テラーノベル
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💉「ん〜…つまんないなぁ…」
僕の前には妖怪だったものが転がっている。ただ、『知りたかった』。それだけなのだ。しかし、法的に見れば殺人に他ならないのだ。指名手配もされ、あまり自由に動けるものではない
💉「それに、解体しても楽しくないんだよな〜。どの妖怪も、結局根本が一緒なんだよな〜」
ドシャッッッッ
💉「ん?」
ドシャ?今この場には肉塊と僕以外ないし…誰かいるな
💉「どこだ〜…って、」
そこには、割と血だらけで、息も絶え絶えと言った感じの男が倒れていた。何があったのだろうか…
💉「お〜い、大丈夫〜?」
「…ん、…お、まえ、は…」
💉「…」
ああ、多分もうすぐ死ぬな。なんとなく分かる。医療の知識なんてさっぱりだが、これだけ多くの妖怪を殺せば直感で理解できる
💉「…」
「…たかはし、…あきら… 」
💉「あれ?なんで僕のこと知ってるの?」
「…きいた、…」
💉「ねえ、死んじゃう前に教えてよ。君はなんの妖怪なの?」
「…か、まいたち…」
💉「みたな〜」
「…」
💉「あれ?死んじゃった?あ〜あ。残念」
息も絶え絶えと言った感じで、死ぬのは分かっていた。ただ、いざ死ぬと落胆以外言葉が出てこない
💉「…落胆…? 」
今まで、死んだらただ『死んだ』しか思わなかったのに、落胆。落胆?何がそうさせた?なにが、なにに、僕は興味を持った?そもそも、なぜこんな路地裏にそんな怪我を負って入ってきた?なぜそんな怪我を負った?なんで、なんで、…!!
💉「…死体になったわけだし、どう使ってもいいよね」
とりあえず、手当は一通りしよう。全くそんな知識はないが、なんとなく分かる。今までたくさんの妖怪の知識を得られたからだろう。とりあえず、適当な廃倉庫に運ぼう
「っっっっ…?」
💉「あ、起きた!!!!!」
「…おまえが、やったのか?」
💉「うん♡」
起きてくれた。話せた。嬉しい!!!!!!
「…なんで、」
💉「君のことが知りたいんだ♡♡♡」
「…俺?」
💉「今までね、何人殺しても、あーあしか思わなかった。でもね、君が死んじゃったかと思ったらどうしようもない落胆の気持ちが沸いたんだ。知りたいと思った…」
多分、今まで生きてきて1番誠実に話したと思う。知りたい。知り尽くしたい…!!絶対に、君に関することは、全部手に入れたい。身体も、心も、全部…♡♡♡♡♡♡♡
💉「だからさぁ?君のことをもっと僕に教えて…♡♡」
「…」
💉「ああ…ごめんね。右腕だけは、元に戻せなかった。…うごかない、よね?」
「いや…ありがとな」
💉「…!君は、僕が誰か知ってるんじゃないの?」
「知ってる。連続殺人鬼で、100年以上指名手配されてるにも関わらず全く足掛かりが掴めない、百々目鬼」
💉「そこまで知ってて、僕にお礼を言うの?」
「あのままじゃ確実に死んでたからな。たとえお前が殺人鬼でも、俺を救ったのはお前だ。そこはちゃんとするよ」
…初めて見た。変な信念。そんなの持ってたら、僕みたいなのに…
💉「そっか、…そっかぁ♡♡♡」
「?」
💉「君はここから出せない♡♡♡♡」
出したら、とられちゃうから。そんなの、絶対許せない。この子は…僕が見つけた、僕だけのモノだ。誰にも渡さない
「っっっ、」
💉「ザクッ」
「ぐっっっっ?!」
💉「どこに行くの?♡♡♡♡」
「ぐぁ…」
💉「しんどいよねぇ…でも、君をここから出すわけにはいかない♡」
深く、右肩にナイフを突き刺す。数時間前まで死の淵を彷徨っていたとは思えないスピードだった。でも、何がなんでもここから、僕の傍から離すわけにはいかない。離したくない
💉「大丈夫…ひどいことはしないから」
「現在進行形でされてんだけど…?!」
まだ、そんな元気があるんだね。牙もでてる…牙?
