのお誕生日を祝うだけです。


では早速…。



🇬🇧♂×🇫🇷♀


🇫🇷さんお誕生日おめでとう。


最後にイラストと軽い自我あり


地雷さんは回れ右↪︎



それでは本編へ…















「誕生日おめでとう〜!」

クラッカーは一斉に飛び散り、驚く彼女がクラッカーの紙屑の中から見えてくる。


「こんな大きなサプライズなんて久しぶりだわ。みんな、ありがとう。」


今日は7月14日。

フランスさんの誕生日なのだ。


「それぞれ自国自慢のたくさんの料理を持ってきたのでぜひ、フランスさんの好きなように食べていってくださいね。」

「日本、わざわざ伝えてくれてありがとう。イギリス料理が混ざってなければいいのだけど。」

「ええ、もちろん自慢の自作を持ってきました。5品ほど。」


目には目を、歯には歯を、皮肉には皮肉を。

ただいつもよりは居心地の良い皮肉でなんだか変な感じだ。


「このケーキは?」

「みんなで協力して作ったそうですよ。なぜか僕は呼ばれませんでしたが。」

「当たり前でしょ。この前サラダ作った時、材料混ぜるだけでいいのにみたことない色になったんだから。」


なんて言葉を交わし続ければ時計の針は進んでいくばかり。

楽しい時間は過ぎるのが早いとよく言うが、本当にその通りだった。

でも、僕にはしないといけないことがあるのだ。


「フランスさん、」

「どうしたの?イギリス。」

「少しついてきて欲しいところがあるんです。」

「…?いいけど…。あまり遠いのはやめてちょうだい。パーティの主役がいないとなれば大騒ぎになるでしょう。」

「ええ、その辺は大丈夫ですよ。」


僕はフランスさんの手をひいて、息を潜めて会場を後にした。











「…遠いじゃないの。」

「すみません。ハイヒールでは流石に遠かったですね。」

「そういうことじゃ、…。ふふっ、あなたらしいわ。」


夜道の公園を抜け、風をかけて行った。

このままなら、あなたとなら。銀河の果てまで、宇宙の果てまで、どこまでだっていけそうだった。

なんて、少しくさいことを思いながら目的地まで辿り着いた。


「…ここって、…。」

「そうです。あなたが僕を初めて誘ってくれた花園です。あの頃の景色はずっと綺麗で、今でも忘れられそうにないです。」

「もう何百年前の記憶を…。粘着質な男ね。」

「あなたとの思い出が忘れられない夢見るボーイとでも言ってください。」


あの頃はまさか、こんなに近い人になれるなんて、思っても見なかった。あの時からずっと、ずっと恋模様を描いていた。

そんな彼女と今はこうして隣並んで。言葉に皮肉を混ぜて。


「フランスさん。プレゼントを渡すのを忘れていました。」

「まあ、ずいぶん素直になったのね。」

「それほどでも。」


プレゼントの入った袋を手渡す。紙袋特有の匂いに、音。どれもフランスさんが好きだと言っていた。


「…これって…。」

「バラ酒です。お気に召すかわかりませんが。」

「これ、私前々から気になってたの。だいぶしたでしょう。」

「ええ、ざっとそれなりの凄腕の職人の作ったフランスパン500個分ほど。是非私の誕生日は倍で返してください。」

「ならはっきりとした誕生日教えなさいよ。」


花園をゆっくり歩きながらそんな会話をする。冷えた風が靡いて心地いい。


「ところで、ここにプライベートスペースというものが最近できたそうですよ。ソファに机、自由に飲めるワイン。日本のマンガなんかもたくさん置いているそうです。」

「そうなの?でも、そんなに整った環境なら予約制なんじゃないかしら。」

「ええ、そうです。ですから、行きましょう。」


フランスさんの手をひいてその場所へ向かった。










「ご予約のイギリス様でよろしかったでしょうか。」

「はい、ありがとうございます。」

「いいえ、こちらこそです。それでは夜景と花に包まれたくつろぎの時間を。」


案内された場所はガラスに囲まれていて風通しのよい場所。彼女の横顔は夜景によく映える。


「予約していたなら先に言ってちょうだいよ。」

「そしたらサプライズが台無しでしょう?」

「…そうね。今日のあなたは私を驚かせてばかり。」


フランスさんは紙袋を机に置くと私に一つ声をかけた。


「乾杯、しましょうか。」


備品のコップを二つ手に取り、バラ酒を注ぐ。

バラ酒はワインよりも色が淡く、爽やかでとろりとした優しい深さがある。


「…私が好きな味。すごく美味しいわ。」

「ならよかったです。」

「…ああ、私もこの花園が忘れられなくなってしまいそう。」

「僕らの思い出ので花園になってしまいましたね。」

「ええ、そうね。」


バラ酒のボトルにはラベルが一つ貼ってあった。そのラベルには金文字で

『あなたに会えてよかった。』と。














お自我と共にイラストを


画像


本当にらぶです。おめでとう。


駆け足気味で書いたので誤字脱字等めっちゃあるかもです。



最後に、本当の本当にお誕生日おめでとうございます🇫🇷😘in🇯🇵

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