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アメ日帝です。(アメ日帝要素は薄いです)
初の読切緊張しております。
誤字脱字あったらごめんなさい。
それでは、どうぞ。
⚠NLです。
にゃぽん視点
にゃぽん「ねぇ!!ちょっと聞いてよ!!!」
此処はオセアニアの島国、ニュージーランド。私はイライラが有頂天でどうしようもなかった。とにかく誰かに愚痴りたかったのだ。
ニュージーランド「まぁまぁ、落ち着いて。どうしたの?」
この人はアタシの叔母のニュージーランドさん。いつも悩みとか聞いてくれる優しい人。叔母って言ってるけど全然若いからね。
にゃぽん「パパがアタシに酷いのよ!!!あたし、パパの事大好きだったのに!!」
ニュージーランド「パパって言うと、アメリカ兄さんの事ね。兄さん、そんな酷いこといわないと思うけど…ブラックジョークとかじゃなくて?」
にゃぽん「全然そんなんじゃないわ!!」
ニュージーランド「そう…違うのね。どうしたの?話して御覧なさい。」
にゃぽん「うん……」
こんなに怒ってる原因は、数週間前に遡る。
アタシの髪色はインナーカラーが赤で、それ以外は白。母親の遺伝らしい。記憶に無いけど。両目にはパパと同じ星を宿していて、赤と白の模様も入ってる、アタシ、この目は大好き。大好きなパパと一緒だもん。
でも、アタシは自分の髪色が嫌い。だから、髪色もパパと一緒にしたかった。それで、パパに髪を青に染めたいって言ったら、「絶対に駄目だ」って言われた。パパとお揃いにしたかっただけなのに。
にゃぽん「って!酷いでしょ!!」
ニュージーランド「そうねぇ、まぁ、アメリカ兄さんも、ちゃんと説明してあげればいいのに。」
にゃぽん「説明?なんの事?」
ニュージーランド「にゃぽんは、貴方のお母さん、日帝さんの事、知らないでしょ?」
アタシの母親、大日本帝国っていうらしいけど、アタシが産まれた頃には死んだらしい。だから、殆ど覚えてないし、知らない。でも、一つ知ってることがある。アタシの母親は、パパと戦争をした。”真珠湾攻撃を忘れるな”って言ってる人を昔見たことがある。今は殆どいないけど。
にゃぽん「知らない…でも、アタシの母親は、パパと戦争したんでしょ?そんな人の事なんて、別に、」
ニュージーランド「実はね、私も貴方の御母様の事は知らないのよ。」
にゃぽん「え?じゃあ、」
ニュージーランド「これは、アメリカ兄さんと、イギリス父さん、フランス母さんから聞いた話なんだけどね。」
重い口を動かすように、ニュージー叔母さんは話だした。
ニュージーランド「アメリカ兄さんと日帝さんは第二次世界大戦が始まる前から交際してたの。でも戦争が始まるとどうしても会えない。だから2人、戦争が始まる直前に”体の関係”を持ったんですって。それで産まれたのが貴方よ。大日本帝国が負けた後、日帝さんの遺体から摘出された。」
にゃぽん「そんな…」
ニュージーランド「勿論、父さんも母さんも対応には困ったわ。アメリカ合衆国の血を引いてるなら無下には出来ない。」
ニュージーランド「それでね、日帝さんの遺書に書いてあったの。」
にゃぽん「それには、なんて?」
ニュージーランド「”お腹の子は正しい父親の手で育ててくれ”、ってね。」
ニュージーランド「確かに、貴方はアメリカ兄さんそっくりよ。でも、髪の色だけは日帝さんに似たらしいわ。」
ニュージー叔母さんの話す仕草には、どこか悲しみがあった。
ニュージーランド「ごめんなさいね。長々と話して、もう寒いし、部屋に入りましょう。直ぐ夕食を作るわ。」
にゃぽん「私、ちょっと此処に居る…」
ニュージーランド「…そう。」
夜の風がいつもより冷たく吹いていた。
ありがとうございました。
いつかちゃんとした設定を公開したいと思います。
それでは、さようなら。