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ジ「兄ちゃんおかえり、で、どうやったん。」




黄「別になんとも?」




ジ「1日で帰ってきたってことはそういうことか~…」




ジ「あの下着着た?」




黄「やっぱり、入れたんだ…」




ジ「まだ着てんの?」




グイッ




ジ「ちゃんと着てんじゃん…しかも多数のキスマと共に、ね。兄ちゃんの婚約者エロかったらなんでもいい系なの?」




黄「わ、わかんないよ…」




ジ「入れとくべきじゃなかったわ、変な柄の下着にしとけば1番やったか…」




黄「もうからかってるんだったらやめて!僕に恥かかせないでよぉ…、」




ジ「恥かいてないでしょ。逆にどうやって媚び売ったら、お・ん・な遊びが凄い奴と一夜を過ごせたん?」




黄「媚びなんか売ってない!僕部屋戻るから、」




ジ「あ、兄ちゃんのともだち?かなんか知らんけど、ピンク色の髪の人、兄ちゃんに訪問したいって言うから部屋に連れてったで」




黄「ピンク…..えッ!なんで勝手に部屋入れちゃうの!」




ジ「いや、同じ学園の制服着てたし、友達なんかな〜って、(しかも入れろオーラ凄かったし…)」




黄「制服なら3年生のバッチついてたはずでしょ!なんで見てないの〜!」




ジ「まあ、行ってこいよ」




黄「うん、」











サ「お、きたか」




黄「なんでここにいるんですか!それ以前になんで僕の家知ってるんですか!」




サ「まぁまぁ、一旦落ち着けって」




サ「お前、俺の弟の婚約者だったか」




黄「は?」




サ「サシャ・ローズだよ、まさか知らないとかないよな?」




黄「サシャ、サシャ…、あッ!!!」




サ「そりゃ知ってるよなw」




黄「最低野郎だッ…」




サ「あ?」




黄「いやなんでもないです!間違えただけで」




サ「誰が最低野郎なの?いってみ」




黄「いや、ほんとに間違えただけです…」




ほんとは間違ってなんかない…。小説ではヒロインに一目惚れして自分の親になんとか説得、ヒロインと主人公は自分達の知らない間で婚約破棄、それプラス主人公と同じ性格をしているのか女遊び=性行為が大好き野郎な変態である。兄が飽き始めたのかなんなのか無事に主人公とヒロインと結ばれるルートにまたもやチェンジ。性格が受け付けなくてそこらへんをよく見てなかったのが惜しいなぁ…




サ「あっそ、まさか前は弟の婚約者だとは思わんくてつい手出しちまったわwすまんすまん」




黄「なに笑ってるんですか…」




サ「しかも最近弟に気に入られてるらしいじゃん、昨日は音が凄くて一旦外に出たけどなぁw」




黄「…へ//」




サ「体つきは女にしか興味無かったけど、なんか妙に惹き付けられるなお前。子供ん時1回会ったことはあると思うけど、記憶にも残ってないくらい印象ねぇし。しかも暴君とかすげえ噂あるし弟のこと心配したわw会いたいとも何とも思ってなかったしな。」




黄「…わざわざその話しに来たんだったら帰ってくださーい。貴方の話なんて心底興味無いです。お出迎えしますよ?」




サ「俺が会いに来たら男も女もメロメロで喋りも出来ない奴が多いんだけどなぁ。やっぱお前もなんかあるだろ。例えばさ”本人は存在するけど本体は違う”ってやつ?wんなわけないかww」




黄「は…は、何言ってるんですか。意味のわからないこと言ってても通じませんよwお迎えするんで行きましょッ」




サ「…まて、やっぱ隠してるよな。その反応」




体が動かない?なにこれ。




サ「動かないだろwこれはお前だけに教えてやるよ。神からの祝福ってとこかな。」




黄「意味わかんないです…」




サ「なんもしねえって…ただ覗かせてもらうだ〜け」




黄「覗く?何もしないになんて入りませんけど…」




サ「頭の中をな」




黄「え?…い”ッ」




頭が割れるッ…!!




