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煌びやかな装飾とは裏腹に、欲望の片鱗が見えるような禍々しさを放つネオンライトの光がある。
愛を確かめ合う者たちにとっては楽しい場所ではあったが、今の愛華にそんな理性は全く無かった。
自分が歩いているという感覚は薄っすらとあったが、それが夢なのか現実なのかの区別はついておらず、自分がどこにいるのかもわかっていなかった。
「あれぇ……ここ……どこ……?」
愛華の気の抜けたような声に、九条が優しく返す。
「いやあ、豊宮さんが苦しそうな顔してたから夜風に当てようと思ってここに来たんだけど……大丈夫?」
愛華は九条の声を聞きながら、じんわりとした優しさを感じていた。
(ああ、やっぱりこの人は自分が見初めただけあって、優しさの塊だ)
愛華は満足そうにうなずくのだが、頭の中はどうにも働かないでいる。
九条はニヤリと笑い**************
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