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絶頂ねあそこもここも濡らして（🍏短編集）

第44話 - 浴衣1⃣💛💙嫉妬①

1,152

2025年10月14日

#Mrs. GREEN APPLE🍏

#R18🔞

#夢小説注意⚠️

#大森元貴

#若井滉斗

#藤澤涼架

🍌🍏

更新久しぶりすぎて申し訳ないです💦

ちょースランプで何も書けなくて🥺

だけど頑張ったのでよかったら

見てください！

今回はくもりさんのリクエスト！

花火に夢中ではしゃぐりょつに嫉妬しちゃうわかぱさん！

どーぞ！

滉斗side

今日は久しぶりの全員オフ。

ちょうど近所で祭りがあるらしいので、3人で行くことになった。

東京のまぁまぁ大きな祭りだから、出店の数もそれなりにあり、フィナーレを飾る花火も2万発以上と盛大だ。

昨日寝る前に花火のとき、俺からちゅーしてみようかな、なんて計画しちゃって。

あぁやばい、超たのしみ！

涼ちゃん、浴衣着てくるかなぁ…

どんなのでも絶対かわいいよなぁ、

高鳴る胸を抑え、想像の扉を開く。

藤澤「じゃーん！若井見て！浴衣着てきたの！どう？かわいい？」

若井「うん！めっちゃかわいいよ！」

藤澤「わぁい！嬉しい〜！若井の浴衣姿も超かっこいいよ！」

若井「へへ、ありがとう！」

…なんてベタな妄想をして1人でニヤついているとスマホが静かに連続して震えた。

若井「はい、もしもし？」

大森「もしもし？お前、変な妄想とかしてないで早く準備してこいよ。」

若井「はっ、？！し、してねぇよ！てか、なんでそんなのわかんだよ！」

突然の着信の第一声で的確に今の自分を言い当てられて思わず取り乱してしまう。

大森「なんとなく？まぁ、幼なじみの勘、ってやつだよ。」

若井「い、意味わかんねぇし！とりあえず用意するから切るぞっ！」

バレていたという恥ずかしさと焦りからつい、早口で誤魔化すと、慣れたことのように元貴は軽く返事する。

大森「はいはい、いいから早く来いよ〜

ま、俺より遅かったら涼ちゃんと”2人で”楽しむだけだけどね〜」

若井「え、あ、ちょ、それどういう…！」

聞き捨てならない言葉に慌てて反応するも、スマホからはツーツー、と無機質な音が鳴り響いていた。

…急がないと。

急いでベッドから立ち上がり、クローゼットを開ける。

昨日の夜、いっぱい練習したから着付けは完璧なはず…！

そう意気込んで、用意していた猪の目模様の浴衣を手に取る。

難しくて何度もやった帯も今日は1回で綺麗にできた。完璧に髪の毛もセットして、お気に入りのアクセサリーも付けて。

あとは荷物…

スマホ、財布、それと…涼ちゃんすぐこぼすからウェットティッシュももってかないと、、

いつものように準備を進めていく。

よし、おっけー！

若井「いってきます、！」

エレベーターを降り、エントランスを小走りで抜けて、呼んであったタクシーに乗り込む。

公道を走るタクシーに揺られながら、涼ちゃんに会ったあとのシュミレーションをする。

どんな話をしようか。何を食べようか。

少しでもかっこいい所を見せたくて、そんなことまで練習してしまう。

周囲の車が走る音がだんだん少なくなってきて、集合場所へ迫っていることがわかり、どくん、どくん、と胸が大きく弾み始める。

運転手さんに代金を渡し、緊張しながら駆け足で待ち合わせ場所の木に向かう。

到着して周りを軽く探してみるが、良いか悪いか2人の姿はない。

焦ってスマホを取りだし時間を確認すると、予定の時間より30分早く着いていた。

若井「良かった…」

焦る気持ちが先走りすぎて、時間を見るのも忘れてしまっていたみたい。

安心した俺は少し崩れてしまった髪型をサッと治し、カメラロールにある涼ちゃんの写真を眺めながら待つことにした。

あ、これドライブデートのときの。

酔った涼ちゃんがにっこにこで甘えてきて可愛かったんだよなぁ…

幸せな思い出がありありと蘇ってきておもわず笑みがこぼれる。

すると背後から少しからかいを含んだような、聞き覚えのある落ち着いた声が聞こえた。

大森「何ニヤニヤしてんだよ。またエロいのでも見てんの？」

若井「っな、！ちげぇよ！」

振り返ると元貴がいたずらっ子の様な笑みを浮かべて、俺を面白そうに見ていた。

大森「じゃあなに見てたの笑」

若井「涼ちゃんの写真だし」

大森「ふぅん。」

大森「見せてよ」

若井「えぇ…うーん…いいよ」

大森「いいんかい」

涼ちゃんがくるまで、涼ちゃんの写真を見て待つことにした。

