テラーノベル
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—— 出発前 ——
— あっきい:
よし!今日は遠出じゃなくて、近場旅行な!
— ぷりっつ:
“ちぐに優しい距離”な。
— ちぐさ:
その言い方やめて……。
— まぜ太:
でも大事。
— けちゃ:
ちぐ、体調は?
— ちぐさ:
……85%。
— あっと:
上出来。
—— 電車内 ——
— ぷりっつ:
修学旅行みたいじゃね?
— けちゃ:
それな。
— まぜ太:
ちぐ、窓側どうぞ。
— ちぐさ:
ありがとう、まぜたん。
(外の景色がゆっくり流れていく)
— あっきい:
なぁちぐちゃん。
— ちぐさ:
ん?
— あっきい:
楽しい?
— ちぐさ:
……うん。すごく。
(それだけで、あっきいは満足そうに笑った)
—— 海辺 ——
— ぷりっつ:
うわ、風強っ!
— けちゃ:
帽子飛ぶぞ。
— あっと:
ちぐ、寒くない?
— ちぐさ:
大丈夫……たぶん。
— まぜ太:
無理なら言え。
— ちぐさ:
……うん。
(波の音が、静かに耳に届く)
— ちぐさ:
……みんなと、こうして外出るの久しぶりだな。
— ぷりっつ:
そりゃそうだろ。
— あっきい:
でもさ、
こういう時間が一番大事なんじゃね?
— まぜ太:
同意。
— けちゃ:
完全一致。
— あっと:
異論なし。
(ちぐさは、小さく笑った)
—— 夕方 ——
(ベンチに並んで座る6人)
— ちぐさ:
……ありがとう。
— あっきい:
なにが?
— ちぐさ:
……連れ出してくれて。
— まぜ太:
それは俺らの都合。
— ぷりっつ:
そうそう。
— あっと:
ちぐが笑ってる方がいい。
— けちゃ:
それだけ。
(胸の奥が、じんわり温かくなった)
— ちぐさ:
……ずっと、こうだったらいいのに。
— あっきい:
そうだな。
— まぜ太:
……でも。
— ちぐさ:
?
— まぜ太:
今があるだけで、十分だろ。
(夕焼けが、静かに空を染めていた)
———
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