ホラー注意⚠️( 多分 )
日本語不自由で脳死亡注意⚠️
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パチ
「 ふぁ〜… 」
「 …月曜日の朝だるすぎ、 」
アラームの音と共に目を覚ます。
今日は誰もが嫌がるであろう、月曜日の朝。俺もその嫌がるうちの1人だ。月曜日のスタートは学校のスタート。学校嫌いの俺からしたらとてつもなく嫌な曜日だ。本当に起きたくない。
そんな感情を持ちながら暖かいベットから体を出す。
「 へっくしょん…! 」
今日は寒い。だからベットからあまり出たくなかったのだ。ベットにまた入りたいだけど、遅刻してしまう。なぜ学生がこんなにも苦しまれなきゃ行けないのだ。大人になってもきっと苦しい仕事をしないといけないし…人生は辛いことだらけだ…。
ご飯も食べ、歯磨きもし、制服の袖に腕を通し家を出る支度をし家を出る。
外に出るとやっぱり寒い。俺は寒いのが苦手だ。なので、一旦家に戻り、赤いマフラーを首に巻き外を再び出る。その後に、いっつも一緒に行ってるあいつが待っている待ち合わせ場所へと向かう。
はぁ〜と、手に息をかけ手を擦りながらいつもの待ち合わせ場所へと向かう。遠目でその場所を見ると、彼がぽつんとたっているのがわかった。向かってる最中彼がこちら側に気づき笑顔で走って来た。俺と色違いの黄色いマフラーをつけた彼が。
「 おーい!らっだぁ〜!! 」
「 お、出たな元気やろ〜う 」
手を振り走りながらこちらへ向かってくる。そいつの顔は元気そうな笑顔で。この笑顔のおかげで寒い日とか辛い日とかなんか乗り越えそうな気がする。
「 なぁ!今日の1時間目って! 」
キィィィィィ
バン!!!!
「 え? 」
「 ぺいんと? 」
車は一直線に猛スピードで走り去って行った。さっきまで元気に走ってきた彼が突然ピクリとも動かず地面に横たわっている。あの綺麗な黄色のマフラーも俺と同じ赤に染っている。
「 ぺいんと、? 」
呼びかけても反応してくれない彼。
いつもの元気な声で返事はどこに消えてしまったのだろうか。俺がゆっくり歩いていってしまったから?それとも俺がお前より早くつけばよかった??
そんな言葉が俺の頭をぐるぐると絡みつく。
嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ!死なせたくない…死なせたくないんだ!!せっかく出来たたった1人の親友なんだ!ずっと一緒にいてくれた、俺のたった1人の大切な人なんだよ!!死なせた無い、死なせない!!なんでなんだ!!なんでなんだよ!!!車が止まれを無視したのが悪いんだろうが!!!ぺいんとは悪くない!悪くないんだ!!なのに、なんで人生終了はこっちなんだ!!やめてくれ…もう俺から取るのはやめてくれ!!なんで神様は俺に意地悪なんだ!!神様なんて嫌いだ、大嫌いだ!!もし、仏様が見てくださってるなら時間よ…時間よ……
戻ってくれよ…!!!
「 ぺいんとッ!! 」
「 はぁはぁ…あ、れ…? 」
目を覚ますと俺は自分のベットの上に居た。
なんだ…ただの夢かよ…朝から最悪だ…
「 うぅ、寒ッ、早く支度しよ… 」
髪をセットし、歯を磨き、制服に腕を通し彼と色違いの赤いマフラーを首に巻く。今日は月曜日。本当に月曜日の朝はめんどくさい…。学校なんて大嫌いだ…。
待ち合わせ場所に向かってる途中に俺は今日の朝見た夢を思い出す。あの夢は非常にリアルだった。なんてたって、自分の考えや意志があったし、現実そのものみたいだった。普通夢ならば自分の意思や考えたりすることは出来ないだろう。だって脳は現実では眠っているのだから。それに、あの血の感覚…。考えるだけでも気分が悪くなってきた。引かれた人があいつなのが尚更嫌なのだろう。
こんなことは忘れてあいつの話を今日も聞くとするか。
そう、気持ちをリセットし、手に息を吹きかけ手を擦る。すると遠くから走ってくる元気な彼が目に映る。手を振りながら笑顔でこっちに来る俺の親友が。
「 お〜い!らっだぁ〜! 」
「 お、出たな、元気やろ、う… 」
あれ?なんだ、この胸に来る変な感覚は?…知ってる。この立ち位置、場所、風景、シチュエーション。何もかも見たことがある。分かる。分かる。これは…この光景は…!
