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「…こいつ。殺されて当然ですよ。前科4犯。詐欺罪がひとつで執行猶予が三年。後の二つは脅迫罪と監禁罪です。ですが全てが示談済みで収監されていません。そして不起訴が他に16件もあります。その全てが…婦女暴行か…不同意性交。…全てが示談で…被害届けを下げさせていますね…」
「…問題なのはその後よ。トクモト、ユウジを訴えた女の子たち18人の示談後の消息が全員つかめていないらしいのよ。捜索願いや行方不明届けとか、何らかの申し出が無いと警察は動けない…そこをトクモトは逆手に取った可能性があるわ。…本人死亡だけど…洗ってみる価値はあるわね?」
「しかし洗うにしても警察組織としては越権行為ですよ?。ムラサキ警部殿?まさか本気でヤル気じゃないですよね?。……ええっとお?…俺が?」
「あら?珍しく察しが良いじゃない。鑑識課長がお父さんの兄弟でぇ、署長さんも親戚なんでしょう?。怖い物なしじゃなぁい♪甲賀くんって♡」
「そ、それはまぁ…そうではありますけど。(…本気じゃ…ないよな?)」
またこの女は無茶を言い出した。いくら国家権力でも『やって良い事と悪い事』があるんだ。しかも18人もの女の子を探せだなんて、まずは手掛かりから見つけないといけないのに!この下品な淫乱女は何にも分かっていない!。そもそも焼き鳥屋のママに振られたのだって!お前のせいだ!
もう少しで落とせたものを!お前が横から僕の仕事の評価なんかしやがるから馬鹿にされたんだろうが!。僕は一生懸命やっているんだ!柔道の指導で感謝状さえ貰っている!。そもそもお前は僕の女になるために赴任してきたんだろうが!。未来のセフレをコケにしてたら…痛い目に遭うぞ!
「……はぁはぁ…(結局、押し付けられちまった。…しっかしあの女の乳だよ!。パソコンの前でわざと伸びしやがってぇ。あんなプルンプルンな乳を見せ付けられたら…嫌でも起っちまうだろうがぁ!。あいつアレか?オフィスで僕に押し倒されたいからあんなスケベなポーズしてんのかぁ?)」
僕のバディであるムラサキ・カリン警部は、あのトクモトが殺された事件の裏を取るためだとこじつけて、僕に18人の女の所在を確かめろと押し付けた。妙に感の鋭いアイツの事だ、手を抜けばまた叱責されるだろう。
「はぁはぁ…はぅ!。…はぁはぁ…。(くっそぉ!ヤリてぇなあ!。華凛の短いスカート捲りあげて!後ろからズッポリ突っ込んでやりてぇ!。子宮をズンズン突きあげて腰を抜かしてやるっ!。くそお…給料前だから風俗にも行けねぇし、何が悲しくて便所でシコってんだよ僕はっ!。…それもこれもあの女がエロい身体してるから悪いんだ!。…隙を見て犯すか?)」
まぁ…何にしてもそれは今じゃない。先ずは焼き鳥屋の女将からだ。あれだけ忙しいんだから金だって貯め込んでいるはず。僕のルックスと鍛え抜いた身体を見せ付けながら、ちょっと口説いて、ちょっと突っ込めば僕の言いなりだ。僕のビッグ・マグナムの虜にして…ガッツリ貢がせてやる。
「ふぅ。(…まだそうとう溜まってるなぁ。一発ぬいた程度じゃ気休めにもなんねぇ。…トクモトの野郎が下らねぇ死に方するからプッシー・キャットが使えなくなったのも痛いよなぁ。射精ってのはマン◯の中で出すから気持ちいいのに。本番できる店を探さないとだよお。…あ。伊勢は?アイツもそうゆう商売してなかったか?。奴の電話番号は確かデスクに…)」
ここは署の一階の奥にある女子トイレだ。この警察署に女子は数えるほどしか居ないから使われていることの方が珍しい。それでも牝の残り香が微かに漂っているので、抜きたい時には使わせてもらう。すぐ横が男子トイレなのもあって疑われる事など皆無だ。僕は閉じてある個室の扉に飛んだ精液を丁寧に拭き取った。洋式トイレはやはり便利だ。座ってシコれる。
