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私は町を許される速度で走った。
ドンッ
曲がり角を曲がると同時になにかにぶつかった。その衝撃で倒れそうになる。
「あぶねっ」
倒れそうになる体を誰かがとめる。その顔は見たことあるような、ないような、
「大丈夫か?」
青年が、私に問う。黒い長髪を結んでいた。ん?どこかで見たような、、
「ディルク・リオナルド?!」
驚いて固まる。攻略対象で、ダイヤの幼馴染み、正義感が強い…
「なんで、俺の名前知ってんだ?」
怪しげに見詰められる。やば、言い訳考えなきゃ。なんて言えば、、
「えっと、その~」
「ハッハッハッ、いや~ごめん、怯えさせるつもりはなかったんだよ」
ふにゃっと笑顔になるディルク。
ゴーン、ゴーン
ん?あれ?あれれ?
もう既に時計は4時を回っていた。
「私はここで失礼しますー!ぶつかっちゃってごめんなさ~い!」
私は走り出した。
「はぁ、はぁ、はぁ、」
なんとか走って人気がない場所まで来た。ここなら瞬間移動を使ってもバレな____
「お嬢ちゃん~こんなところでなにしてるの~?」
にやにやと近づいてくるおじさんたち。
「はぁ、めんどくさ」
「攻撃魔法【フローズンメイス】」
これは私が身につけた氷の刃で敵を一蹴する
魔法。強力すぎるが故に魔力消費が激しくこれを使ったあとはきまって貧血が起きる。
おじさんたちを一蹴したあと、からだがふらつき始める。
やばい、倒れる____
「とっ、あぶねぇな~」
短い黒髪に、黒曜石のような瞳、誰だろう?攻略対象にはいなかったような…
「おい、大丈夫か?」
意識が、途切れてく、あれ、どうして、?