⚠️死ネタ有り、言葉の暴言有り⚠️
何でも大丈夫な方だけ見てください🙌
割と長いです🫶
おまけもありますので最後までご覧下さい!
「」 → らだ・ぺん
『』 → 他の人
時代は遡り1589年。オーストラリアにて。この年は神様が人間に不思議な力を与えた伝説の日だ。神様が人間を選び次々と力を与え魔女にしていく。そんなファンタジーみたいな話がリアルでは起こっているのだ。
「 それじゃ、行ってきまーす 」
俺はいたって普通の大人。今日もパンを作って売る。いつもの平凡な日々を過ごす。玄関の扉を開けると、空をほうきで飛びまわる魔女や、小さい子供に魔法を使い遊んでる魔女。そんな魔女達が沢山いる。ここの住民は皆この光景に見なれている。勿論俺もだ。毎日のように魔女がいるのだから慣れるのも可能だろう。
「 おーいらっだぁ君!これ、お昼ご飯忘れてるよ! 」
「 ん?あぁ、ごめん忘れてた… 」
「 うんん、大丈夫!僕も魔女の方の仕事が終わったらすぐ手伝いに行くからね 」
「 うん、いつもありがとうぺいんと 」
こいつの名前はぺいんと。彼は魔女である。俺がまだパン作り見習の時。家に帰ってる途中、彼が道端倒れていた所俺が助けたのだ。そのせいですっかり俺の家に付きまとうようになり、最終的にはこうして一緒に住んでいる。
まぁ、パンを作るのには助かってもらってるしいいか。
「 じゃ!頑張ってきてくれたまえよ! 」
「 ん、お前もな 」
そういい俺らは別々の方向へと向かった。
パンを作り、棚に並べる。そして今日も誰かが来るのを待つ。今日は何人ぐらい来るのだろうか。俺のパン屋は自慢になってしまうがそこそこ人気で、家族の人や魔女の人も来る。だから毎日が忙しくて疲れる。
カランコロン
そう思ってるうちにお客さんが来たようだ、俺はカウンターに戻りお客さんの人を見る。一発目のお客さんは綺麗な女性魔女だった。
『 これを1つくださいな 』
「 かしこまりました 」
は手際よくパンを袋に詰めその袋を渡す。すると魔女の人は辺りを見渡し不思議そうにこちらを見た。
『 今日はあの魔女は居ないんですか? 』
この人は、よく俺のパンを買いに来るいわゆる常連さんだ。いつもいたぺいんとが今日はいないから聞いたのだろう。今日は魔女の仕事があるそうで遅れてくるんです。と使えると納得したかのような表情を見せよろしく言っといてねなんて、後に付け足し手を振り店を出た。
「 ……魔女同士ってやっぱ仲良いのかな 」
その後数時間した後に彼がやってきた。
「 やぁやぁ!順調かい? 」
笑顔で言う彼。俺は今の所は順調だよ、といいその後あの綺麗な魔女の話をしたら嬉しそうに喜んだ。その後、残念そうに僕も見たかったななんて言う。俺はその姿にクスッと笑い早く支度して来いと彼に言い、その後は彼と一緒にパン屋を営業した。
あっという間に夜になってしまった。営業時間ももう終わった為店を閉じ、疲れ果てた彼に今日はシチューと一緒にパンを食べようと言ったら彼は、目を輝かせながら食い気味に賛成した。
「 んー、!疲れた、じゃ今日もお願い出来る? 」
「 あぁ!任せといて!僕の運転は安全だからね! 」
