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え、好き(´・ω・`)
片想いのめめこじです。
めめあべが付き合ってます。苦手な方は自衛お願いします。こじ→→→→めめ→→←←あべ
となっております。康二目線です。
なんでもOKな方はどうぞ⬇
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康二「おれ、めめのことがーーー」
蓮「ごめん、」
…え?
蓮「俺、阿部ちゃんが好きなんだ」
そう言って振られたのが3ヶ月前。付き合ったと報告されたのが、さっき。
なんで、しか頭になくて。答えは明確なのに、分からないフリをして。
きっと、振られてもまだチャンスがあるんだと、好きになって貰えるように努力しよう、なんて思ってたんやと思う。
分かってたんに。めめが一途な事も、簡単に諦めたりせえへんのとも。めめのこと、ずっと見てきたから。
みんなに言うより先に俺一人に言ってきたのも、きっと優しさ。だって、いちいち振った相手に
「応えられなくて、ごめん。でも、康二には俺よりいい人がいると思う。俺、康二の優しい所…とか、良い所いっぱい知ってるから。だから、幸せになってほしい」
なんて、言ってくるんやで?
”俺より良い人”なんて一生見つけられへんよ。だってこんなに言われてもまだ、めめのこと諦めきれへんのやから。それどころかもっと好きになってまうんや。
…それにおれ、優しくなんかないで。
めめから阿部ちゃんが好きって聞いた時、思ったんよ。
─────阿部ちゃん、どうか、どうかめめを好きにならんといて──────
…最低、やろ?
好きな人の幸せを願って諦めるなんてこと、俺にはできんかった。俺以外見て欲しくなんてなかった。めめの隣で笑っとるのは、俺がよかった。
さっきまでめめが座っていた場所を撫でる。まだ暖かくて。きっともう隣に居れるチャンスは無いんやって思って、視界が滲んで。2人がけのソファに点々と染みができていく。
その日は朝までずっと泣いとった。
次の日の仕事、泣きすぎて目が腫れとって、みんなに心配されてしまった。めめが気付いて何か言おうとしたけど、俺は避けた。そうでもせんと、また泣いてしまうから。
出番が来るまで、ずっとしょっぴと一緒におった。しょっぴも何か察してくれたんか今日は少し優しくて、何も聞かんでくれた。
本番少し前、しょっぴと一緒に動画を見よった時。さっくんが阿部ちゃんに何か言ってるのが聞こえて、ついそっちを気にしてしまう。
佐「あべちゃんっ!!これちょっと近すぎない!?」
さっくんがスマホの画面を見せながら阿部ちゃんに詰め寄っている。画面に映っているのは阿部ちゃんと……めめ。
…そっか、付き合ってから距離近くなったから。さっくん、阿部ちゃんのこと大好きやから、嫉妬してるんやろなぁ。
阿「いや、これはファンサ!!ファンサだから!!」
焦ったように答えている阿部ちゃん。バレバレやで。
…まぁ、めめあべ人気やもんな。ファンの皆が知ったらどう思うんやろ。
佐「いくらファンサでも近すぎだから!!」
平和の象徴が言い合いしてるからか皆阿部ちゃんとさっくんの方を見とる。めめの方を見ると心配そうに阿部ちゃんの方を見よって、何故か胸が傷んだ。
佐「めめ!!俺の阿部ちゃん取らないで!!」
阿部ちゃんに抱きつきながらめめの方を睨んでいる(風の)さっくんを見ながら、もうめめのやで、と心の中で悲しいツッコミをする。
…めめこじだって需要あるし、なんて変なところで張り合う。こんなこと思ったって意味がないのは分かっとるけど、思ってしまうのが人間なんだろう。
そんなことを思っていると、ファンサ、という言葉が何故か引っかかる。
…ファンサなら近くても不自然じゃないんよな。
こんなこと思ったらあかん。考えたらあかんって思うのに、思考は勝手に働いてしまう。
──ファンサやったらめめに触れてもええんやないか、って。
ダメなんはわかっとる。こんなことしたら阿部ちゃんをどんな思いにさせるかなんて一目瞭然で。なのに、なんでこんなに心臓はうるさいんやろうか。
鼓動が収まりきらない間に、本番の時間がやってきた。
その日は仕事が終わっても気持ちがふわふわしたまんまで。照兄になんか呼び止められたような気がするけど覚えとらん。
気がついたら家にいて、次のスケジュールを確認しよった。
あ…明日、YouTube撮影。
こんなことしたって何にもならん。あほらし、とこの気持ちから目を逸らそうとする。でも、簡単に消えてはくれんくて。
ぐるぐると考えているうちに、撮影の時間が来てしまった。
企画は2人1組になって競うもので、運がいいのか悪いのかめめとペアでやることになった。めめは気まずそうやったけど、仕事やから顔には出さんようにしとった。
無事俺らのターンも終わって結果発表。何故か俺らのペアが優勝という結果で。
佐「さすがめめこじ!ベストカップル!!」
そう言ってさっくんが俺とめめの距離を縮めてくる。
…今、チャンスなんやないか。
一瞬悪い考えが頭をよぎって。振り払おうとしたけど、拒めんくて。
さっくんが振ったんやから、ボケるだけやから。
そう言い聞かせてめめの腕に抱きつく。
康二「そりゃ、めめのこと大好きやからな!」
大したことやない、けどそれだけで心臓はパンクしそうなぐらい跳ねとって。顔に出さんように必死に笑顔をつくって、めめの顔を見んようにして。
ふっかさんが何かコメントを言って締めた後、めめが何か言おうとしたけど俺はすぐに離れた。
先に1人で楽屋に戻って、その場にしゃがみ込んだ。頭の中はぐちゃぐちゃで、やってしまったという後悔と、申し訳なさ。…触れられた、という嬉しさ。
そう思ってしまう自分が嫌で嫌で仕方なくて。でも拒まれなかったということが嬉しくて。苦しいのか、嬉しいのか、自分でもよくわからなくなった。