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足を入れた瞬間にポチャンって音がした

その音にびっくりして肩を跳ねる

恐る恐るもう片方の足も入れる

また、ポチャンと言いびっくりした

ようやく、熱が伝わり、温かさが足に伝わる

それから、ずっと突っ立っていると侍女に声をかけられた

「あの、ノワール様」

「はい?」

「寝っ転がっていただいて…。」

寝っ転がる?ん?

「横になるといいますか…。」

横になるって何?

混乱状態の僕を見かねたのか、手で支えられ、本来の形となった

そして、あわあわの白いもので僕の体を擦る

それを眺めている

全身に温かいなにかに包まれているような感じだ

母に抱きしめてもらっているような…。そんな感じ

母に会いたい。会って話がしたい

何を話そうか…。そう考えるけど、ノワールはここ数年、牢獄に居たため話題がない

必死に牢獄にいた頃の思い出を遡ろうとするけれど、何も思い浮かばない

そんなことを考えているうちに僕のゴシゴシ掃除は終わってしまった

「ノワール様、体をお拭き致しますので、湯船から出てくださいませ」

湯船?あっ、これのことか!

寝っ転がるということは分からなかったが、立ち上がることは分かる

ノワールは立ち上がったが、出るということがわからない

ん?と首を斜めにしていると「片足をだして、もう片方を出すんです」と侍女に言われ、やくわかった

出た後に、3人に布?みたいなものでゴシゴシ拭かれて綺麗さっぱりになった

その後、着替えも侍女達にやってもらった

1人の侍女が着替えて、固まっている僕に向かって「案内しますので着いてきてください」と言われたのでついて行く

2人の侍女はついて行かずに湯船?って言うんだっけ?を布でゴシゴシしているのを横目に、部屋を出た

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