ドヤ顔でほうきに乗り乗れっと言わんばかりの眼差しと、手でジェスチャーをする。店を閉めたあといつも2人でほうきに乗り家まで帰る。なにげにこの時間が一番楽しい。俺は魔法なんて使えないから空も飛べない。だけどこいつが居るだけで俺は空を飛ぶことができるし魔法を見たりできる。とても便利だなと思ってると視点がある一点にとどまった。その一点という光景は、魔女と悪そうな男達が集まっていた現場だった。目を細めながらその光景を見たがあまりにも遠いものだったため俺はそのままスルーした。この行動があんな最悪な事態になるだなんて。
「 ん〜、シチューのいい香りだね 」
シチューの匂いを辿ってきたのか、彼は鼻で匂いを確かめながらそう発言した。
「 もうちょっとだから待ってろよ 」
そう待つよう指示したが僕も手伝うよと言いだし、俺達は仲良く1つのキッチンを2人で使い一緒に作りだした。そのためいつもよりも早めに料理は終えた。
「 いただきまーす! 」 「 いただきます 」
「 んん!やっぱりらっだぁ君が作ったパンは美味しいね、ずっと食べたいぐらいだよ! 」
「 それはどうも、あと今もずっと食べてるだろ俺のパン 」
「 えへへ、なんだか飽きないんだよあの時から 」
あの時と言うのはこの魔女が倒れていた時の話だろうか?まぁ、空腹で倒れていたんだ、味が残るのは当たり前か。魔女は街から称えられる存在だ。だからどこかに泊まらせてもらい食べればよかったのにと言うと、いやぁなんか怖いじゃん?とよく分からないことを言う。そんな昔話をしながら俺達はご飯を終えた。
お風呂も入り寝る支度をしたあと、俺達はリビングに行き2人で会話をする。なにげに彼と話している時が1番楽しい。楽しそうに話す彼も普通の人間のように見えてくる。そんな彼の姿が俺の中では一番好きなのかもしれないな。そう思った時彼が急に頭を抱え魘された。
「 うぅ、!また、来た、…! 」
「 、!落ち着いて脳で処理して 」
前にもこの頭痛が来たことがある。この頭痛が来るのは生理現象ではなく、彼の魔法が発動する時だ。その魔法は透徹と言い未来を映し出す魔法だ。数分立ち彼が頭を抑えなくなった。未来が見えたのだろうか?顔色を伺ってみたところ、さっきよりもだいぶ顔色がマシになっていた。
「 大丈夫?また未来見えたの? 」
「 ……見えた 」
「 へ〜、どんな未来だった 」
「 どんな未来、? 」
「 え、うん 」
「 えっと…、僕とらっだぁ君が街中を歩いてる時同時に転けた未来だったよ、! 」
俺は彼の発言を信じきれなかった。だってあまりにもオドオドしすぎだし、顔色がさっきより悪くなっていた。何か魔女の中では言えない秘密なのだろうか?だから俺はふーんといいあまり触れないことにした。すると彼は急に立ち上がり明日のためにも早く寝よう!と言いだす。俺もその発言に賛成し寝室へと向かった。
「 ……ねぇ、らっだぁ君… 」
「 、?何? 」
「 君、僕の言葉信じてないでしょ。分かるよ魔女だから 」
「 ……… 」
「 まぁ、少しだけな…オドオドしすぎだし 」
「 やっぱりそうだよね…あのね、ほんと_ 」
「 俺は未来の事なんか知りたくない…だから言わなくていいよ 」
「 ……、ふふ、優しいね 」
「 何が?知りたくないだけだしお礼なんて要らないよ 」
「 そっか、ふはそうだね…いつか言える時が来たら言うよ 」
「 そう 」
そういい俺らは1つ屋根の下で一緒に眠った。
ぴよぴよ ぴよぴよ
「 ん、ふぁ〜もう朝か… 」
「 あれ? 」
目を覚まし隣を見ると彼が居なかった。普通なら俺が先に起きるからすやすやと寝ているはずだが…昨日は寝付けが悪かったのだろうか?