「はい?。県警本部の…刑事さん…ですか?。…警察手帳…甲賀ムサシ?」
「はい。捜査一課の…甲賀と言います。…実は…トクモト・ユウジの件で伺いました。…娘さんはご在宅でしょうか?。(あー面倒くせぇなぁ!…でもちゃんと回らないとどこで見てるか解んないんだよなぁ!あの美乳女…)」
「む…娘になにか?。…と、徳元の件は…示談済みですけど…」
「そのトクモト・ユウジが殺されました。…そして僕は、ひとりの刑事として徳元の悪事を知ってしまった。…あ。犯人として疑っているわけではありません。ただ過去に…余りに酷い目に遭わされた…娘さんの安否を知りたいだけです。(ホントは美乳女に命令されたから。なんだけどな?)」
「本当に…徳元は死んだのですね?。…ですが娘の…所在や電話番号は…」
「解ります。なので…お母さんのスマホから電話してもらえませんか?。少しだけ話させていただければ、それでも安否の確認になりますので。(しっかし…最近の四十代はエロいなぁ。この母親でも僕は抜けるぞ?)」
とにかく爽やかに、刑事らしくたち振る舞わなければ。何ごとも最初が肝心だ。ここで躓くと一切ヤル気が無くなる。しかし良い身体してるなぁこのオバさん。人妻ってゆうのも悪くないのかも。いやいや!今は真面目に職務に集中しろ!コウガムサシ!。これでポイントを稼げばあの美乳女を口説く口実が作れる。何にしても結果を出すんだ!あの女とヤルために!
「…わかりました。では電話してみます。……………。あ、ユウカ?今すこし話せる?。……うん。……実は刑事さんが来てるの。…うん…うん。あ、聞いて?。あの男が殺されたんだって。……違うのユウカの安否を心配してくださって…うん。そう。…だから、ちょっと代わるわね?。どうぞ。」
「失礼いたします。…県警捜査一課の甲賀と言います。…はい。ご丁寧にありがとうございます。……はい。…過去を掘り返すような真似をして申し訳……いえいえ。………はい。解っていただけて幸いです。代わりますね?(な…なんだ?。泣きながら礼を言われたぞ?。体が…ゾワゾワする…)」
「うん。うん。……良かったね。ほんとに良かった。……ぐす。……うん。ユウカもこれからなんだから。……うん。無理しないでね?。それじゃ…」
こんな感覚は生まれて初めてだ。こんな小さな事で、僕は彼女たちの役に立てたらしい。スマホを両手で持ち、微笑みながら話し、涙を流す被害者の母親。その横顔は安堵と喜びに満ちている様に見えた。なぜか嬉しい。
「……あの、僕からひとつ…確認なのですが。実は示談していないのではないですか?若しくは…一方的に決定づけられた…とか?。(こらこら!自分で面倒事を増やすなって!安否確認はできたんだからさ!。…だけど…)」
「!?。…刑事さんのおっしゃるとおりです。…示談書にサインをしたのは…毎日のように…家を見張られていて。その恐怖から…書いたんです。」
「そうだったんですね。…死亡した徳元が重犯罪者である場合その資産を差し押さえることができます。…そうなれば僅かでも被害補償に充てられるはずです。…もう恐れる事は何もありません。今こそ訴え出ましょう!(うああー!僕は何を言い出し?。ま…まさか警部は…これを狙って!)」
眼の前で目頭を押さえている上品そうな御婦人に、僕は同情を禁じえなかった。再訴訟を進めるなど弁護士の仕事で警察が関与する話ではない。しかし僕はそうした。そうする事が正しいと思えた。なぜだ?。僕は親族の七光りの恩恵さえあれば良かったのに。刑事になったのも風俗系の経営者たちを利用するためだ。この国の風俗営業はすべて警察の管轄下にある。
だとゆうのに、本人が知らない間に本物の刑事になりつつあったらしい。そして僕の上司はやはり天才だ。僕がここに辿り着くことをきっと想定していたに違いない。更には僕は今日、刑事になって初めて感謝された。しかも電話口でその女性は泣きじゃくっていた。これこそ刑事の本懐か!?
