翔太「涼太、俺上がったから風呂入っといで」
涼太「ぅんありがとっ」 ニコッ
翔太「あ、そうだ。ジャンプー切れたんだった。持ってかないと…」
コンコンッ
翔太「涼太?ちょっと開けるよ…」 ガチャ…
翔太「!」
涼太「わっ翔太、急に開けないでよ」
翔太「...ポロッ…」
涼太「うぇ…っなんで泣いてるの…?どうしたの?」
翔太「あっ、…いゃ…嬉しくて…っ」ニコ ッ
涼太「…?...…ぁ…“お腹”…?」
翔太「コクッ……ありがとぅ…」 ギュッ…
俺が目にした涼太のお腹。
ほんの少し…少しだけお腹が出ていた。ここに俺達の赤ちゃんがいる。尚更実感した。
もう俺は自分を蔑ろにしている場合じゃない。この2人を守らなければならない。
心でそう思った。
涼太「…少しだけど、大きくなってるよ」ニコッ
「ここに、翔太と俺の命が半分づつ入ってるんだよ…佐久間くんが言うみたいに素敵じゃない…?」
翔太「…ぅんっ。凄く…あったかくなる…」
ギュッ~…
涼太「わぁっもぅ強いよ~…笑」
翔太「強く…させてよ…笑」
涼太「んふふっ…そーだね…」 ギュッ
涼太「んぅ~…気持ちかった…」
翔太「涼太、髪乾かしたげる」
涼太「いいの?じゃあお願いしよーかなっ」
翔太「おぅ!」
テテテッ
翔太「あっ走るんじゃないのっ!」
涼太「んふぅっ!笑、いいのぉ~!」ペタンッ(座
翔太「もぉ~笑」
翔太「ねぇお腹、触ってもいい?」
涼太「??うんっいいよ?」ニコッ
翔太「……サスサスッ」
涼太「早く、会いたいね…?」
翔太「うん…すごく会いたい…」
涼太「……口元は、翔太に似るのかな?」
「目元も翔太に似たら可愛いんだろうなぁ~」
翔太「目元はキリッとした涼太でもいいんじゃない?あとっ唇は絶対涼太に似るよ笑」
涼太「んぅ?ぷっくり?」
翔太「うん笑、ぷっくりっ笑」
「なぁんだ自覚あるんじゃん笑」 ワシャワシャッ(頭
涼太「やぁぁっ!笑、もっかいやって!」
翔太「ふははっ!笑笑、」 ワシャワシャッ!(頭
「なに?好きなの?」
涼太「ん~俺あんまり頭撫でられないから」
「“嬉しい”!」
翔太「!...そっかっ笑」
もぅ出会った時の涼太は居ない
何でもない日
普段と変わらない日
涼太は楽しそうに心からの笑顔を向けてくれる
自然と“嬉しい”“楽しい”“悲しい”“怖い”
と、出してくれる
もう感情のない涼太なんて
この世界には居ない
幸せな涼太しか
ここには居ない
ピーンポーンッ……
涼太「?宅配?」
翔太「いや…何も頼んでないけど?」
「それに宅配だとしたら夜中だぞ…?」
涼太「そっか…今23時半だもんね」
「お隣さん?」
翔太「隣との交流は滅多にないし、顔すらうる覚えだぞ?」
涼太「…………じゃあ…だ、れ?」
ピーンポーンッ……
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えっ‼️‼️😱😱😱誰が来たの⁉️
え??誰なのー???