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コメント
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これは、d！様の二次創作です。
ご本人様には一切関係ございません
エセ関西弁、捏造注意
その他の注意書きは第一話を参照ください
でははじまります
ci『遅いぞ〜、syp』
rp『お二人ともお疲れ様で〜す』
店に着くと、入口にほど近い席に2人が座って手を振ってきた。そのまま着席すると、すぐに氷の入った水がテーブルの上に2つ置かれた。
店員は俺たちの見た目があまりにそっくりなので大分びっくりしていたようだ。
ci『やっぱ2人一緒にいると目立つよ』
syp『えー、そんな？』
rp『双子みたいな感じ？』
syp『そゆことか』
ここ、禁煙？、と聞きながらタバコを取り出す。いや返事を待て。
ci『喫煙室はあっち』
syp『遠っ！？』
ci『俺さっき一本やったから』
syp『お前なぁ…』
rp『てか早く頼みませんか？』
ci『あ、確かに！』
syp「何やまだ頼んでなかったんか」
rp『はい、お二人が来るまで待とうっていう話になって』
syp『別に先頼んどってよかったんに。普段だってそうやない？』
ci『いやー、今日はね、イロニーさんがおるから』
syp「いや、そんな、気にかけんでも」
ci『いいじゃん、みんなで頼も！』
メニューを開いて見ると、早速美味しそうな写真が目に入ってきた。今日はいつもより食欲がある。半人前なら食べれそう。
syp「あー…」
誰か俺と半分こしよ？
それが言いたいだけなのに、言葉が出てこない。いつもやったらそんなこと言ったら何されるか分からへんから。
暴力は振るわれないだろうけど…。煽られる？、侮蔑される？、睨まれる？、逃げられる？
いろんな場面を想像した。全部辛い。マシな道なんてない。
syp『イロニーさん』
syp「……、えぁっ！？、はいっ！」
彼の一声で現実に連れ戻される。間抜けな声が出てしまった。
syp『俺あんまし腹減ってないっていうか、一人前厳しそうなんで飯半分こしません？、あ、割り勘で』
ちゃっかり割り勘と約束してくる感じが彼らしいが、ちょうど良かった。
ci『sypはもっと食べなきゃ駄目やろ。またぶっ倒れたらどうすんねん』
syp『完全栄養食あるし大丈夫だろ』
rp『前もそう言って倒れたんやないですか？』
その後頼む物が全て決まり、rpが店員を呼んで手慣れた口調で注文し始めた。
いろいろ話しているうちに料理が運ばれてきて、一斉に手を合わせてがやがやと食べ始めた。
rp『焼き鳥美味っ！』
syp「湯豆腐最高やわ…」
syp『いぇーい、アタリの店やな』
必死に口を動かして食べ物を胃へと送る。食べられる日に食べなければ。
ci『なんかさぁ』
酒が入って幾分か力の抜けた声でciが話し始める。
ci『イロニーさん、棘がなくなったよねぇ』
syp「へ？」
rp『あぁ〜、確かに。雰囲気が柔らかくなったというか』
syp『え〜？、俺にはなんも変わらんふうに見えるけどなぁ』
ci『それはお前が鈍いだけや』
まあ確かにここ数年で一番表情筋使ったかもしれん。それに人とこんなふうに話したりご飯行くのもずっと昔にやったきり。
syp「まあ、そう、かも…？」
自分か気づかないうちに変わっている。これまで心を締め付けていた何かがこちらの世界に来てから外れたのかもしれない。
ci『この世界、幸せ？』
syp「もといた所よりは全然」
syp『やっぱずっとここにおってもいいんやない？』
rp『辛いなら尚更』
それもそうかもしれない。
だって俺があっちの世界にいるメリット、何もないじゃん。
仕事は多少のミスで死ぬほど怒られる。他の幹部たちも壊れていて当てにならん。それでストレスが溜まって飯が食えんくなって訓練で何も成果を上げられない。眠れない。常に恐怖が迫っている。
俺がいなくなったところで、辛くなったから逃げた弱虫だとか、どっか別の場所で自殺したとかそういう話になってすぐに捜索は打ち切られるだろう。何ヶ月も捜索したって仕事に支障をきたすだけだ。そんなこと、あの書記長が許さない。
ここにいようか、永遠に。
無理だよ。
俺、ここの世界の人じゃないもん。
見てみ？
俺がこの世界に残っても、金輪際世界に混ざれない。
俺が異質な存在。ただそれだけ。
ただそれだけなのに、この世界に俺はいれないんだ。
目の前にいる3人とだって、混ざれない。仮に俺があの秘密結社に居場所を貰えたとしても、結局は違う存在だから。この3人だから、この3人は幸せなんだ。
同じように、あの秘密結社の面々も、あのままだから楽しくやっていける。
ずっと感じてた疎外感の正体を突き止めて、俺の気持ちは急速に冷めていった。
あの世界に帰るしかない。
syp「すみません、明日、俺は元の世界に帰ろうと思います」
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何日ぶりの更新でしょうか。
日本語って難しい…。
ちなみにこれまでイロニーくんは敬語を使ってませんでした。昔は敬語で喋ってたんですけど、軍に入ってからは敬語だとナメられてやっていけなかったようです。
夏休み中に完結できるか？
それでは、さようなら〜