「 なぁ!今日の1時間目__ 」
「 こっちに来るな!!! 」
咄嗟に大きい声で俺は言った。すると彼はビクッと肩を跳ねさせその場で立ち止まる。するとその直後に
ビュュュュュュン
ものすごいスピードで車が俺たちの間を走り抜ける。
「 …あっぶな…らっだぁが止めてくれなかったら俺、引かれてたわ… 」
はぁ、と心臓に手を添えて言う彼。やっぱり、あの夢と同じように車が来た。これが言わゆる正夢ってやつなのか?だったら、夢に感謝だ。神様と仏様に感謝だ。夢を見させてくれた神様と、印象を残すように起こしてくれた仏様に感謝しかない。もし、もし俺があの声を出さなかったらあの夢のようになっていた?そう考えてしまうと、パニックになってしまう。想像してしまう。そんな俺を見たのか
「 おい!大丈夫か…! 」
彼は俺の両頬を抑え顔色を伺った。俺は今、どんな顔をしているのだろうか。泣き崩れてる顔?青ざめてる顔?冷や汗をかいてる顔?それともほかの顔?いや、そんなことはどうでもいい…。それよりも…
「 良かった…お前が無事で… 」
俺はあいつを生かせれて、嬉しさのあまり抱きついた。彼もそれにつれそっと抱き返してくれた。そんな優しい彼の手は少し震えていた。
「 お前が止めなかったら俺引かれてたわ確実に… 」
「 ほんと、ありがとう… 」
声を振るえさせながら彼が言う。そうだよな、俺はこいつを助けた命の恩人みたいなのだしな。
「 ううん…別にいいよ… 」
「 てか、お前車が来るのわかってたみたいな感じだったな… 」
「 …今日の夢、お前が車に跳ねられたんだよ、だから咄嗟に叫んだだけ… 」
「 そうなんだ… 」
声がまだ震えている。本当に怖かったんだろうな。あの時目の前に車が通ったんだろう。そんなの誰だって腰を抜かすよな。
学校終わり。俺は一日中あいつがまた死んでしまうのではないかと考えてしまう。いやまぁ、一発目のは正夢だしそんなことは無いんだろうと思うけれど、なぜか俺の勘がそう言っている。
「 …なぁ、ぺいんと 」
「 何? 」
「 今日一緒に帰る、だから待ってるわ 」
「 はぁ!?俺今日は無理だって!? 」
まぁ、こんな反応だよな…。俺はテニス部でこいつは剣道部。俺は部活が休みでこいつは部活がある日だ。彼が部活を終わるのを待つとしたらきっと18時ぐらいにはなるだろう。
「 俺部活だし、待たせるのも悪いし先帰れ…! 」
「 いや、無理 」
俺がズバッと言ったのが原因か、彼ははぁとため息をし分かった遅くなっても文句言うなよと痺れを切らしたかのように言う。
とりあえず今日は彼の部活が終わるまで待つ。そして彼が無事家に帰ったのを見届ける。それが今日の目標だ。
現在時刻は17時53分。もうそろそろ来てもおかしくない時間帯だ。そう考えていると後ろの方から
「 お待たせ 」
と、笑顔の彼がひょこっと顔を出す。
「 …おせーよ凍え死ぬかと思ったわ 」
「 それを知ってて待ってくれてたんだろ!?文句言うな!! 」
少し起こり気味に言う彼。俺はそんな彼にクスッと笑ってしまう。
「 というか、なで今日誘ってくれたの?どっか行きたいとこでもあった? 」
下校中に彼がそんなことを質問してくる。この日は普通に俺は帰ってる。だってこんな夜遅くまで待ってても意味が無い。早く家に帰って勉強やらゲームやらしたい、俺には得のないことだからだ。だから彼は不思議そうに聞いた。
「 …また死んじゃうかもしれないだろ、お前 」
俺は素直に本音をぶつける。すると数秒たった時彼がクスッと笑う。なぜ笑ったのか聞いてみると、そんなこと考えて誘ったって考えると可愛く感じてとの事だった。せっかく人が心配してるのになんだその対応は、とちょっと怒りたいところだがよくよく考えれば自分もそう思ってしまう。だから俺はその発言に対しうるせぇとだけ彼に伝えた。
「 いや〜まさか俺の心配で誘ったとはね〜!案外良い奴なんだな! 」
「 案外ってなんだよ案外って… 」
本当に失礼な奴だ。と後に付け出す。彼はにひっと笑い、後ろを向き立ち止まった。彼が立ち止まるものだから自分も反動で立ち止まってしまう。
いつもの帰り道。星が綺麗に光ってる空の真下で彼はいい笑顔でこう言った。
「 そんな理由だけで待ってくれるのほんとかっこいいわ、ありがと! 」
その言葉に俺は目を丸くさせた。まさか彼がそんなことを言うだなんて。
「 だって、かっこいい人代表ですもん 」
「 ふは、なんだそれ!w 」
楽しそうに笑う彼。その笑顔を見てるとこっちまで笑顔になってしまう。なんだ、俺の勘は外れてたのか。まぁ外れてよかったんだけどなこんな勘。死ぬだなんて、そんな簡単に訪れるわけないよな。
ガラガラガシャン!!!!