💉「…牙だ」
「あがっっっっっ?!」
プツッッッッ
わあ、ちゃんとしたやつだ。強く押し当てたら簡単に皮膚が破れちゃった。あー…この牙で噛みつかれたら、どんな感じなんだろう…♡♡この牙で、思いっきり噛んで欲しいなぁ…
💉「ねえ、その牙でさ、僕の首噛んでみて♡」
「…?!っっ、」
振り払おうともがく君。でも、僕は鬼で、君はかまいたち。力勝負に勝てるわけないじゃないか
「っっっガブッッッ 」
💉「ゾクゾクッッッッ♡♡♡♡♡あはっっ、♡♡」
押し倒して、手足も固定してやれば、噛み切らんばかりに噛みついてくる君。これが、突き立てられる感覚かぁ………気持ちいい…♡♡♡♡♡このまま噛み殺されるのもいいかもしれない
💉「…あ、じゃあ、お裾分けしてあげる」
「?!、」
ガリッッッッ
「あ゛?!」
クチャ…グチャギチャ…
「ぁ、ぁ…」
あー…美味しい…♡♡これがイタチの味かぁ…やばい、やめられない。ずぅーーーっっっっと食べてられる
クチャクチャ
「ぅぁ…」
グスン
💉「…? 」
鼻を啜る音が聞こえて、次に顔に水滴が落ちてきて、僕は食べるのをやめた
💉「なんで、泣いてるの…?」
知らない間に、君はないていて。泣く要素あったかな…あ
💉「もしかして、そんなに良かった?」
「いたい…」
💉「・・・?」
え…?だって君、…え?さっき刺されてるのに普通に動いてたじゃん
「痛いの、や…」
💉「…あ、注射嫌いなタイプ?」
「ぴっっっっ…」
あ、嫌いなんだ…
💉「あ、そういえば、名前は?僕はたかはし明」
🧣「秦中、飯綱…」
💉「じゃあ秦中くん」
🧣「どけ…!!」
💉「おっと…」
🧣「ビキッッッ!!…が、…!!」
💉「っっ!!秦中くん!!!!!」
足も怪我してたし、割としっかり神経も傷ついてた。一応歩けはするだろうけど、今はまだ歩くことなんてできないレベルの怪我なのだ
🧣「くそっっ…」
💉「…ねえ、秦中くん」
🧣「気安く、呼ぶな…!!!」
💉「っっっ…」
なんで?僕、何かした?全部、君のためで…
💉「っっっなんで?!何がそんなに嫌だったの!!!!!」
🧣「っっ、ぁ゛?!」
再度、ナイフを突き刺す。急所は避けた。死なないはずだ
💉「ねぇ…何がダメだったの?直すから。直すから、ずっと、死ぬまで、僕のモノでいて…!」
🧣「…??」
💉「ねぇ!!!!!!!」
柄にもなく必死だった。やっと、やっと見つけたのに。嫌だ。手放したくない
🧣「…たかはし、…?」
💉「…頼むよ…秦中くん…」
ああ、なんでこんな関係で出会っちゃったんだろう。未来が分かってたら…君と出会えると分かってたのなら、君に会いに行ったのに。無駄に殺して、君との間に法的な壁ができることなんてなかったのに。今すぐにでも、過去に戻って妖怪を殺す前に戻りたい。もどって、止めて、ちゃんと、君と…
🧣「…すまん。無理だ。俺は、そっちに行けない」
💉「っっ…」
ああ…そっか…
🧣「だから、殺せ」
💉「…は?」
君を、殺す…?
