これは、d!様の二次創作(軍パロ)です。
ご本人様には一切関係ございません
エセ関西弁、捏造注意
その他の注意書きはプロローグを参照ください
でははじまります
俺が住んでいるのは佐山市の中の零蛇という場所で、港は佐山港という名前だ。零蛇から佐山港までは、電車が走っており、一回の乗り換えで行ける。ただ少々運賃が高い…。
今俺は電車に揺られて、あと二駅で乗り換え駅という所にいる。knからは迎えに来いとも家で待ってろとも言われなかったので、せっかくなのだから迎えに行ってやろうと思ったのだ。
電車が止まり、扉が開く音がした。考え事をしていたらあっという間に乗り換え駅だ。
久しぶりの再会って、なんか緊張するな。さっきから心臓が鳴っている。興奮と緊張が混ざったような。下手をすれば階段を踏み外しそうになる。気をつけないとな。
船の到着時刻は手紙に書かれていた。朝10時45分。港の最寄り駅についたのが10時32分。そこから歩いて5分ほどで港には着いた。
rbr「今日もええ天気やなぁ…」
港は家族連れや若いカップルなどで大にぎわい。近くにある市場からは威勢のいい店員の声が聞こえてくる。
これが俺の地元、佐山の表玄関だ。
気付けばもう、船が到着する時間になっていた。慌てて立ち上がり、船の乗降口付近へと向かう。
見えた船は、W国の国旗がてっぺんでひるがえっている巨大な旅客船だった。なるほどあれにknは乗っているのか。でも、船のデカさは半端ではなく、1000人は絶対乗っているような感じだ。この中からknを探さなきゃいけない。いくらアイツが目立つやつでも、さすがにこれは難易度高いぞ…。もし、出会えなかったらどうしよう。
そんな不安はすぐに吹き飛んだ。
バカでかい声で「rbr〜!!いるか〜?」なんて叫ばれては、むしろ見つからないほうがよかったと思えてしまった。
rbr「ここにいるから!!叫ぶな!」
kn「おー!いたいた、ちっさくても声は相変わらずデカいなあ!」
アイツも相変わらずの金髪に犬のような八重歯。そして、無駄に通る声。
rbr「二言くらい余計や、黙れ。恥ずいわ全く…」
kn「いやー、すまんすまん!久々すぎてテンション上がってるんだわ、うん」
rbr「ま、せやな」
kn「ふう〜、懐かし、やっと戻ってこれた…」
rbr「そうか、良かったな」
kn「この旅客船も沈んだらどうしよう、って思ったけど、流石に大丈夫だったわ」
rbr「ふふ、おかえり。何があったかはようわからんけど、お疲れさん」
kn「…、あ〜、そっか、お前らにはまだ話してないもんな」
rbr「2年前、何があったん」
kn「それ、ここで話すのもあれやから大先生の家行って、大先生にも会ってから話したいんやけど」
rbr「今大先生おらんよ」
kn「えっ、マジ!?」
rbr「学校や」
kn「今日日曜やろ」
rbr「なんか知らんけどあるらしいで」
kn「…、じゃ、夜、かな?」
rbr「いや、課題の量がえげつない的な話を聞いてて。多分当分俺らに会う余裕ないから。今回は俺の家に泊めたる」
kn「はーん、忙しいんやな。まだ高校1年とかなのに。あれ、お前ら高校違うところだっけ」
rbr「うん。だからホンマに大先生の学校のこと詳しくは知らんよ。でも忙しくて会えないってのは聞いた」
kn「rbrはどうなん?」
rbr「まあまだ5月ですし、中間考査とかあるけど、それ以外は特にって感じかな」
kn「で、俺は今回はrbrの家に泊まるってことでいいんやな?」
rbr「うん」
kn「お前の親は?」
rbr「……、訳あっていないから」
kn「あー、うん、なんか、ごめんな」
rbr「じゃ、もう行こか。俺早くお前らのこと聞きたいねん」
kn「せやな」
そこからも話題の種は尽きることはなく、気まずい沈黙とは無縁のまま家まで辿り着くことができた。
ちなみに電車の中で、「お前あんまりデカくなってないな…」ってマジトーンで言われて怒る気も起きなかったのは良き思い出になるだろう…。
遺伝子の敗北や…。
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こんにちは、てってれーです。
馬鹿短いけどここで一旦切りますね。
いつの間にか彼らもデカくなって…、としみじみするのもいいですね。会話のレベルにあまり成長を感じませんが…。それは中の人の問題ですね。
knさんに何があったのかについてはちょこっと今回ヒント出しました。次の話が出たらぜひ答え合わせを…。
あと、bl短編集の方、1000♡いったんですが!?嬉しすぎてやばいです。ありがとうございます。これは現実なのでしょうか…。
それでは、さようなら〜
コメント
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ついにknさんとrbrさんの再開…! 2人の会話もずいぶんてぇてぇですこと 続き楽しみにしてます!