急に大きなものが倒れてきた音がした。俺は目を瞑ったまま固まり数秒間ぐらいその体制をキープしていた。そして目をパッと開け彼に話しかける。
「 すっごい音だったな…ぺいん、と? 」
自分の足元の目線から彼へと視線を変えようとした時。目線の上に血が見えた。そのまま恐る恐る見ていくと彼がパイプに潰されていた。まただ、また
彼が死んだ
守れなかった。いや、こんなの守れるはずがない。また、死んでしまった。これで彼が死んだのは二回目だ。俺は急いで彼のところまで駆け寄彼をパイプの中から出す。すると足と上半身が別れていた。その光景を見た瞬間固まることしか出来なかった。
「 なんで…なんでなんだよ… 」
「 ぺいんと… 」
「 おい!らっ……ぁ! 」
「 んん、… 」
「 らっだぁ!!! 」
「 うおっ、…!? 」
「 おはよ、居眠りなんて珍しいな、夜更かししたのか?w 」
「 ん、あ、は? 」
目を覚ますと俺は教室にいた。机の上には歴史を勉強していた跡がある。歴史は5時間目だ。きっと今は5時間目が終わった頃の時間帯。
「 は?じゃねぇよ…寝ぼけてんの…? 」
「 あ、いやごめん…なんでもない、 」
どういう事だ?ぺいんとが最初に死んだのもそうだ。俺はあれを正夢だと思っていただけど、本当は違ったのか?あれは正夢じゃなくて現実だった?だとしたら、ぺいんとは2度も死んでるはずだ。なのに、なぜ彼は俺の目の前にノコノコと現れる。
……なるほど、少し理解出来た。ぺいんとが死んだら俺は世界を戻る。きっと俺は、神様、あるいは仏様に試練を与えられた。ぺいんとを今日1日生かしておけという試練を。俺はこの試練を絶対に果たさなくてはならない。じゃなければ
きっと彼はこの世からいなくなるだろう
「 ぺいんと、今日は一緒に帰るぞ 」
「 はぁ!?今日は無理だって俺__ 」
「 分かってる、それも承知の上だ…! 」
「 な、なんだお前急に…怖すぎ… 」
今は学校の玄関前であいつを待ってる。今日の目標はこうだ。違うルートからぺいんとの家まで帰るとしよう。違うルートになると遠くなってしまうが、これもあいつの為。まぁあいつは拒否するだろうな。疲れてるし早く帰りたいと思うだろう。その時はどうにかして説得するか。
「 お待たせ 」
笑顔で彼がひょこっと顔を出している。俺はこの笑顔に対して笑顔で返すことがあまり出来なかった。この笑顔を俺は、2度も守りきれなかったからだ。
「 なぁ、ぺいんと…今日は違うルートで帰んない? 」
「 はぁ?なんで? 」
やっぱりこんな反応か。そりゃ突然そんなこと言われてもなんでかさっぱりわかんないもんな。
「 普通に気分転換 」
「 ふ〜ん、まぁいいけど遅くなるぞ?お前の帰り 」
「 別にいいよ 」
自分の帰りが遅くなることよりも俺が遅くなるのを心配して聞いてくる。こういうところは優しいよな、だけど今は俺よりも自分の心配をした方がいいのに。
「 ありがと家まで送ってくれて! 」
「 ん、 」
その後は何事もなくただたんに、楽しい話をしてぺいんとの家まで行けた。もう、こいつが死ぬことは無いだろう。家の中なら安全だ。死ぬことなんて滅多にないだろう。
俺は、彼と手を振り1人で自分の家へと向かった。後ろをむくと彼はまだ俺のことを見て手を振っていた。俺の姿が見えなくなるまでいるつもりなのだろうか?そんなことよりも早く家に帰って安静にしていて欲しい。けど、それが彼にとって優しさの1つなら俺はそれに対して何かを言うことは今後とも一切ないだろう。