サ「別次元、ねぇ…。」




黄「は ぁッ…人の頭勝手に覗いて何がしたいんですか…」




サ「ますますお前に興味湧いたわ。この世界の”小説”とやらも面白そうだし。俺に覗かれたし数時間頭痛するだろうからお前の部屋おぶっていくわ。 よいしょッ!」




黄「ぅわッ!!だ、大丈夫です!1人で行けます!」




サ「まあまあ、そう言わずに」




ジ「あ」




サ「あ、こいつの弟さん?ちょっと部屋おぶってくんで」




ジ「いや、俺がやりますよ」




サ「だいじょぶだいじょぶ。」




ジ「…兄ちゃんになんにもしやんといてくださいね。いくら皇太子の候補だからって好き勝手やってもいいって訳じゃないですよ。」




サ「…wお前もか、精々頑張れよw」




ジ「婚約者でもない人に言われる筋合いなんて何処にもありませんw」




サ「言ってくれんなw、また来るわ」




ジ「善意で来るのであれば迷惑なのできっぱりお断りしますね」




黄「んぅ…」




ジ「ほんとに俺が運ぶんで大丈夫です。」




サ「あ、そう?じゃあ任せるわ。じゃあね”るぅと”」




チュッ♡




るぅとって…全部覗かれてんじゃん…しかもまたキス?




ジ「兄ちゃん、今キスされたよな」




黄「多分勘違いだよ〜、あは、は…」




ジ「まあいいや、なんで運ばれてたの。」




黄「いや頭が痛くなってさ…」




ジ「てっきり夜の営みを昼にするんかと思ったわw」




黄「またそんなこと言ってると怒りますよ。次は絶対!ないですからね。」




ジ「へいへい。暴れん坊の兄ちゃんには寝てもらいますね〜」




黄「誰が暴れん坊だ!もう明日は話してあげない!」




ジ「怒ってんの?w小動物過ぎて見ないのが勿体ないくらいだけど」




黄「やっぱり今から喋んない!おやすみ!」




ジ「笑…おやすみ兄ちゃん」













コ「おかえりなさい。こんな昼にどっか行くなんて珍しくね。いつも行くなら夜なのに」




サ「それはお前もだろ。でも最近夜行ってねえじゃん。それもあのルリザって奴、気に入ってんだろ?」




コ「え、なんで兄さんが僕の婚約者のこと知ってんの?昔1回くらい会っただけで覚えてるとかないでしょ。ただでさえ今までの貴族のお偉いさんの名前もろくに覚えてないのに」




サ「それがさ〜、3年校舎とかヤり目的で来るやつ多いし、ルリザもそれ経緯で来たんかと思ってセクハラしちゃったんだよな」




コ「は?」




サ「なんか気に入っちゃって、今日ルリザの家訪問してきたわww弟に追い出されたけどw」




コ「俺の婚約者って分かってる?」




サ「わかってるに決まってんだろwでも気に入ったもんは仕方ないよな〜w」




コ「…いくら兄さんでも絶対に渡せないよ?」




サ「まじになってんの5年ぶりとかじゃねw偉大なる兄さんに勝てるかな〜w」




コ「兄さんの性格のクズさは誰よりも知ってるからね。ルリザが兄さんと結ばれてもすぐに捨てる未来が見えてるし。幸せに出来るのは僕くらいかな。」




サ「どうだろなw俺、結構まじだからw」




コ「そんなの知んねぇよw…絶対負けねぇ。」




サ「あいつの秘密を知ってるのは俺くらいしかいないと思うけどなw」




コ「秘密とか関係ねえから。惚れさせた方が勝ちだろ」




サ「俺こういうのは得意だから、俺が勝っても負け惜しみすんなよ?」




コ「そっちだって」












Ep.6 気任せ3人の競い合い








BL小説の悪役になってしまった!?

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コメント

28

ユーザー

ブクマ失礼します!!

ユーザー

神展開で心臓爆発しそうです😭 今回も最高でした✨

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