「ぐすっ!刑事さーんっ!ありがとうございますーーっ!」
「刑事さん……ぐしゅっ……すん。……あり難うございました……ぐすっ…」
「……これで…娘の墓前に…よい報告が。…刑事さん!ありがとうっ!!」
今日、日が暮れるまでに回れたのは9人の女の子たちの実家だった。その全ての家族が手を合わせて拝んでくれる。こんな僕に、その全員が感謝してくれた。それこそ涙を流しながら。しかし…確認できたのは8人だけだった。残念なことに1人だけ…自ら生命を絶っていた。なぜだか泣けた…
「あーお帰り。…あら?どうしたの?。少し良い顔になったじゃない。」
「お…俺。…今日…刑事やってて良かったって…心から思ったっす!。ムラサキ警部!ありがとうございましたっ!。そして俺と結婚して下さい!。俺は!アナタのお陰で!一人前の刑事になれた気がするんです!。必ず!ぜったいに幸せにしますっ!毎晩離しませんっ!必ず満足させますっ!」
僕は署に戻り、捜査一課の分室へと向かう。未だデスクに座りパソコンの前でキーボードを叩いていたムラサキ警部の姿と、迎えてくれた笑顔に、僕はそう叫ばずにはいられなかった。この女が心の底から欲しくなった。それは愛玩用ではなく、ひとりの女性として、そして妻として迎えたい。いつも僕の傍に居て、助言をくれたり、受け止めてくれたりして欲しい。
「………けっこん?アタシが君と?。本気?。…う〜ん。でもねぇ。アタシ大好きな男の子がいるのよぉ♡。だから無理!。ほらバカなこと言ってないで報告書はー?。どの女の子の安否確認が取れたのか書いといてよ?」
「え?あの。俺…いまプロポーズ…したんですけど。…ムラサキ警部?」
「ええ、聞いたわよ?。だけどダーメ。お断り。絶対にイヤ。一昨日来やがれ。…ここまで言わないと解らない?。それよりも報告書!。あ!もうこんな時間。…それじゃ帰るわね?。明日はあたし有休だから♪じゃね。」
「…え?。(なんだ?何がダメなんだ?。僕はこの署のNo.3だぞ?いずれは署長になる伸び代だけの男なんだぞ?。そんな僕が…また振られた?)」
木製の茶色い帽子掛けから、キャメルカラーのロングコートと紺色なジャケットを取った彼女が、ピンヒールの踵を鳴らしながらモンロー・ウォークで部屋を出ていった。あの左右に触れる形の良い尻にまた股間が疼く。
その後姿は、僕が童貞を捧げたお姉さんには似ても似つかないが、やはり思い出してしまう。あれは中学二年の夏休み。駅前の塾の夏期講習から帰宅する途中での出来事だ。その日は柔道の練習が休みで時間が早かった。
僕は前々から気になっていた歓楽街の入口を横切る。しかしそこで目に入ったのは、お店の入口で客引きをする艶めかしい姿の大人な女性たちだった。皆が長くて透けたキャミソール姿で、その下着の形が酷く際どい。僕は誘われる様に歓楽街に踏み入ってしまった。目に入る全てがスケベだ。
「あらあら、坊やぁ?。こんな所はまだ早いわよぉ?」
「うふふっ♡。大人になったらぁ、またいらっしゃいねぇ♡」
客引きのお姉さんたちはみんな優しくて、色っぽく笑いながら手を振ってくれる。その時の僕はそれだけで興奮した。制服の黒いズボンの股間は痛いほどに膨れ上がって、僕は慌てて…コンビニのトイレに駆け込んだ。
「………はぁはぁ…うくっ!?。はぁはぁ……き、気持ちいい。はぁはぁ…」
それが初めての野外セルフだった。快感で腿や股間がジンジンする。そして座るタイプの弁座の向こう側の壁には、少し黄色が濃い僕の精子がベッタリと着いて垂れ下がり始めていた。僕の渾身の射精は凡そ二メートル近く飛んだのだ。それは自分でも驚いたが何よりも射出感が凄く良かった。
「あら?。ずぶ濡れねぇ。…どうしたの君。こんなところで雨宿り?」
「え!?。…は…はい。…突然に…降ってきたもので……雨宿りしています。(は!話しかけられた!。しかも、さっき客引きしてた女の人だ!。凄いエッチな格好だなぁ。触らせてくれないかなぁ。あ。お金ならあるぞ?)」
「へぇ。きみ中学生?。しっかりした話し方をするのねぇ。でもそんなにずぶ濡れじゃバスにも乗れないわよ?。仕方ないわね。一緒においで?」
「え!?あ。……は、はい。(おっぱいが…プルンプルンだ。生だよな?。たしか先月分のお小遣いが余ってる。いくら払ったら触れるんだろう…)」
僕はませていた。そして欲しいものは金で買う物だと教えられてきた。父も祖父も、奥さん以外の女性を金で買っている事を僕は知っていた。金で買える女性は怪我をさせなければ好きにしていい。父はそう言っていた。その通りだとしたら、僕は今日それを試してみたい。女の中に入りたい!
