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コメント
3件

え〜何ですけど 何が起きてるの 解決策は… でも 誰も責めない 優しい一言が染み渡りますね。
ああ、第12話……すごく良かったです。冒頭の地下駐車場の静けさと緊張感から始まって、まさか事務所の上層部みんなが知ってた、しかも他にも同じようなケースが……っていう展開は本当に驚きました。でもそれ以上に、チーフマネージャーが「謝らないでください」って言う阿部に「その気持ちは当然だ」と返すシーンが沁みました。一人じゃなかったんだなって。まだ解決してないけど、向き合ってくれる人がいる──その一文に全部詰まってる気がします。優しい世界だなあ……😢
佐久間の車は地下駐車場へゆっくりと滑り込んだ。
エンジンが止まり、静寂が車内を包む。
「着いたよ。」
佐久間が振り返ると、阿部は緊張した面持ちで小さく頷いた。
「……うん。」
両手は膝の上でぎゅっと握られている。
その震えに気づいた目黒は、そっと手を重ねた。
「大丈夫。」
阿部は目黒を見つめ、ゆっくりと息を吐く。
「ありがとう。」
目黒はスマートフォンを取り出し、担当マネージャーへ電話をかけた。
「もしもし、お疲れ様です。今、地下駐車場に着きました。」
『分かった。すぐ行く。』
短いやり取りで電話は切れる。
「もう来るって。」
三人は車内で静かに待った。
数分後。
エレベーターの扉が開く。
現れたのは担当マネージャーだけではなかった。
チーフマネージャー。
さらに数人のマネージャーたちが足早にこちらへ向かってくる。
「……え?」
佐久間が思わず声を漏らす。
「こんなに?」
目黒も首を傾げた。
「ただ話を聞くだけにしては、多くないか……?」
阿部も窓の外を見つめる。
どのマネージャーも真剣な表情をしていた。
車の前まで来ると、担当マネージャーが軽く頭を下げる。
チーフマネージャーが一歩前へ出る。
「……阿部。」
穏やかな声だった。
「本当に申し訳なかった。」
「……え?」
阿部は目を瞬かせる。
謝られる理由が分からない。
チーフマネージャーは深く息を吸い、静かに続けた。
「実は……君から『高熱で休みたい』と連絡があった頃から、私たちはある可能性を考えていた。」
三人は顔を見合わせる。
「可能性……?」
目黒が問い返す。
チーフマネージャーはゆっくり頷いた。
「ここ数日で、事務所内に同じようなケースが起きている。」
「……同じ?」
「そう。」
「現在、所属タレント数人が、突然女性の身体へ変化している。」
「……!」
車内の空気が凍りつく。
佐久間は思わず息を呑んだ。
「本人たちも混乱していて、私たちも原因がまったく分からなかった。」
「警察や病院とも相談しましたが、医学的な説明はついていません。」
チーフマネージャーが阿部を見る。
「阿部が高熱で仕事を休むと言ったとき……。」
「タイミングがあまりにも一致していた。」
「だから私たちは、『阿部にも同じことが起きているかもしれない』と考えていた。」
阿部は言葉を失う。
「じゃあ……。」
「知ってたんですか……?」
「確信はありませんでした。」
チーフマネージャーは首を横に振る。
#AI
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篝火

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「だから無理に問い詰めることもしなかった。」
「もし違っていたら、ただ体調を崩している君を余計に苦しめてしまうから。」
担当マネージャーも申し訳なさそうに俯く。
「でも……。」
「一人で抱え込ませてしまった。」
「もっと早く、こちらから『何があっても相談していい』と伝えるべきだった。」
チーフマネージャーは深く頭を下げた。
「本当に申し訳ない。」
しばらく静かな時間が流れる。
阿部はその姿を見つめながら、小さく首を横に振った。
「……謝らないでください。」
震える声だった。
「俺も……。」
「誰にも言えなくて。」
「信じてもらえないって思って。」
その言葉に、チーフマネージャーはゆっくりと顔を上げる。
「その気持ちは当然だ。」
「だからこそ、今日は一人で来なくてよかった。」
そう言って、目黒と佐久間へ視線を向ける。
「二人とも、支えてくれてありがとう。」
目黒は静かに頷き、佐久間は「当たり前だろ」と力強く答えた。
自分だけではなかった。
まだ何も解決していない。
それでも、この出来事に向き合おうとしてくれる人たちがいる。
その事実が、阿部の心を少しだけ軽くしてくれた。