俺も無事に家に着く。良かった今日は死ぬことは無い。これで、安心して寝れる。今の日付も月曜日だ。とすると、ぺいんとはまだ生きている。このまま順調に行けば明日を迎えれる。そんなことを考え俺は眠りについた。
ぴぴぴ ぴぴぴ ぴぴぴ ぴっ
「 ふぁ〜眠… 」
目を覚ますと時刻は6時。スマホを見ると日付は火曜日になっていた。良かった、ぺいんとは死んでないみたいだ。曜日がそう言っている。次の日に行けたってことは俺の世界は戻ってない。だから彼は死んでいない。
俺はすぐさま起き急いで準備をし、外を出た。時刻は6時57分。こんなに早く準備できたのは初めてだ。こんな時間帯に出て待ち合わせ場所に行ったとしても早くきてしまいあんな寒いところに待たされる羽目になる。だけど、今の俺にはそんなことを考える頭がなかった。だって、そんなことよりもあいつが生きてることにしか集中できないからだ。
外を出たら直ぐに俺は走った。止まることなく待ち合わせ場所まで走った。手に息を吹きかけなくてもいいぐらいに体を温めた。
現在時刻は7時30分。そろそろあいつも来る頃だろう。俺は、もう既に待ち合わせ場所にいる。温めた体も、もう寒い。寒いのは嫌なんだよな。早くあいつにあって、あいつの笑顔の温かみを触りたい。
「 あいつにあったら今日生きてくれてありがとうって言うか 」
自分で言ってなんだが照れくさくなってきてしまった。もうこんな時間か。あいつが来るのももうちょっと。今のうちに心を落ち着かせとこう。というか、急にあんなことを言ったら彼を困らせてしまうな。そんなことを考えひとりでクスッと笑う。
あいつは何分立っても来なかった。早く来てくれじゃないと遅刻してしまう。
「 あいつ…寝坊だな?はぁ、迎えに行くか… 」
寝坊するなら連絡ぐらいとれやなと追加に言い。彼の家へと向かう。彼にあったらこんなに寒い中待たされてだんだぞ??連絡ぐらいとってくれても良かったんじゃないすかねー??とネチネチ言ってやろう。そう心の中で強く決めた。
この角を曲がれば彼の家が見える。少しの怒りを持ちながらその角を曲がり、家まで向かう。
「 おーい、ぺいんと寝坊か〜?? 」
インターホンを鳴らし彼の返事を待つ。だが返事が返ってくることは無かった。いつもならすぐに返ってくる。まだ寝てるのか?と思い俺は怒りを持ちながら扉を開ける。
「 まだ寝てんのかぺいんとぉ… 」
「 …… 」
扉を開けると、最初は怒りが沢山あったのに直ぐにその怒りが消え去ってしまった。だって
玄関の前でぺいんとが倒れていたのだから。
「 は…?嘘、だろ…? 」
その光景を見た俺はショックのあまりその場に座り込んでしまった。死んだのはきっと昨日。だって、家に入った向きの方向で倒れているんだもの。
彼は寝坊なんかじゃなかった。彼は、死んでしまったから待ち合わせ場所に来なかったんだ。いや待てよ?じゃなんで俺は昨日の段階で時間が戻らなかったんだ?普通こいつが死んでいるなら戻るはずだ。
……そうか。俺はこいつが死んだ姿を見たら世界が戻るのか。ハハッ、なんだよ安心して寝た俺がバカみたいじゃないか。
「 ……! 」
「 これって… 」
こいつの胸当たりを見てみるとそこから血が出ているように見えた。もしかしたらぺいんとは、胸に何かを刺されて死んでしまったのではないか?そう推測した。だとしたら、車に轢かれたのも、パイプに潰されたのも、誰かの意図的に犯行されたものだった?だとしたら、ぺいんとは、こいつは…
誰かに命を狙われている??
「 それじゃ、またな!! 」
「 っ…! 」
ここは、ぺいんとの家?
