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ある日ーー
○○「おい、佐久間ー。掃除当番、変われや」
🩷「え……なんで」
○○「なに?」
🩷「……わかったよ」
一瞬の沈黙。
○○「ふはっ、ちょろ」
○○「遊び行こーぜ」
笑いながら教室を出ていく。
このクラスにも、嫌なやつは山ほどいる。
──放課後。
ぽつん、と一人で掃除をする。
ほうきを動かす音だけが響く。
💚「あれ?佐久間くん?」
ひょこっと顔を出す阿部。
🩷「阿部くん!?」
💚「なんで一人?」
🩷「あー……実は」
経緯を話す。
💚「ふーん」
その一言が、やけに軽い。
💚「俺も手伝うよ」
にこ、と笑う。
いつもの優等生の顔。
……でも、どこか冷たい。
🩷「え!?悪いよ!」
💚「お話もしたいしさ」
距離が近い。
🩷「あ、ありがとう……」
他愛ない会話。
でも、視線を感じる。
💚「ところでさ」
💚「掃除当番変われって言ったやつ、誰?」
笑顔のまま。
🩷「え、えっと……○○くんと○○くん」
💚「あー、あいつらか」
即答。
🩷「別クラスなのに知ってるの?」
💚「全生徒、把握してるよ」
さらっと。
🩷(怖すぎだろ……!!!!)
💚「うーーん、、そっかそっか」
💚「わかった」
🩷(何が!?)
その日の阿部は、やけに機嫌がよかった。
──数日後。
掃除当番の日。
○○「お、おい!」
🩷「え?」
○○「この前、変わってくれただろ?今日は俺たちがやるから!」
笑顔。
でも、どこか引きつっている。
🩷「え?いや、いいよ」
○○「いいから!」
ほうきを奪われる。
○○「じゃ、また明日な!」
🩷(……あいつら、どうした?)
そう思いながら、廊下を歩く。
背後から声。
💚「よかったね」
振り向く。
いつの間にか、阿部が立っている。
💚「心改めたのかな♪」
その目は、優しい。
でも。
ぞくり、とした。
なにが起きてるんだーーー?
つづく。