休み時間。
スマホをいじってたら、
急に目の前に現れる人影。
顔を上げると元貴が立っている。
水瀬「なに?」
大森「いや、別に?」
水瀬「いやいや、めっちゃ見てたじゃん。」
大森「なに見てるの?」
大森「さっきからずっとスマホ見てるけど」
水瀬「あぁ、これ?」
スマホを見せると推しのアイドルの画像。
私にも推しというものはいるのです。(
水瀬「めっちゃかっこいくない?、やっぱ最高だねぇ〜。」
自分の方へとスマホを戻そうとすると
手首を掴んで無言で見る元貴。
水瀬「え、なに?」
大森「別に」
水瀬「いや、めっちゃ見てるけど」
大森「….そんなに好きなの?」
水瀬「そりゃもう、めちゃくちゃ!」
水瀬「ライブとか行きたいし、ファンサとかもらえたら最高だよ。」
大森「ふぅん」
水瀬「え、なにその反応」
大森「べつに」
水瀬「え、もしかして」
大森「嫉妬とかじゃないけど?」
ん?(
水瀬「まだなにも言ってないけど?」
自分で先言うとか、
馬鹿じゃん。(
大森「….その人より僕が手振ったほうがよくない?」
水瀬「はい?」
大森「ほら、こうやって」
そう言って真顔で手を振ってくる元貴。
なにやってんの?(
控えめに言って面白い。
水瀬「いやいや、違うから笑」
大森「なにが?」
水瀬「ファンサってそういうんじゃなくて、!」
大森「はぁ。推しがファンサするだけで喜ぶってちょろいね。」
水瀬「じゃあ元貴がファンサしてくれるの?」
大森「….まぁ考えとく」
大森「その時の気分」
水瀬「いや、してくれるのかっt」
大森「ほら、帰るよ」
突然スマホをポケットの中に押し込まれる。
あぁ。(
水瀬「ちょっ、待って、!」
大森「いいじゃん。スマホなんか後で」
水瀬「待って、!推しの画像をもう一回見」
大森「だめ」
水瀬「いや、なんで、!」
大森「僕の方見て」
大森「僕のほうがかっこいいでしょ?」
七瀬「え、?」
大森「僕を、見ればいいじゃん」
水瀬「え、なにそれ。めっちゃかわいい」
大森「は、?」
水瀬「んふふ〜、嫉妬ですか、?笑」
大森「してないし」
水瀬「えー。うそ、嫉妬してるじゃん、!」
大森「……もういい」
水瀬「ちょ、どこ行くの?笑」
大森「…..帰る」
水瀬「待って、〜!笑」
___end
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!