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唐突だが、俺には彼女がいる。

この世で一番愛おしく、大切な人。

彼女は、俺の隣を堂々とした姿で歩き、優しく微笑みかける。

そして、


『シャオロン』


と、透き通った凛々しい声で俺の名前を呼ぶ彼女。


レイ・ジュリアス

我々国幹部、第二近距離部隊副隊長

時折、総統秘書兼補佐をしている。


この国で一番強く、美しい。

彼女に勝てる者は誰一人としていない。

他にも、書類仕事に料理、裁縫etc.

何でもできるし、手際がよく早い。

まさに才色兼備だ。


そんな彼女はもちろん幹部内で好かれている訳で…


kn「お、レイーー!!!」


早速来た。

この幸せな時間をぶち壊す奴が…

今俺達は“二人で”訓練場に向かっていた。

だが、アイツが来たことで台無しになってしまった。

そう。

鼓膜を破壊しそうな程の声をあげてこっちに全力疾走してくるアイツのせいで。


コネシマ

第一近距離部隊隊長

コイツはとにかくうるさい。



以上←


kn「散歩中?」

「いや」

kn「どっか行くん?」

『訓練場』

kn「お!やったらちょうどええな!!」

「なんで?」

kn「俺も今から訓練場行くから。」

「ハァ?」


なんっでやねん!?

せっかく二人っきりの時間ができたってのに!


空気読めや!!




せやから心無いって言われねん←

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