「んふふ♡。おっぱいが大好きなのねぇ。下も触っていいのよ?。三万円ぶん、楽しませてあげるわぁ。んん♡。うふふっ。意外と上手よぉ?」
「う…うん。初めてなんです、おっぱい揉むの。…あの。…い…入れても良いんですよね?。お姉さんのアソコに。…我慢できなくて…良いですか?」
「もう入るのぉ?。出しちゃったら終わりだから、がんばってね♡」
「はっ!はいっ!。それじゃ…入れますっ!。…ここですね?。うわっ!」
「んあん♡。そんなに急がないのぉ。せっかちな男は嫌われるわよぉ?」
そこは想像よりも熱くて、でも妄想ほど窮屈ではなかった。M字に開脚しているお姉さんの股間と僕の股間は隙間なく着いているのに、お姉さんは喘ぎもしなかった。ただ、乳房にむしゃぶりつきながら腰を振り続ける僕を、両足で挟み込んでくれた。そのむちむちな感触に僕は夢中になっていた。ぬちゃりぬちゃりと鳴りながら出し入れするぼくの勃起。段々とお尻や股間がゾワゾワし始める。そうなった時にお姉さんは身体を起こした。
「中に出しちゃダメよ?。これは生で入れた時のルールだからね?」
「はっ…はい。はぁはぁ…はぁ…はぁはぁ。き…気持ちいい。…ううっ!」
「あっ!?だっだめだってば!?。外に出すの!。ほら?離れて!?」
「はぁはぁっ!はぁはぁっ!。…ううっ…くっ!?。…うっ!ううっ!!」
世の中にこんなにも気持ちいい物があっただなんて。そりゃ父や祖父が金を払うわけだ。ぬちゃぬちゃと纏わりつく軟肉と生暖かいローション。腰を振れば振るほど快感が増してゆく。膨れ上がったカリを膣の肉壁に擦りつけると最高だ。僕の尻と股間ががビクビクする。僕はお姉さんの少しぽっちゃりとした腰を両手で抱き止めて、めいっぱいの早さで腰を振って擦り付けた。先が擦れる快感と射精感がぜんぜん止まらない。気持ちいい!
「なっ!?なにやってんの!。…もう!離しなさいっ!。ヤメてっ!」
「はぁはぁ!はぁはぁ!うるさい!。このまま出すんだ!お前は買われたんだろう!?だったら黙って受け止めろっ!。はぁはぁ…うっ!うく!」
「何回中出しする気っ!?。このクソ餓鬼っ!。このっ!この!このっ!商売女だからって舐めてると怪我じゃすまないよっ!この早漏野郎っ!」
「えっ!?ぐっ!?痛いっ!やっ!やめてっ!痛いからっ!!がっ!?」
「お前!あたしが辞めろって言ってヤメたかい!?ふざけんな!糞餓鬼!お前の親に強姦されたって言ってやるからな!。舐めんじゃないよっ!。さっさと出ていけ!。学生証から住所は分かってんだからな!糞餓鬼!」
それが僕の初体験だった。いま思えばひどい話だが、いい女だったのかも知れない。僕を警察か学校に突き出すこともできた筈なのに、彼女はそうはしなかった。ただ泣きそうな顔で僕を外に追い出しただけだ。しかしその夏の間にお姉さんはいなくなった。もともと流れ者の娼婦だったとゆう噂だったのだが、秋のはじめに河川敷の藪の中で若い女性の腐乱死体が見つかる。僕には何の関係もない話なのだが何故か時々思い出してしまう。