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◇◇◇◇◇


新しいなかま!


「レイラさんの新しいジョブが奏姫ってなってるな。ちょっとユニークすぎるんやけど。

スキルが奏術ってなってるから、奏でるってことなのかな?

レイラさん!奏術のレベル1ってどんな術なんですか?」


「はい、解呪みたいです。指をパチンとすると、呪いとか状態異常が解除されるみたいです。」


「お!指パッチン!

自分以外にも使えるの?」


「はい、大丈夫です。」


「おー!いいじゃない!死神で苦労したからね!これはいいよ!ファインプレー!」


「そうですか?嬉しいです。」


「まずは、ダンジョンに行って、レイラさんのレベルを上げとく感じで行きますからね。

隠密スキルは使えますよね?

一度、やってみて!」


「はい、隠密!大丈夫ですか?」


「そっか。僕たちにはわからないんだった。

たぶん、大丈夫。じゃ、行きますか!」



カグヤ様号に乗せてもらって、トニナダンジョン方面に飛んでいきます。

はじめてのレイラさんは興奮気味で、ものすごく嬉しそう。こっちまで嬉しくなっちゃうね。


「お頭♡なんか、あっちの方向で、人が襲われてるみたいだよ。」


「ん?モンスター?」


「違うよ♡人に襲われてる!」


「うーん、どうしよう?

ちょっと見に行ってみるか。カグヤ様!モニカのいう方向に進路変更お願いします!」


「おーけー!」


少しの間、飛んでいると確かに人同士で戦闘が起こっている。もうほぼ決着したみたいやけど。ちょっと遅かったか。


「カグヤ様!一旦あの近くに降りてもらえますか?」


「おーけー!」


地上に降りて、隠密のまま様子を見ていると、武装集団に商人が襲われたようだった。

すでに商人とその護衛たちについては、琴切れているみたいだ。


武装集団は残された馬車の積荷を確認している。


「隊長!積荷の中に5人いました。」


なるほど、あの人がこのグループのリーダーやね。


馬車の積荷から、5人の少女が出てきた。少女の首には隷属の首輪がついている。


ということは、盗賊に奴隷商人が襲われたってことか。ひどい。


これはほっといたらあかんやつやな。あいにく、盗賊たちのBPは高くない。と言っても、僕ら基準ですけど。


「みんなは待機してて。ちょっと、彼女たちを助けてくる!」



「ユメ!ちょっと待ち!」


「はい?」


僕は行こうとして、急に止められたんで、勢いで転けた。新喜劇並みにずっこけた!



グループの隊長と呼ばれている人が、少女たちの前まで行って、膝をついて話しかけてる。


「もう大丈夫だ。俺たちは奴隷解放軍だ。お前たちを助けに来たんだ。俺はここの隊長をしているホルヘだ。良く頑張ったな。一緒に俺たちの拠点に連れて行ってやるからな。」


今まで、感情が削げ落ちていた少女たちにも安心したのか、急に泣き出した。


「そこに誰かいるな!まだ残ってたのか?出てこい!」


やっぱり見つかってしもた。さっき、出て行こうとして、隠密解除して盛大に転けたからね。もう、出ていくしかないな。やってしもた。


「どーも、はじめまして、通りすがりの冒険者です。お邪魔してすいませんでした。

では、失礼します。」


僕は立ち去ろうとして、奴隷解放軍の隊長に声をかけられた。


「待て待て!」


「はい、なんでしょう?」


「なんでしょうって、そのまま立ち去ろうとするなよ。お前、黒の軍団の頭領だろう。ちょっと話をしないか?」


「え?」


うそーん。なんでバレてるんですか?


「なぜ、僕が黒の軍団の頭領だと。」


「俺たちの情報網を甘く見ちゃ行けねえぜ!ここでは情報が命だからな。その独特な格好を見ればすぐわかる。黒眼で黒装束だからな。それにそのマークも出回ってるぞ。お前たちは俺たちの中では超有名だからな。」


『カグヤ様!』


『大丈夫や。そいつに殺気はない。』



「そうなんですね。お話しってなんですか?」


「おー、ありがとう!聞いてたと思うが、俺たちは奴隷解放軍だ。奴隷制度に不満を持っているメンバーで立ち上げた集団だよ。


お前たちの異常な強さは聞いている。俺たちの集団が束になっても敵わないってこともな。

それと、黒の軍団が帝国入りしているという情報も掴んでいたんだ。本隊も黒の軍団の動向を気にしている。王城入りしたって言うしな。

だから、ここからが相談なんだが、俺たちの活動については目をつぶってほしい。帝国側につかないでくれってことだ。

俺たちも信念を持って活動している。理解してくれると助かる。」


『カグヤ様!』


『大丈夫や!うそはゆうとらんな。』



「はい、わかりました。元々、帝国には思うところがあるので、大丈夫ですよ。」


「そうか!それはありがたい。本隊に連絡しておく。黒の軍団は予想通りだったとな!笑。


ところで、これは私的な質問だが、奴隷制度に対してどういう印象を持っているのか、聞かせてくれないか?」


「僕個人の意見ですけど、奴隷制度をあまり知らないので、なんとも言えないですが、帝都で見てきた奴隷に対する光景は好きになれませんでしたね。」


「なるほど、同志だな。もう同志だよ!」


早いな。こういう人好きかも!


◇◇◇◇◇


【黒の軍団《ル・ノアール》】-なかまシステムで美少女テイム軍団増殖中?-

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