俺は急いで自分のスマホを見た。曜日は月曜日。やっぱりぺいんとが死んだのを見たら俺は時間を戻るのか。今のこいつはこんなにも笑顔で元気だが、家に戻ったらこいつは死んでしまう。だったら今日は
「 なぁぺいんと 」
「 ん?何? 」
「 今日俺の家来て泊まれ 」
「 はぁ!?!? 」
急すぎるは!アホ!バカ!準備するから待ってろ!と怒りながらスタスタと走りながら自分の部屋へと向かっていった彼。今日は俺の家で安全にしておく。付きっきりで見ておくとしよう。
「 はぁ…はぁ…準備できた… 」
「 ん、ご苦労 」
「 なんだよその口の聞き方!? 」
ムカッと怒鳴った彼を俺は無視しスタスタと1人で前へと進んだ。すると彼は待てよ!と言い焦りながら着いてくる。今は彼の顔なんか見れない。だって今の俺の顔は、なんとも言えない顔をしているから。
「 おっ邪魔しマース!! 」
「 はいはーい 」
元気よく俺の家へとはいる彼。そんな彼を見ると自然と笑みが出てしまう。突然彼はくるっと俺の方を向き話してきた。
「 なんで急に言ったんだよ?なんかあったっけ? 」
不思議そうに聞く彼。俺は慌てつつも、嘘をつく。脳を動かさないで勢いだけで言ってしまったからなんて言ったかは分からないけど、彼はふ〜ん、可愛いとこもあるもんだなwとクスッと笑いながらなぜか理解してくれた。これに関してはこいつが馬鹿でよかったと本気で思った。
「 てか腹減った!飯食お!飯! 」
「 じゃ、今日はUVER頼むか 」
「 よっしゃ!じゃピザ頼も!! 」
「 はーい、ゲームもそのうちに用意しとくか 」
「 お!気が利く〜! 」
時刻は20時46分。ご飯も食べたし、ゲームもいいだけした。こんなに楽しい事をやったのは久しぶりだ。
「 んあー!楽しかったわ!! 」
「 結構疲れた…風呂も湧いてるし入ってくるか〜 」
「 あ、じゃ先でいいよ!俺後で大丈夫! 」
にっと笑いながら言う彼。別に先いいよと言うがご飯もゲームもさせてもらってるから申し訳ないんだよ!とゲラゲラ笑いながら言う。こういう時何を言おうと自分の考えを変えようとしない。なので俺が先に入る事にした。
風呂に入りながら今までの出来事を振り返る。
ぺいんとが一番最初に死んだのは3日前。車に轢かれた。戻ったの時は俺がベットに居た時。そして2回目に死んだ原因はパイプ。その時に戻ったのは学校の5時間目。これだけで大分分かる、俺はぺいんとが死んだ姿を見たら戻り、また同じ日を繰り返す。そして、包丁。包丁はぺいんとの胸ら辺に刺さっていた。あれは完全に誰かに殺されたのだろう。でも、一体誰に殺されたんだ?まだ、これだけだと分からない…考えてたら疲れてきた今日は早めに上がろう…。
「 ぺいんと〜、いいぞ〜 」
「 え、ちょ今日早くね…!? 」
「 ちょちょ、ちょ待って…! 」
は?ちょっと待ってってなんだ?俺の部屋で何やってんだ??とりあえず取り返しつかないところまでめんどくさい事になってたら最悪だ。ここは無視して入ろう…。
「 入るぞ〜、何してんだよ全くも、う… 」
首をポリポリしながら扉を開ける。扉の前にはぺいんとが居た。そう、血だらけに倒れてるぺいんとと、返り血を浴びたぺいんとが目の前にいた。
「 え、は?な…え? 」
俺はその光景を見て放心状態になる。ぺいんとは血だらけになり倒れている。もう既に死んでしまってるだろう。だけど、そのぺいんとの他に、返り血を浴びたぺいんとが居た。パニックになったとしても、これだけは何とかわかる。
ぺいんとは、ぺいんとに殺されたということを
自分でも何を言っているのか分からない。とりあえずこういう時こそ落ち着くんだ。落ち着け、落ち着け落ち着け落ち着け
「 落ち着きなよー! 」
落ち着けない俺に、ぺいんとが俺の両頬を掴み顔を近づけ顔色を見る。俺は、声を出すことが出来なかった。だってこんなのおかしいじゃないか、俺の友人が2人もいて、そのもう1人は違う1人に殺されている。現実だと思えない。
「 もぉ〜!らっだぁ君ったら!怯えなくていいのに! 」
「 今はまだ頭が追いついてないんだよね!大丈夫!次の週で頭を冷やしたらいいよ! 」
「 場面が違うと雰囲気転換になるもんね 」
そう笑顔で言うぺいんと。その言葉を聞いた俺はお腹に酷い痛みを感じた。その辺を見ると包丁が刺さっていた。刺さったのを理解ると一気に痛みが込み上げ、そこを押えたまま俺はその場に座り込む。
「 あーあ、可哀想に…でも仕方ないよね 」
「 らっだぁ君がぺいんと君を守るのがダメなんだよ 」
「 ……っ、 」
俺が、ぺいんとを守るのが行けないこと…?それは、なんで?なんで、友人を守るのがダメなことなんだ?分からない…分からない、、、
脳が回らない中一生懸命考えていると目の前にたっていた彼が言う。
「 次の週でまた会おう 」
「 ……、 」
「 おっ邪魔しマース!! 」
「 ……、! 」
ここは、俺の家…?そうか、俺はまた戻ってきてしまったのか。
「 そういえばらっだぁ 」
「 なんで急に泊まれなんか言ったんだよって!?顔色悪いぞ!?大丈夫か!? 」
「 え、あ、あぁ… 」
そりゃ、顔色も悪いだろうな。だって何回もお前の死んだ姿を見てきているんだから。それに、初めて俺は死ぬ感覚を経験したんだ。こんなの精神が持たない。気分が悪いのも当然の事だ。
