映画
(1部歌詞変えてます)
「あ、この映画面白かったよ」
2人がけのソファに座りながらテレビを眺める。こいつが映画の話をするなんて、明日は大雨になるんじゃないか。
「別れた恋人が死んじゃうんだけど」
俺が色々考えているうちにお前はどんどん話していく。まるで俺が存在していないかのように。
「へぇ、映画なんてめずらしい」
誰と見たのかなんて訊けない。お前の悪い癖。
俺らはいつからこうなったんだろうか。気づいたらお前は全く俺の存在に触れなくなって、ひとりで生活しているかのようになっていた。
恐る恐る、肩に触れてみる。
触れた瞬間背筋が凍った。透けて触れることが出来ない。俺は本当に存在していなかったとでも言うのか。今まで普通に生活していたのに。おかしい。
頭が混乱していく。何も考えられなくなるくらい。
「…友達が女に間違われてナンパされたことがあって」
存在していないという事実を否定するかのように俺は喋った。返事なんて返って来るはずもないのに。
「それが…超ウケる話なん、だけど」
結論から話出す、俺の悪い癖。今はそんなこともどうでもいいくらい必死だった。涙がこぼれていることにも気づかず、ただひたすらにお前に喋りかけた。
__ははっ
声が聞こえた。目を擦り涙で霞んだ視界を元に戻す。そこにはもうお前の姿はなかった。
消えていたのは俺じゃなかった。その瞬間、後悔が俺を苦しめたもっとああしておけばよかった。そんなことがキリがないくらい出てきた。
でもやっぱり、1番思ったことはこれだった。
__映画、一緒に見に行きたかったな。
ストーリー支離滅裂すぎてよくわからんくなってしまいました…終わり方もなんか変だし。
ブランクやばいですね、昔みたいに書けるように頑張ります
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