「 ぺいんと〜? 」
リビングに行くが彼の姿はなかった。一体どこに行ったのだろうか。先にお店に…って、そんな訳はないか、お店の鍵が玄関に置いてある。本当にどこに行ったのだろう。
あいつの好きなパンも今日は一人で食べる。昔までは一人で食べるのは慣れていたはずなのに、なんだか今では寂しい。
朝食も食べ終えパン屋に行く支度をし、玄関へと出る。誰もいないはずなのに、行ってきますと言いながら。
ガチャ
「 え? 」
扉を開けると今まで見たいつもの風景ではなかった。扉の先に待ち構えていた風景は街から煙が立ち、魔女は人間から逃げ、人間は魔女を追っていた。武器を持ちながら。数秒間固まっていた時1人の小さな魔女が俺の前で転んだ。俺は、駆け寄り魔女に話に行こうとしたその時
『 や、やめて! 』
転けた魔女が怯えながら、手を前に出すがそんな言葉は聞かないと言わんばかりかバンと銃声が聞こえ目の前にいた魔女は苦しそうに倒れた。じっとその魔女を見ると、腕と足に打たれた形跡があった。倒れた魔女の元へ続々と人が集まってきた。
『 この魔女め!騙しやがって! 』
『 私達みたいな者を嘲笑っていたのでしょう!? 』
そんな、酷い言葉を放つ人達。俺は少し後ろにいた人になぜこんな状況になっているのか聞きに行くことにした。
「 あの、これは一体…? 」
『 ん?君何も知らないのか? 』
『 じゃ、教えてあげよう。魔女が悪に染まってしまったのだよ。人殺しをしてしまった。 』
「 人、殺し? 」
『 嗚呼、神は私達を殺す訳がないだろう?それで魔女は神ではなく化け物扱いに変わってしまったのだ。それで今片っ端から魔女を狩っていると言う訳さ、それを私たちは魔女狩りと呼んでいる 』
「 魔女狩り…?魔女狩りとは一体何を? 」
『 そんなの文字通りさ 』
『 魔女を捕まえて処刑するんだよ 』
「 …!? 」
処刑。俺はそんな単語を聞き目を丸くした。
『 見てくるがいいさ。今大広場で魔女狩りが行われている時だからな 』
俺は急いで大広場へと走った。大広場が遠くから見えた時には人が大勢いるのがわかった。息を切らしながら着いた時、高い展望台みたいな所に魔女が質素な姿で首にロープを巻いていた。下にいる人は、早く死ねなど、悪魔は滅びろなどの罵倒が止まない。
『 皆様静かにしてください 』
上に居る小さい女の子が言う。小さいがこの人はこの国のトップだ。みんな一気に静まり返り話を聞く体制になっていた。
『 これより魔女に処刑を実行します。魔女は私達の敵です。私達のシンボルを壊した罰として今処刑したいと思います。それでは最初の方だけ、最後の言葉を 』
『 ……、最後の言葉… 』
『 ふふ、そうですね貴方達も近い将来死んでください 』
そう、笑顔で言った魔女の床はスポンと、抜け首吊りの状態になった。手をロープの方にやり緩めようとしているが間に合わなかったのか手をぶらんとさせその後はピクリとも動かなくなった。その光景を見た人は皆大盛り上がり。その後も次々と捕まった魔女が首を吊って死んでいく。周りの人達は顔を青ざめることも無くただ喜んでいるだけ。人の心があるかどうか疑いそうになる。昨日まで皆魔女の事を好いていたのに、今ではこんな扱い方…。俺は気持ち悪く、その場を後にした。
ぺいんとは今頃大丈夫なのだろうか…。そう心に呟くと昨晩の出来事を思い出した。昨日ぺいんとは未来を見た、それはこの魔女狩りの事ではないだろうか?だから、動揺していたのか…?…こうしちゃ居られない。彼が死ぬ前に先に見つけてこの村からでなくては。
「 はぁ、はぁ…ぺいんと! 」
俺は走りながらずっと彼の名前を呼ぶ。それも数時間もだ。彼はもう捕まってしまったのだろうか?それとも、もう死んでしまったのだろうか。考えたくない、そんな未来考えたくない。そもそも、なんで俺はあいつのことにこんなにも必死なんだ?あいつの事は最初パン泥棒だとか、料理を作るのが多くなったせいで手間がかかるとか昔はずっと思っていたはずなのに。なのに、なんで今こんなに、あいつのことしか考えられないんだ?あいつは、俺にとってあいつは掛け替えのない存在なのか?その時人差し指から謎の光が出てきた。その光は物陰の方へと真っ直ぐ伸びていた。俺の勘だが、この光は、ぺいんとの魔法だ。俺は物陰に行き、当たりを見渡す。
