ガチャ
照「翔太!涼太くん!無事!?」
目黒「ちょっと誤解生む言い方やめてっ」
照「あぁごめんっ………てあら、」
目黒「ん?」
翔太「んお、おかえり。慌てすぎな?」
涼太「あ、照くん…目黒くん」
目黒「あら抱っこ。甘えるんですね宮舘くん」
涼太「…悪かった…ですか?」
照「全然!甘えるっていいことだよ~!笑」
涼太「……んふっ…良かった..笑」
翔太「涼太っその笑顔は俺だけのっ!」
涼太「ふふっ…重たい彼氏?」ニコッ
翔太「重たくない!彼氏は彼氏だけど!」
涼太「んふふ笑…」ギュッ… スリスリッ
翔太「ふははっ!笑」 ギュッ
照「世界に…入ってしまった」
目黒「ぶふッ!あははっ笑、仲いいねっ笑」
阿部「何あれ…尊いぃ!」
佐久間「阿部ちゃーん…水こぼしてる…笑」
康二「あーぷやばっ笑」
ラウ「あはは!!笑」
深澤「ふははっ笑笑 」
涼太「しょた、ご報告するんでしょ…?」ニコッ
翔太「あ!またそんな顔して!可愛いやつめ~!笑笑」
涼太「んふふっ笑」
翔太「よしっ!じゃあ報告しよっか?」
涼太「ん…!」
翔太「さて、まず報告が遅くなってすまん」
阿部「ううんっ色々あったし、謝らないで」
翔太「ありがと」ニコッ
「…それで、目黒と康二の事件があって…1年半くらい。俺は何も学ばなかったわけじゃない」
目黒「………コクッ」
康二「ぅん」
翔太「でも俺はその学びを活かせなかった。今回は同意とは言え、この立場でこんな状況にしたのは本当にごめん」
涼太「…………」
翔太「だからといって、無責任なこともしたくない。俺は心から涼太を愛してんだから」
深澤「ふぅ~…」
照「ふっかうっさい」
深澤「あ、ごめん」
翔太「………ふぅ、マジで言うと遅くなったけど。」
「涼太、妊娠してます。俺も涼太もこの子を産みたい。育てたい。不自由な思いさせない。」
「だから、俺たちを理解してくれますか…?」
ラウ「翔太くん…」
佐久間「……素敵なことじゃない?」
翔太「え…」
佐久間「人に興味なかった翔太が、涼太に出会った事で生き生きして、ましてや守りたい存在になって、それが増えて…いいことだよ。素敵だよ」
照「うん、本当にそうだな…笑」
深澤「だな!わら」
目黒「ですね笑」
康二「珍しく頼もしいしょっぴー見たわ!」
阿部「ふふっ、尊いね?笑」
ラウ「阿部ちゃん…笑、まだ言ってる」
翔太「みん…な…ウルッ」
照「翔太、泣くのはあと。先に…俺たちからの願望ね?…涼太くんのお話も聞きたいな」
涼太「え…俺……の?」
ラウ「確かに!翔太くんへの気持ちとか!笑」
涼太「俺…は、…」
俺は、
世界から逃げたくて、現実逃避したくて
“推し”という存在を作りました
それは紛れもない、今も変わらない“渡辺翔太”
あの日、
助けた人が翔太だなんて思いもしませんでした
翔太は俺をその時から大切にしてくれました
俺は大切にされた覚えなんてなかったから
これが人の“心”で“温もり”なんて
気がつけなかったんです
翔太と過ごすうち、
俺には“感情”がないことを知りました
“涙”を忘れてました
“嬉しさ”がわかりませんでした
“可愛く、カッコいい”がわかりませんでした
初めて思い出した感情は“怖い”でした
でもあの時翔太は一緒に泣いてくれました
人の温もりを知りました
翔太が元気のない日、
俺は彼に触れて元気づけたいと思いました
これは教えられたからじゃなくて、
自分からしたいと思った行動でした
彼からのキスは、
昔のトラウマを思い出させました
翔太は怖くないのに、勝手にあの人に重ねて
震えました
でも、やっぱり彼は優しかったです
ゆっくりと俺の話をきていくれて
最後には“大好き”と言う言葉をかけられました
優しい彼が、俺も大好きです
皆さんにあった日、
拒絶されたのが少し怖くなって逃げました
それでも翔太は優しい言葉で
“怖かったね、ごめんね”
“家で持っててくれる?”って
愛されるってこういう事なんだって思いました
そして、
翔太は俺の意思をわかってくれて…
涼太「俺は妊娠して、皆さんの前にいます」
「正直…今も怖い…皆さんが怖いんじゃない。」
「でも………何かが怖い」
翔太「涼太……」
涼太「でも俺は怖がってられない、この子の親になる。前の子も愛せなかった分愛したい。愛さなきゃいけない。」
「……これが俺の出す気持ちで…答えです」
阿部「ふふっ……んふふふっ…」
佐久間「何阿部ちゃん…怖いって」
阿部「いや尊い……なって! 」
深澤「今言うことじゃないね~わら」
阿部「まぁ尊いのは本当だとして、」
「俺は翔太を褒めてあげたいねっ」
「そして涼太くんには“ありがとう”って言いたい」 ニコッ
翔太「褒める?」
涼太「ありがとう…?」
阿部「うん!翔太が人のためにここまでできるって、そして選んだ相手が涼太君だったことに対して凄く褒めたい」
「涼太くんは、心を開いてくれてありがとう。翔太との関係に葛藤してくれてありがとう。…最終的に、翔太を選んでくれてありがとう」
翔太「阿部ちゃん…」
涼太「…あべ…くん」
阿部「ふふっ笑、ねっみんな、この2人俺たちで支えない??」
照「俺は元々そのつもりっ笑」
ラウ「俺も!」
深澤「まぁこんななべ見ないしな~!わら」
翔太「なんだとっ!?」
深澤「まあまあ…笑」
佐久間「ふふっ!俺も賛成!こんな漫画みたいなのが現実でも起きるんだね~笑」
照「…目黒と康二は?」ニコッ
康二「……俺は、いいよ…?」
「俺もそれに関しては先輩やし?…笑」
涼太「!」
翔太「康二…」
康二「…めめは?」
目黒「……俺が、止める理由…あります?笑」
「康二と一緒。父親の先輩だからっ翔太くんをビシバシ鍛えますよ!宮舘くん!笑」
涼太「!……お願い…しようかな…?」ニコッ
目黒「!はいっ!」ニコッ
翔太「目黒…ありがとう…ウルウルッ」
この時
全員の心の歯車がかみ合った瞬間だった
コメント
8件
