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私
欲を捨て去り、正義を貫くことだけが正道。
弱さを克服し、強さを手に入れることが唯一絶対の勝利の道。
勝利こそ全て、それ以外には価値がない。
勝てば官軍、負けたら賊軍の論理。
「私はあなたの敵になるわ」
彼女はそう言った。
「私は私のやり方で、あなたを倒す」
それは宣戦布告だった。
彼女がどんな道を進むのかわからないけれど……。
たとえそれが茨の道だとしても、僕は見届けたいと思う。
きっと、僕の知らないところで、 僕たちは何度もぶつかり合い、戦い続けるのだろう。
そして最後に勝つのは、どちらなのか?
「私の名前は、白鷺結愛よ!」
高潔なる魂を持った少女は凛々しく名乗りを上げた。
「私は自分の意志で、あなたたちと戦うことに決めたの! だから覚悟してなさい! 私が絶対に正しいということを証明してあげるわ!!」
「僕は、白鷺さんを応援するよ」
僕もまた、自分の気持ちを口にした。
これが僕たちの出会いの始まり。
そしてこの日から、僕らの戦いが始まった。
戦いは終わらない、いつ終わるとも知れない。
僕らはただ、生きるために戦うしかない。
だがそれは同時に、新しい生き方を見つけるチャンスでもある。
僕はそう信じている。
愛すべき仲間達と共に、未来を切り拓いていこうと思う。
今はまだ小さな種火かもしれないけど、いつかきっと大きな炎になると信じて。
それが僕の使命だと思っている。
あの時……僕は誓った。
必ず君を見つけ出すよ。
たとえどんな姿になろうとも。
だから、それまで待っていてくれ。
その時が来たら……僕が迎えに行く。
僕の全てを捧げてもいいくらい、君は素敵な女の子だよ。
愛しているよ。
僕は君のことが大好きさ。
君のためだったら何でもしてあげる。
そうさ! 君さえいれば他には何も要らないんだよ。
君の為ならばこの命だって惜しくはないんだ。
君の笑顔を見るだけで幸せになれる。
それなのに……どうしてこんなことに? ああ神様お願いです。
どうかあの子を救ってください。
そしてもう二度と離れないように、ずっと一緒に居させてあげてください。
お願いします、神様。
私はあなたの忠実なしもべです。
私がお役に立てることがあればなんなりとお申し付け下さい。
私はあなたのために働きます。
あなたのために尽くします。
私はあなたの望みのままになりましょう。
え? 私にはできないことなんて何もないんです。
なぜなら私は天才ですからね。
ふふん。
もちろんあなた以外の誰であっても、私の敵ではありませんけどね。
あははっ。
ところで、何かご用ですか? はい。
分かりました。
喜んで引き受けさせて頂きます。
では早速、参りましょうか。
さぁ、こちらへどうぞ。
ここは……どこだ? 俺は確か……。
そうだ、俺は、 お前達とは違うんだよ!! だから……
俺を見下してんじゃねぇよ!!!! 自分の限界を決めつけることから始まる悲劇がある。
人間誰しも完璧じゃない。
自分にできることには限りがあって、できないことはできない。
それは当たり前のことだけど、それを認めたくない人がいる。
認めれば自分が惨めになるからだ。
できないことをできるようにするために頑張っている人たちもいるけどね。
それでもやっぱり、「自分はここまでだ」と線引きしてしまう人はいるものだ。
他人と比べてしまう人もいれば、過去の失敗を引きずっている人もいる。
この世界に完璧なものなんてないよ。
だから、僕は君たちに期待してるんだよ。
君たちが何かを見つけられることをね。
僕にはできなかったことだから。
今、君はどこにいるのかな? また会えたら嬉しいんだけど。
もうすぐ君に会いに行くけどね。
それは君の知らない物語。
これは僕たちの出会いの物語だ。
『あの日』からずっと探し続けていた少女。
やっと見つけたと思った瞬間だった。
「えっと……お兄さんは誰ですか?」
僕の目の前にいる少女はそう言った。
「あぁ、ごめん。ちょっとぼーっとしてたみたい。僕は―――」
「うわああああああ!」
突然の大声に遮られた。
「大丈夫!?」
声の主は倒れている少女を見下ろしながらそう言う。
まるで、自分に言い聞かせるように……。
「……もう二度と会わないと思っていたよ」
「えぇ……」
「どうして?」
「……わからないわ」
「そっかぁ~」
「ただ……また会いたいと思ったのかもしれない」
「へぇ~」
「……貴方は誰なのかしら?」
「ボクかい? ボクの名前はねぇ~」
「ん? ここはどこだ!?」