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ある所に一人の人間がいました。
その人は昔、身近な人から5年ぐらい虐められた結果、ある日から自分を守ろうと嘘をつくようになりました。そして、それが日常と化し、その人はいつも、自分に不利益なことがあると嘘をつくようになりました。嘘をつくのには昔からなぜか罪悪感を感じませんでした。感じるのは、「この嘘がバレるのではないか」という不安と「この嘘がバレて騙すのに失敗したら、相手からの信頼を失くしてしまう」という不安症独特の症状でした。
その人は「反社会性人格障害」の傾向がとても強くありました。それは、嘘をついて人を騙しても全く罪悪感が無く、むしろ、騙される方が悪いと考えてしまい、素行が悪くなり、衝動的に何かをしてしまうという一種のパーソナリティ障害でした。
その人はその症状にひどく当てはまっており、チェックもすると、「反社会性人格障害の傾向がとても強い」という検査結果も得ました。
その人は精神科に行きたかったのですが、親が「精神科は心の弱い人が行くところ」と思い込んでいたため、どうしても受診ができないのです。これが、嘘をつき続け、人を騙した人間の末路です。