🧣「心中してやる。…お前なら、俺が死んだように偽造くらいできるんじゃねーの? 」
💉「なんで…」
🧣「そのかわりに、だ。今後一切、誰も殺すな。お前、医療の知識あるんだろ?」
💉「ないよ」
🧣「は?」
💉「ないよ」
だから、殺人鬼だって。僕
🧣「じゃあ、なんで…?」
💉「殺してくうちに覚えたよ」
🧣「なら、…そんな頭いいなら、医療の発展…人の役に立つために生きよう」
💉「僕、そんな目立ったことできないよ…?」
🧣「うん。でも、そのためのネットだろ?まあ、アカウント系はいくつか法を破るけど…でも、論文とか、見解とかは載せられるし、パクられたとしても、それで医療が発展するならいいじゃねえか」
💉「…」
…つまり、それは、今までの僕の人生の、反対…
🧣「今後…今後、死ぬまで、人…妖怪 を殺さないこと。誰かのために生きること。守れるなら、俺はお前と一緒に生きるよ」
💉「…!」
🧣「お前が、なんだ、その…切開癖?みたいなのあるなら、俺が受け入れるから。俺以外、誰も傷つけるな」
💉「…」
🧣「守れるか?」
💉「…うん」
🧣「よし。…待って、おんぶして。動けねえんだ、俺」
💉「…うん!」
💉「秦中く〜ん!!」
🧣「ん〜?」
💉「嘘のデコッパチって…!!」
🧣「はいはい。じゃ証拠集めて黙らせよーぜ〜」
💉「…!うん。その前にさ…?」
🧣「ん?」
💉「気持ちいいことしよ♡♡」
🧣「は〜?黙らせるまでやだ」
💉「えー…でもさ…前回からもう2週間たってるんだよ?…溜まってない?」
🧣「…」
💉「ね♡?」
あの後、飯綱くんが歩けるように…いや、歩くのと同時に走ったかな。ないのかな、秦中くんに。多分彼を医療で片付けるのは多分無理だと思う。で、その後肉体関係を持った。まあ、強請ったんだけど。最初嫌そうな顔してたけど、最終的に気持ちいいって言ってくれて、その高揚感そのままに割と2日おきぐらいにやってた。そんな感じで最初2ヶ月は過ごした。で、そっから色々転々として、たまに気持ちよくなって…そういう生活をしてたから。2週間もセックスしてない、となるとお互い溜まってくる…はずだ
💉「黙らせる前にさ、英気養うためにも、溜めてるのだそーよー!!」
🧣「…分かった。シよう 」
💉「うん!」
やれやれ、と言った感じだけど、嬉しそうだなーと思う。溜まってたんだろうな〜秦中くん照れ屋さんだから
🧣「ああ♡♡…んぅ///♡♡」
💉「ん…!出すね秦中くん♡♡♡♡♡♡♡」
🧣「っあ!♡♡♡♡♡♡♡♡ビュルルッッッ…♡♡♡♡」
💉「はーはー…♡♡♡きもちいね…秦中くん♡♡♡♡」
🧣「んぅ…ん♡♡」
あーかわいい…これでもうかれこれ1時間経とうとしている。多分もう10回はナカに出してる。お互い、体力がバカみたいについた。いや、僕はそうでもないけど、秦中くんはヤバい。ずーっっと僕が出したのを受け止めて、たくさん可愛いとこをみせてくれる。それでも、体力的に潰れるのは僕の方が早い。多分、彼の前じゃ医療なんてただのテンプレで、彼の説明なんて医療ごときじゃできないだろう
🧣「…たかはし」
💉「んー?♡♡♡♡」
🧣「もう一回…シよ?」
💉「うん♡♡」
あー…こうやって秦中くんからのお誘いは普通に嬉しい。最高に気持ちよくしてあげたくなる
💉「もちろん…あ、結腸抜いていい?」
🧣「あー?どうする?明日動けなくなる気がするんだけど…?」
💉「いいよ?僕がちゃんと世話するから」
🧣「あー…じゃ、抜いて…/////////」
💉「はーい♡」
そうやって、また僕らは身体を重ねた
あれ?なんかたかはし先生と秦中先生毎回仲悪くね?ということで仲良い系書いてみた
あんまりえっちな要素ないや。ごめんね…
コメント
3件
本当に最高でした!!たかはし先生と秦中先生が仲良くしてるとこなんて余りみたことないので本当に最高でした!!これを見ると飯綱君の誘い受けって良いな~!!と、思いました!!本当に出会いやその後の行為などどれもどれも最高すぎて2回、嫌、何回も戻って見てを繰り返していました!!本当にリクエストに答えてくださりありがとう御座いました!!