「 あぁ、大丈夫だ…気にすんな… 」
無理に笑顔を作り、彼を安心させようとする。自分の事よりもまずは彼を守らなければいけない。今から起こる事は彼の方が辛いんた。だけど、そんなのを彼は許さなかった。
「 大丈夫な訳ないだろ!お前がそうなってんのは嫌なんだよ! 」
肩をガシッと掴まれ、俺の瞳を掴む。
やめてくれ…そんな目で俺を見ないでくれ。俺はお前のその目が苦手なんだよ…。俺が俺の知らない俺に会いそうで嫌なんだ…。
「 お前がそうなるのは嫌なんだよ、言いたいことがあればいえ!具合悪いなら俺が面倒見るし他にあるなら話は聞ける! 」
「 1人で何とかするくせはやめてくれよ! 」
「 ……ッ! 」
これだから、嫌なんだ…お前みたいなやつは、嫌いなんだ…。
俺は自分の涙を片付けたあと彼に今まであったことを言うことにした。勇気はあったけど、今の彼になら何を言ってもいい気がしてきたんだ。
今までにあったことを彼に言う。自分に殺されることや、今日死ぬこと、全てを話した。話した後彼はすごく青ざめた顔をしていたが、少し空気を吸った後に俺に守ろうとしてくれてありがとうという感謝の言葉をくれた。やっぱり彼は優しい。
「 俺は必ず殺されるんだよな…俺に…? 」
「 まぁ、俺が今まで辿ってきたのだとそう 」
そして、今日あいつが来る時間帯は21時18分ぐらいに来る。今の時刻は19時。時間は少ない今のうちに何か準備するものはないかと考えているとぺいんとが、襲われた時に抵抗できる武器持ってこうぜ!とあいつらしいことを言ってきたのでとりあえず包丁、フライパンを持つことにした。そして、家にいたとしてもあいつは俺の家に来る。だから外に逃げることにした。
「 やべ〜、今からでも怖くなってきた… 」
「 ……、俺だけでも良かったのに… 」
「 ダーメ!俺もお前と戦いたい! 」
「 戦いたいって…遊びじゃないぞこれは… 」
せめて、火曜日までにはこいつをどうにかして活かしたい。そうじゃなきゃ、俺とこいつが幸せになる未来なんて見れないだろう。でも、あいつに勝てる未来が見えない…ほんとどうしようか…。
ぐぅ〜
「 …ぺいんと 」
「 ごめん、めっっちゃお腹すいてた… 」
そうお腹を支えて言う彼。その後近くのコンビニを指しちょっと言ってくるわと言い1人で行こうとする。が、一人で行くのは危険だと思い一緒に行くことにした。2人揃って肉まんを買い公園に行き、冷たいベンチを座り熱々の肉まんで冷たい体を温める。
「 ほっほっ、ん〜!肉まんうま〜!? 」
「 めっちゃ熱い… 」
美味しそうに肉まんを頬張る彼。こんな状況なのに良く美味しそうに食べるなと、俺は若干引いていた。もしこの週で彼が死んでしまったらこの肉まんを美味しそうに食べることは無いのか…。もしもこの週でぺいんとが生き残っていたら、肉まんでも海老フライ奢ってあげよう。
「 ん〜!美味かった!というか、本当に殺しにくるの?全然来なさそうだけど… 」
「 確かに… 」
今の時刻は20時48分頃。ここら辺をウロウロしてたっておかしくない。いつ殺しに来るんだ…?
「 なぁ…ないとは思うんだけどこれ嘘とかじゃないの…? 」
「 嘘じゃない…むしろ俺だって混乱してるんだよ… 」
今の時刻は21時48分。とっくのとうに昨日殺した時刻を過ぎているのになぜぺいんとは生きてるんだ…?殺しにくるのはランダムってことか…?
「 とりあえず今日は帰んない?風邪ひくよ? 」
「 …まぁ、今来てないなら帰ってみるか…? 」
「 そうしよ… 」
その日の夜の帰り道。彼は手に息をふきかけ手を擦る。その後怪しい目をしながら俺の事をじっと見つめ、あの発言は嘘だったのかとしつこく言ってきた。まぁ、誰だって嘘だとは思うよ。自分だって思ってしまうほどなんだから。だけど嘘ではない。だから、自分でもなぜあいつが来ないのかとてつもなく不思議なんだ。
現在時刻は22時46分。今は2人して布団の中にいる。俺は布団の中で今日の出来事を整理する。なぜあいつが来ないのか。どうしてぺいんとはまだ生きているのか。それをしつこく考える。考えすぎて頭がパンクするぐらいに。すると突然彼が笑いだした。俺は何事かと思い少し体がびくっと反応する。そのままどうしたんだよと訴えかけるような目を彼に向けた。
「 ふはは、ごめんごめん! 」
「 もしあの発言が嘘ならお前があんな嘘つくなんてって思ったら面白くなっちゃったしあれが本当なら俺の為にこんなにも真剣に考えてるって思うと嬉しくて! 」
「 ……そりゃ、大切な人が殺されるってのに、守らないやつがいるか… 」
「 もぉ、そういうのはこっちみて話せよ!恥ずかしがり屋だな〜!w 」
「 るせぇ… 」
そんなの無理に決まってるだろ。こんな恥ずかしいこと顔を見て言ったら死んでしまいそうだ。…守らなければいけないのにこんな暖かい布団に入ってたらつい寝てしまうかもしれない。寝たらダメなのに…寝たら…
ぺいんとを守れない…
ぴよぴよ ぴよぴよ
「 んん…、…!? 」
どうしよう寝てしまっていた。俺はすぐさま上体を起こし彼の方をばっと見る。
「 ……、 」
「 …スー、スー 」
気持ちよさそうに寝ている彼が居た。寝息もしているし死んでるわけではない。その後急いでスマホを見る。スマホの日付は火曜日。月曜日を乗り切った…?