若井「これは水族館デートのときのやつで〜」

ひたすらスワイプして、たくさんのかわいい涼ちゃんを見せる。

若井「これは〜お泊まり会のときのやつで〜」

すっ、すっ、と画面で指を滑らせていると、ひとつとんでもない写真が混ざっていた。

大森「あ。」

……いやまってまって、なんでこんなのあんの！？聞いてないって…！！

頭をフル回転させて、瞬間的にスマホを伏せて写真を入れ替える。

大森「ちょ、もっかい見して笑」

若井「やだやだ！絶対無理…！」

と言ってもいつの間にかスマホは奪われていて、画面に大きく映し出されていたのは涼ちゃんが撮ったであろう、行為中の俺の姿だった。

身体のあちこちに愛の印が付けられていて、情けない顔を晒している。

若井「か、返して…///」

大森「ん、……えろ。」

元貴は素直に返してくれたものの、最後の小さな一言で俺の恥ずかしさは限界突破。

ほんと最悪…///

そんな中、俺の気持ちなんてつゆ知らず、涼ちゃんがほわほわとした空気を漂わせてやってきた。

藤澤「お待たせ〜2人とも早いね〜…ってあれ？若井なんでそんな顔赤いの？」

この天然ド変態…

若井「りょーちゃんのばか…///変態…///」

顔から火を吹きそうなほど恥ずかしくなった俺は、1人で出店の方に歩き始めた。

大森「ﾘｮｳﾁｬﾝﾉﾍﾝﾀｰｲ♡」

藤澤「え、なになに！？ちょっと待ってよー！」

……

しばらく回っているうちに、恥ずかしかった気持ちはだいぶ薄れて、出店を楽しめていた。

ヨーヨー釣りでゲットしたヨーヨーをはねさせながら歩いていると、涼ちゃんが声を上げた。

藤澤「みてみて！わなげだって！やろ！」

若井「おー！やろー！元貴も！対決ね！」

大森「はいはい笑」

わなげの出店を見つけてテンションが上がった俺たちはうきうきでおじちゃんにお金を渡す。

藤澤「僕ぜんぶ入れちゃうからねっ」

若井「俺もそーだしっ」

…

結果

若井･･･1本

藤澤･･･1本

大森･･･1本

『兄ちゃんたち下手くそだね〜笑』

わなげのおじちゃんに笑われてしまった。

悔しい…

全員わかりやすくしょんぼりしていると、視界の端にりんご飴という文字が見えた。

若井「あ、りんご飴！食べよ！元貴はいちご飴ね！」

大森「いちご苦手だって知ってんだろ！」

若井「へへ笑」

下がっていたテンションが上がり、駆け足で買いに行く。

バンド名にAppleが入っている以上これは食べないとね！俺らグリーンアップル大使にも任命されたしっ！お祭りといえばでしょ！

一つだけ買って涼ちゃんと半分こする。

ふたりでりんご飴を食べていると、元貴がいないことに気がつく。

若井「あれ、元貴がいない…！迷子！？」

そのタイミングでスマホに1件の通知が。

藤澤「元貴からだ。」

大森『あとはお2人でお楽しみくださいな〜』

なにそれかっこいいことすんじゃん…

また今度トマトパスタ奢ろ。

心の中で元貴に感謝していると、涼ちゃんがおずおずと話しかけてくる。

藤澤「移動…する？」

若井「しよっか、！」

こっからは俺がエスコートするぞ！と静かに意気込み、そっと涼ちゃんの手を取る。

若井「俺、花火が綺麗に見える隠れスポット調べてきたんだよね！行こ！」

藤澤「…うん！」

人混みのなか手を繋いで歩く。

少し丘を登るとさぁっ、と視界が開け、目的地に辿り着いたことが分かる。

花火の時間までそばにあるベンチに座って休む。まだ手は繋いだまま。

藤澤「まだかな〜」

今日こそは俺からキスする、と決めていた俺はちらちらと様子を伺い、心の準備をする。

少し体を寄せ、美しい横顔を眺める。

名前呼んで、こっち向いたらちゅってする。

…よし。

若井「っ、涼ちゃん！」

藤澤「んー？なぁに？」

う、やっぱ無理だぁ…

キラキラと輝く瞳に見つめられ、面映ゆさで動けなくなってしまう。なんとか言葉を捻り出し、その場を切り抜ける。

若井「ゆ、浴衣姿可愛いね、！めっちゃ似合ってる！」

藤澤「ありがと！若井もその浴衣似合っててかっこいいよ！」

若井「へへ、ありがと…」

あんだけシュミレーションしたのに…

情けない気持ちで下を向いていると、突然顎を持ち上げられ、唇にキスを落とされる。

若井「え、」

藤澤「ふふ、かわい笑滉斗、大好きだよ」

そう笑いかけられた瞬間、ぱっと夜空に花火が咲いた。

藤澤「あ、花火！」

固まっている俺を置いて、花火と涼ちゃんは盛り上がっていく。

手、離れちゃった…

てかさっきの雰囲気どこいったの？

藤澤「わー！綺麗！すごーい！」

