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ゆうき あきや
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あの目。
あの目を想像すると変に汗が出る。
今日ついに入部した。
初日は新入生同士で部内戦だ。
この部内戦で勝っていけば、俺は試合に出させてもらえる。
「負けられねえな」
「負けるだろ」
谷口はなんでこんなにマイナスな事を言うんだろう。
「さて初戦の相手は……」
あいつ。
髪が長くて…目がある。あいつ…
「黒田…月夜見」
なんか…合ってる名前だ。
ピュー
試合開始。
サーブは俺だ。
とりあえずロングでいくか。
タンッ
タンッ
よし、高く上がった。
ここで俺は強烈なスマッシュを…!!
ダッンン!!
「すげー音」
先輩たちが見てる。
よし、あいつには取れるわけ…!
タッ
「…!?」
なんで…あいつは、俺のスマッシュを堂々と…!
緩急を決められ、シャトルはスッと底についた。
それから、悠々と俺はそいつに決められ、
負けた。
俺は華々しい高校デビューを飾ることはできなかった。
コメント
1件
うわ、これ、めっちゃ青春の匂いがする……。まず「負けられねえな」の直後に谷口の「負けるだろ」が来る空気感、好きです。対照的な二人の関係性が一瞬で伝わってくる。それと、相手の黒田月夜見の「目がある」って表現が妙に生々しくて、なんだかゾワッとしました。タイトル「敗北」、完璧に決まってますね。これからの巻き返しに期待しちゃう。