「 ……、よ、良かったぁ… 」
眠ってしまった俺に腹が立つ。だけど、今彼が生きている。それなら俺はなんだっていい。月曜日を乗り切ったら俺はなんだって良かったんだ。俺は安心したかのように涙を流す。その鳴き声が彼の耳に入ってしまったのか彼が起きてしまった。
「 んん、…らだぁ…?…って、ええ!?何何どうした!? 」
慌てながら起きる彼。その後に俺のところまで来て背中を摩ってくれる。そんな、暖かい手が俺の心をくすぐる。良かった、本当に…こんないい人が死ななくてよかった。
「 どお?だいぶ落ち着いた? 」
「 …うん 」
「 そっか、良かった!急に泣くから何事かと思ったわ! 」
「 あ、もしかしてあれか?俺がその…死ぬってやつ… 」
はっと、思い出したかのように言う。俺はその発言に対し頷く。彼はそんな俺の様子を見たのか、本当に殺されるということを今更信じた。その後、まじ俺死ななくてよかったわ…なんて、自分の体を触りながら言う。そんなあいつを見てると生きている幸せに対しクスッと笑ってしまう自分がいた。その後俺らは、布団から出て学校の支度をし外に出た。
「 うわ、やっぱ寒〜! 」
「 死にそう… 」
手に息をふきかけその後はいつものルーティンのように手を擦る。そんな俺を見たのか彼も同じように真似してきた。
「 うわ、今日俺居残りかも…レポート終わってないんだよね… 」
その後に最悪と付け出し、はぁとため息をつく彼。俺は面倒事を後回しにしていたお前が悪いと言いスタスタと前へ行く。すると彼は焦ったかのように
「 …!おい待て!? 」
と、突然言い出す。待てと言われて誰が待つか、走ってこっちに来いと正直思った。だってこんな寒い中長く外にはいたくない。
「 らっだぁ!! 」
「 もぉ、なんだよっ!? 」
大声で彼に呼ばれたため何事かと思い後ろを向くと彼が俺の事を押す。そんな彼は、とても慌てたようだった。彼の後ろには止まれの看板。そして彼の横には、車があった。
「 …ぺいんと、? 」
その時時間が止まっているかのようにゆっくりに見えた。俺って、誰かを守るの向いていないのかもしれない。こんな俺よりももっとちゃんとした人が
あいつを守ればいいのに…
ドン!!