さっきまでのかっこいい姿とは打って変わって無邪気に花火を見てはしゃいでいる。

藤澤「おー！うわー！」

…いや夢中になりすぎじゃない？

俺のこと忘れてる？てか、そこは俺に夢中になってくれるとこじゃないの？

不満な気持ちを全面に押し出して見つめてみても、花火に見蕩れて全然気付かない。

だめだ、こうなった涼ちゃんの気持ちの矢印はテコでも動かない。

俺は諦めて静かに花火を楽しんだ。

…

藤澤「いや〜花火綺麗だったねぇ」

若井「そうだね…」

あの後も全然こっち見てくれなかった。

こんなかっこいい恋人が横にいるのに花火ばっか見る？？ありえないんだけど、！

ひとり不貞腐れていると、涼ちゃんが口を開いた。

藤澤「ねぇ、若井明日予定ある？」

若井「んーん、ないよ」

藤澤「じゃあ、うち泊まりにおいでよ！」

若井「それはいいけど…」

まだ少し拗ねていた俺は雑な返事をしてしまう。ダメなのは分かってるんだけど…

そんな俺の応答をものともせず、涼ちゃんは話しを続ける。

藤澤「それでさ」

それだけ言うと涼ちゃんは俺の腰に手を回しながらある言葉を口にした。

藤澤「”今夜、一緒に月を見ようよ”」

若井「っ、」

その言葉を聞くだけで俺は腰がびくん、と跳ねてしまう。

これは俺たちだけのお誘いの言葉。

理由は初めてシたときにとても月が綺麗だったから。

若井「俺もそう思ってた…///」

涼ちゃんからのお誘いが嬉しくて、さっきまでの気持ちなんてもう残っていなかった。

その後、タクシーに乗って涼ちゃんの家に着いたところまでの記憶は無い。

……

涼架side

元貴が僕らを気遣って2人にしてくれたあと、若井がエスコートしようと頑張ってくれているのがわかって。

それが可愛くて僕はまた意地悪をしてしまう。

花火が綺麗に見えるところまで連れて来てくれたけど、ずっと若井がそわそわしてる。

藤澤「まだかな〜」

花火も若井の行動も。待ってるんだけどな。

ちょっとずつ近づいてくるのかわいい。

若井「っ、涼ちゃん！」

藤澤「んー？なぁに？」

やっと呼んでくれた。

僕は若井の目をしっかりと見つめる。

若井は暗闇でも分かるくらいに顔が真っ赤になっていって、目が泳いでる。

口がちょっと『う』の形になってて何をしようとしているのかわかった気がするけど、あえて気付いていないフリをする。

3秒くらいそのままだったけど、若井は恥ずかしくなったのか、

若井「ゆ、浴衣姿可愛いね、！めっちゃ似合ってる！」

と、誤魔化されてしまった。

藤澤「ありがと！若井もその浴衣似合っててかっこいいよ！」

若井「へへ、ありがと…」

そう言い、下を向いてしゅんとしてしまった。

あー、もうほんとにかわいい。

愛おしさが溢れて僕は若井の顎に手を添え、唇をそっと重ねる。

若井の目が驚いたように開いていく。

若井「え、」

藤澤「ふふ、かわい笑滉斗、大好きだよ」

そう言った瞬間、視界が一気に明るくなった。

大きな音と共に広がる光。

藤澤「あ、花火！」

わざと手を離すと、悲しそうな顔をしているのが見える。

藤澤「わー！綺麗！すごーい！」

最初は嫉妬してくれないかな〜って思って花火だけを見ていたけど、途中からほんとに夢中になっちゃって、気がついた時には若井がすごく不貞腐れていた。

はぁ…その顔がすっごくかわいいのそろそろ気付いてくれないかな？

我慢出来なくなって、お誘いの言葉をかける。

藤澤「”今夜、一緒に月を見ようよ”」

若井「っ、」

腰に手を回して言うだけでこんなにビクビクしちゃってさ。

すると若井は照れながら

若井「俺もそう思ってた…///」

って。

…もう無理。急いで帰ろ。

若井の手を引いて早歩きで公道に向かい、呼んでいたタクシーに乗り込む。

玄関の扉を閉めた途端、補強材だった人の目という糸が無くなって理性がぐらつくが、なんとか耐える。

藤澤「若井、お風呂入っておいで。」

長すぎるので一旦ここで切ります！

続きはすぐ投稿するので待っててくれると嬉しいです🙇🏻‍♀️

この作品はいかがでしたか？

1,152

9件

投稿ありがとうございます！！なんでもお見通しな大森さんもがんばる若井さんも余裕のある涼ちゃんも最高ですでも涼ちゃん、かわいい若井さんに勝てるかな…( ¯ᵕ¯ )

貴方様は天才ですか？神様ですか？仏様ですか？天才すぎて♡1000にしちゃったほんと大好き

ねーマジ天才って読みながら心ん中で叫んでましたぜ続きたのしみにしてるねん

🍌🍏

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