「 …!ぺいんと…! 」
見渡してみると、そこには、ボロボロになった服、かすり傷が沢山ある体。そしてお腹を押え、座りこんでいた彼が居た。
「 あ…らっ、だぁ君…良かった、来てくれて… 」
「 ぺいんと…!大丈夫か!しっかりしろ! 」
俺は慌てながら自分の上着を彼のお腹に巻き、血を止めようとする。
「 おい、ぺいんと!お前魔法使えるんだから、回復魔法なり空飛んで逃げるなりしてたら良かったじゃないか…! 」
そう彼に強く言う。だけど彼は首を横に振った。その彼を見た俺は唖然とした。魔法使いなのになんで拒否するのだろうか?なぜ自分が死ぬってのに首を横に振ったのだろうか?そう考えていると彼が口を開く。
「 僕もしたかったけど、なんだか人間の方が強かったよ…、変な銃を打たれた時、一瞬だけど凄い魔力が弱まった気がしたんだ。それにほんの少し魔力も取られたと思う。だから今魔力がそんなにないんだよ… 」
変な銃?魔力が弱まる?何が何だかさっぱり分からない。そんなの、人も魔女みたいなもんじゃないか。いや、今思えば、魔女の人達も元は人間だったんだ。ただ神から力を貰っただけのたった一人の人間…。
「 ねぇ、らっだぁ君… 」
「 …何? 」
「 僕のことを殺してくれないかな? 」
「 …は? 」
突然過ぎて戸惑ってしまった。俺が彼を殺す?ふざけるのもいい加減にして欲しい。
「 僕、見えてしまったんだよ…もっと先のことを…僕は火炙りの刑になっていたよ…だったら…僕は…らっだぁ君に、殺されたいな… 」
なんて、笑顔で言ってくる彼、その後にこれでも生きてるのギリなんだよと少し笑いながら言う。こんなにボロボロじゃ、街からはすぐには出れない。きっと逃げてる最中に見つかってしまうだろう。
「 お願い、殺してくれ…僕…、らっだぁ君になら、殺されてもいいと思ってるんだ… 」
俺は、こいつを殺す勇気なんてない。殺したら、もうこいつとは話せない。もう会話もできない、一緒に暮らすことも出来ない…。そんなの耐えれない。でも、彼の未来は当たる。火炙りになるところを見るなんて、俺の心が壊れそうだ。だったら誰かに殺られる前に俺が殺る?それで、こいつが幸せになるなら、それなら俺は…俺は…?
「 らっだぁ君…最後に、貰って欲しいものが、あるんだ… 」
「 貰って、欲しいもの…? 」
「 そう、僕のーーーーーー 」
「 …俺は、お前のなら貰ってもいいよ、 」
「 ふふ、それは…嬉しいな… 」
「 それじゃ、今からやるね 」
『 …!おい!皆!誰かが魔女の首を持ってきたぞ!!! 』
『 あれは…、あ!パン屋の人じゃないか! 』
俺は、あいつの生首を持ったまま大広場へと向かった。皆俺の姿を見た瞬間大勢が盛り上がる。魔女の生首を身近で見るのは初めてだろうから、皆やっぱりぞろぞろと俺の周りに集って来た。
『 この魔女、お前さんと一緒に働いていた魔女ではないか、よく殺したね 』
『 やっぱり、国の仲間同士だもんな!こんな醜い魔女は殺すべきだ! 』
「 ……、醜い魔女? 」
「 それは、お前らだろうが 」
『 は? 』
遠くにいた人達が俺の方を見つめる。そりゃそうだよな、俺はただのパン屋。でも今ではただの人殺し魔女。俺の周りにいた人たちはみんな魔法によって串刺しになっている。なんともまぁ、醜い姿なのだろう。
「 その姿、君らにとても似合ってるよ 」
『 大広場に魔女が現れた!やつを捕らえろ! 』
「 ……、 」
「 ……、 」
『 只今より、この魔女に処刑を実行します。そこの魔女は私の言葉に質問を返しなさい。 』
「 俺に返せるものならなんでも 」
『 …貴方はあそこのパン屋で働いている者ですよね?何故魔女の力が使えた。それを答えなさい。 』
「 それを応えてしまったら皆魔女の力が使えるようになってしまうのでは?醜い人間が魔女の力を使い世界を滅ぼす…。そんな最悪な事態にはしたくないので、俺はそれには答えません。勿論貴方も醜い人間に入ってますよ 」
『 …腹が立ちますねその発言。さっきからヘラヘラ笑ってるのもまた癪に障る。んん、まぁいいでしょう。貴方はこれから死んでもらいますので 』