「 え…? 」
彼は紛れもなく車にぶつかった。普通の人なら吹き飛ばされるだろう。普通の人なら足が折れていて立ってたりしないだろう。じゃあ、なのに何故彼は、悲鳴も上げずずっと立っていられるのだろうか?彼は何も傷ついていない。それよりも、車の前が凹んでいた。
「 え、な…は? 」
俺は目の前に起きたことが現実だとは思えなかった。だってこれは普通ではなかったから。
「 …あーあ、どうしてこうも上手くいかないんだろう!俺ってばドジなのかな? 」
どこか切ないような笑顔を見せる彼。そんな彼は、尻もちをついてる俺に近寄ってくる。
「 いっその事、諦めた方が楽なのにね! 」
そう言い残しそいつはまた、最初に刺したところをまた刺し、俺は眠りについた。
「 うわぁ…ッ!!! 」
「 …、ん、!?な、なんだよどうしたぁ…? 」
「 怖い夢でも見たのぉ、? 」
「 はぁ…はぁ… 」
現在時刻は、23時24分。曜日は月曜日。また、戻ってきてしまった。失敗だ、失敗してしまったんだ。だから嫌なんだよ…。自分のことを守れないのに他の人を守るだなんてそんなのできっこないんだ…。
「 おい、大丈夫か…? 」
「 ……!触るな…! 」
こいつは、もう本当のぺいんとじゃないかもしれない。そう考えてしまうともう、こいつとは親しくできない。
「 …… 」
ぎゅ
「 …! 」
「 怖い夢でも見たの?とりあえず落ち着けって 」
「 …… 」
優しい温もりに体を包まれる。偽物だったとしても、こんなに優しく接しられたら俺も心が左右に行き行きしてしまう。そんな弱い俺がとてつもなく惨めだ…。
「 ありがとう…だいぶ落ち着いた… 」
「 そう?なら良かった! 」
「 ちょっと水飲んでくる… 」
まだあの感覚が残っている。少し気持ちが悪いので水を飲み気持ちをリフレッシュしようと洗面台行くわと言い立ち上がる。すると彼が焦りながら俺を止める。なぜ止めるのか聞いたところ、今は行かない方がいいと、訳の分からないことを言われた。俺はそんな言葉を無視し洗面台に行く。彼も後からバタバタと着いてくる。
「 おい、待て…! 」
「 もぉ、なんなんだ、よ… 」
「 ほら、夜だしお化け出るかもしれないだろ…? 」
「 ……… 」
「 ひとつ聞いていいか…? 」
「 なに? 」
「 お前…… 」
「 偽物だろ… 」
「 …… 」
「 だから行かない方がいいって言ったじゃん 」
「 嫌でしょ?友達が死ぬところをまた見るのは? 」
お風呂を見ると血の風呂を作っている彼がそこにはいた。なんともまぁ何も言えないような絶望している顔で血の風呂に体を沈めている。
「 …… 」
戻れ、戻るんだ。時間が戻ればなんとかなる。時間が戻ってくれれば自分の失敗を先読みしてるようなものなんだから確実に戻れる。だから早く、早く早く戻れ
「 もう戻ってるよ? 」
「 は…? 」
戻ってる?何を言っているんだこいつは?戻ってなんか居ないだろ。だって、まだ場面は洗面台だ。戻ってなんか居ない。
「 はぁ…全く感が鋭くない人だなぁ… 」
「 戻ってきてから戻るスピードが早すぎたんだよ 」
「 君はもう戻る時間が無いんだ 」
「 ……、 」
もう、戻る時間が無い?そうか…そういうことかッ…!
今のあいつの話を分かりやすくするとこうだ。俺はあいつが死んだのを見たあとに数時間戻る。戻った後に、結構な時間を過ごさなければ、一瞬でさっきいた場所に戻ってしまう。つまり、戻る容量が足りないということだ。長くいれば容量が沢山でき、現在の時間よりもだいぶ前に戻れる。だけど今は、ぺいんとの死体を見るのが早かった。だから容量が足りないんだ。戻る容量が。そして今は目の前にぺいんとの姿が見れる。ということは…容量を回復出来ない。俺は積んでしまっているんだ。
「 辛い?辛いよね?もう諦めた方がいいんじゃない?言ったよね?」
「 そんなに、彼が大事なの? 」
俺の肩をぽんと叩き耳元で喋ってくる。俺はそんな言葉を聞き何かが切れた音がした。酷く、醜く、嫌な音で切れた。その瞬間醜い俺が姿を現したんだ。
もう、助けられないのなら、もう本物のあいつが戻ってこないのなら、それならもう…偽物でもなんでもいい…。あいつがそばにいてくれれば俺は俺はなんだったっていい。そもそもこの怪物にどうやって勝てばいいんだよ…。
「 ねぇ、諦めなよ君には無理だよ 」
「 俺なら、彼のことを全て真似できるよ?本物みたいに… 」
「 …… 」
きっと俺は、偽物でも数日経つと本物だと思い込んでしまうんだろうな。
「 分かった、じゃ…これからよろしく…ぺいんと… 」
「 ……、 」
「 …!おう!任せろっ!! 」
にっと笑う彼。俺はそんな彼を見て自然と笑ってしまう。なんて最低な人なのだろう。こんな最低な人でごめんなさい。仏様の試練には、俺は飛び越えられませんでした。というか、こんな最低な試練を渡す方が悪いんだ。人の心を抉りとるようなこんな試練がいけないんだ。俺は悪くない、悪くはないんだ…
「 もう俺寝る… 」
「 ん!分かった! 」
「 …… 」
「 ごめんね、ぺいんと君 」
「 これも、全て僕の 」
「 愛なんだ 」
なんかよく分からない文章になってしまった😶
やっぱりずっと書いてないと語彙力が度に行ってしまうな😢
投稿頑張りますと言っておりますがコレ無理なやつです😃全然日常生活忙しすぎます😄
なので、私の好きなスピードで私のやりたいことだけ書かせて頂きますので把握よろしくお願いします!!🙌
それでは!また次の動画で〜‼️👋✨️