「 それは嬉しいですね、大切なあの人の元へ行けるなら俺は幸せです 」
『 気持ち悪い人だ… 』
『 それでは、最後の言葉を 』
「 …… 」
「 人のほうが醜い生き物だ。簡単に立場を変えて、簡単に人を殺してしまう。そして悪くない人も殺してしまうお前らの方がよっぽど醜い。お前らは考え無しの最低な人間だ。 」
『 …… 』
『 薪に火をつけなさい… 』
はーいおかえりなさ〜い‼️👋✨️
結構グロテスクなシーン多くてすみません💦
今回の作品は色々と考えられるような作品にしてみたんですが私の力だとなんか変な言葉になっててもう諦めました😊😊
それでは!おまけ編へ行ってらっしゃい‼️👋
おまけ編
【 夜のぺいんとシード 】
ごめんねらっだぁ君
僕はここから逃げるよ…
昨晩僕は未来が見えた。その未来は街の人達が魔女を殺している未来だった。最初は信じられなかったけど、僕の未来は基本当たる。僕も、もしかしたら殺されるかもしれない。そのため朝早く起きてこの街から出る。なぜ夜から出なかったかって?そんなの、最後ぐらいは彼と寝たいし、少しでもいいから長く居たかったからだ。
僕は、自分のものを一通り持ち家を出る。まだ日は昇っていない。ほうきに乗り、魔法をかけ空を飛ぶ。どこに行くかはまだ決まっていないため少し高く飛び地図を読む。
「 んー、どこら辺に行こうかな… 」
地図を真剣に見ながら悩むといきなりゴーンゴーンと金の音が鳴った。いきなりの事だったから、なった方へと自然と体を向ける。なんなんだと思いながら体を戻し、地図を見返す。その瞬間ビリビリと背中に痛みを感じた。
「 い”ッ、! 」
攻撃された方へ体を向けるとおかしな道具を持っている複数の偉そうな人が俺に何かを言っている。空高くにいたため何を言っているのかさっぱり分からない。だけど彼らは攻撃をしてくる。とりあえず逃げなければと思いほうきに強い魔力を込め早く逃げようとするが込めれる魔力が全く込めれなかった。理解できない俺のところにもう1発さっきのを撃つ人。僕はその玉を避けることが出来ず空高くから落ちる。それと同時に違う銃声も聞こえた。
「 い”った… 」
空高くから落ちまものの、落ちた場所が丁度ゴミ捨て場で、ゴミ袋がクッション代わりになり命に別状は無いが、たくさんの血を出してしまった。
「 う”ッ…!あ”ぁ、くっそ… 」
もう1つの銃声音、やっぱりあれはちゃんとした銃だったか…。お腹を見たらそこからじわじわと血が広がっていくのがわかる。こんなに血を出してじゃ、今日中には死んでしまうだろう。ならせめて、せめて彼に最後ぐらい会いたい。僕が死んじゃう前に…。
あれから少し時間が経っただろうか。僕はすごくボーとしていた。声を出したら人に見つかってしまうし、こんな傷じゃ動くことすら難しい。それに悩まされている時また未来が見えてしまった。こんな最悪な状態に来るのは本当に不可解気まわりない。それに、見えた未来もすごく嫌だった。その未来は僕が火炙りにされていた未来だった。この魔法は、嫌な時に嫌なものを見せるから正直嫌いだ。だがこれがなかったら僕は、捕まっていたのだろうか?
そんなことを数時間ぐらい考えていた。死にそうになって眠くなった時だって、少ない魔力を使って回復しながら彼が近くに来るのをずっと待っていた。そして、13時間ぐらいたった時の事だった。聞き覚えのある声が僕の名前を呼び続けていた。僕は最後の力を振り絞り彼と僕の指に繋ぎ糸を繋いだ。
「 ぺいんと…! 」
その糸を辿ってきた彼が慌ててこちらへと来る。良かった最後にあえて本当に良かった。その後僕は彼に殺すよう提案した。勿論彼はすごく深刻そうな顔をしていた。僕を殺すのがきっといや、絶対に嫌なのだろう。でも、僕は性格の悪い魔女だから火炙りにされる前に君に殺されたい。君に殺されたら、きっと君は僕の事を忘れわしないだろう。
「 そっ、そんなの… 」
彼はすごく苦しそうな顔をしていた。僕を殺すのがそんなに嫌なのだろうか?いや、僕もらっだぁ君を殺せなんて言われたら嫌だ。きっとそれと同じ。苦しいかもしれないけれど、僕は君に殺されたい。そんな複雑な気持ちの中1つ彼に提案をした。
「 僕の魔法をあげるよ…そしたら、僕が近くにいると思わないかい? 」
「 …は?そんなことどうやって… 」
「 僕の目さ。僕の目を片方あげる 」
「 目?目を貰ったってなに、も…、…! 」
僕は片目を隠している。何故かと言うと、僕は目の色が左右違う。左目はいつもの黄色、だけど右目は赤色。右目には強い魔力が込められている。強さはざっとここの街が滅ぶぐらいに。だからあまり魔力を出さないように隠し続けていた。そんな目を初めて彼だけに見せる。彼はすごく驚いた顔をしていた。
「 僕の片方の目は…魔力が、込められているんだ…これだったら好きな魔法を使えると思うよ。パンを焼く時に使ったり…、僕との思い出をまた見たい時に…使うといいさ、… 」
「 目か… 」
「 まぁ…らっだぁ君は目を取るから、痛いだろうけど…どうする、? 」
そんな言葉を聞いて少し悩んだあと彼はすぐ頷き僕のなら貰ってもいいと嬉しいことを言ってくれた。その後彼と僕の心の準備を終えたあとに、僕の目を魔法でくり抜く。その後彼の目を魔法でむしり取るようにとる。僕は少しぐらい彼に無痛の魔法をかけたがやはり、痛いのか少し眉を潜めていた。
「 う”ぁ”あ”ッ…、 」
「 あともう少しだから…、我慢してね…、 」「 …ほら、付いたよ…目を開けてみて、? 」
彼は恐る恐ると目を開く。その目からは赤色の涙が流れていた。目の瞳も、この涙と同じく、ルビーのように輝いている。僕はその目を隠しているから何も分からなかったけど、いざ隠してない人が付けるとこんなにも違うんだと思ってしまった。いや、彼だからそう思ってしまうのかもしれない。
「 じゃあ、試しに僕の首を、魔法で跳ねてよ… 」
「 は、?そんないきなりは… 」
「 大丈夫、想像に身を任せるんだ。落ち着いてやったら使えるよ…、もう時間が無いし… 」
お互い耳を傾けると、街の人達の声が聞こえる。魔女を探す声や、殺せなどの色んな声が。きっとこの場所がバレるのも束の間。
「 さぁ、やってみて…らっだぁ君、 」
僕がそう言うと、彼はすごい呼吸困難のようになっていた。彼は想像力が豊かだがらどんな想像をしながら殺すイメージを脳で作っているのかは分からないけど、その顔色の表情からは割とグロテスクな殺し方を想像していそうだった。
「 らっだぁ君、体を…任せるんだ… 」
彼の手を握りじっと瞳を見つめた。
「 はぁっはぁっはぁ…、 」
「 大丈夫、僕は… 」
「 らっだぁ君になら殺されていいんだから… 」
その後彼を強く抱き締めた。その後のことは何も覚えていない。ただ、彼の泣き顔だけがインプットしながら視野が徐々に黒くなっていった。僕は殺されたのだろうか?良かった、殺す人が君で。僕は天国が地獄かどっちかは分からないけれど…君が長くパンを作って、街の人たちを笑顔にする。そんな想像をしながら見守っているよ…。
ありがとうらっだぁ君
はい‼️いかがだったでしょうか?
ぺんちゃんが朝早く逃げるという別シードを書かせてもらいました✨️なんか、途中から何描きたいか分からなくて変になっちゃったけど許してくだせぇ💦😅
最近、自分の作品グロテスクなの多すぎませんかね????サイコパス疑われてもいいぐらいなんですけどマジで??😕😕😃😕😕
まぁ、次書く作品はホワホワ系の、楽しそうでちゃっかりえちちが入ってる事を願っておきましょう🥲願うだからな?願う🙏😋
それじゃ‼️また次の作品でお会いしましょ〜う‼️👋👋
コメント
7件
多分初コメ失礼します! 長い作品お疲れ様です!Rさんの作品どれも良い作品で飽きません!。今回の普通に泣けます🥺💧 ̖́- これからも頑張ってください!💪🏻 ̖́-
2回連続で長い作品お疲れ様でした!👏✨どれもいい作品で飽きません!😭✨
僕はこういう系の作品大好きの好き好きです🥹🫶 もう人間と魔女っていうのだけで好きになって rdがpnを助けて大好きになって 人間が魔女を♡♡♡っていうことになっても、rdは納得しないので大好きの好きになって pnがrdの目をくり抜いて自分の右目をあげるってなって、rdが違う使い方にするので大好きの好き好きになりました🤟