テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
蓮 🖤『翔太くん起きて。終わったよ』
翔太💙『んっ』
結局最後まで寝ていた。涙の跡が残る目を擦ると、俺と目が合って慌てて晒した。
〝行こう〟そう言って手を差し出すと、躊躇った翔太くんは、藍黒色の瞳を揺らしながらその手を取るべきか悩んでいる。
蓮 🖤『今からすごく卑怯で身勝手な事言うよ?』
翔太くんは酷く動揺している。
蓮 🖤『昨晩、舘さんが今日のチケットを持ってきてくれた。翔太くんの事託されたんだと思った。幸せにしてくれって・・・ごめん身勝手な解釈だ』
翔太💙『ほらね・・・やっぱり俺捨てられちゃった』
蓮 🖤『そうじゃないよ。2人で生きていけって言われたんだと俺は思ってる。俺の手を取って?これからの未来を共に過ごしたい。翔太くんだけを愛してる。俺をまた愛してくれないかな?』
翔太💙『俺に蓮を愛する資格がある?こんなに皆んなを傷つけて蓮の手を取ることはできないよ』
蓮 🖤『でももう、捕まえちゃったよ翔太くん。左手見て?』
そっと翔太くんの手を握ると自分の手を見た翔太くんはまた泣いている。
蓮 🖤『どんだけ泣くのよ?大丈夫?』
翔太 side
蓮 🖤『約束の指輪。遅くなってごめんね。勝手につけちゃったけど。どうかな?俺と一緒に生きてくれませんか?』
左手の薬指に嵌められたシルバーのリング。
ダイヤがバケットカットされたシンプルで綺麗な指輪だった。
掌を返すと星形にカットされたサファイアが埋められ〝*R to S〟*と刻印されている。
翔太💙『プロポーズみたい///俺幸せになっていいのかな?』
蓮 🖤『良いに決まってるでしょ?それにプロポーズのつもりだけど///もし俺の手を取ってくれるなら、俺のも嵌めて欲しいんだけど・・・どうかな?』
蓮はプロポーズするように箱を開けると、俺の目の前に差し出した。
蓮の手が震えてる・・・
そっと手を添えると箱から指輪をとる。蓮の薬指に嵌めた。涙を流す蓮が大きく手を広げて笑顔で〝おいで〟と言うと自然と足が蓮に向かいすっぽり胸に収まった。
翔太💙『捕まっちゃった////』
蓮 🖤『可愛い事言うのやめれる?』
いっこうに退館しない俺たちはスタッフに怒られた。 お互い見つめ合って笑った。
手を繋いでロビーに出ると七夕飾りの前で立ち止まる。短冊を手に取り、想いを認める。
〝涼太が幸せになりますように 大好きだよ翔太〟
流れ出た涙は蓮が拭ってくれた。
タクシーに乗り込むと、あれ以来帰っていない2人の家を目指した。
タクシーの車内、蓮はずっと俺の手を握ったままだ。ちらっと握られた手を見ると、お揃いのシルバーのリングが、時折車内に入り込むネオンにキラキラと反射して光る。
自分の左手を見る。
埋められた星形のサファイアを見ていた。
蓮 🖤『どうしたの?』
翔太💙『これでいつでもお星様見れるね』
蓮 🖤『ねぇだから可愛い事言わないで///今すぐ食べたくなる』
何言ってんだコイツ///・・・蓮の肩に頭を預けた。
タクシーを降りて久しぶりに帰った2人の家。
嫌な記憶が蘇る・・・思わず耳を塞いで蹲ると蓮が悲しそうな顔をして〝翔太くんごめん〟と言った。
慌てて立ち上がって何でもないフリをした。
蓮 🖤『引越す?嫌だよね?』
翔太💙『そんな必要ない。亮平と過ごした時間も大切な幸せな時間だった。亮平も涼太もちゃんと自分の口で大好きを伝えたい。そして蓮を愛してるって言いたい』
蓮 🖤『ありがとう翔太くん。キスしてもいい?』
蓮 side
〝んっ〟と差し出された口に優しく口づけをする。
翔太くんは思い出したように、モジモジしている。
蓮 🖤『どうした?』
翔太💙『寝てたから・・・もう一回嵌めてよ・・・ちゃんと見たい////』
どうやら寝てる間に付けられた指輪を、ちゃんと俺に嵌めてもらいたいらしい。可愛いんだけど・・・
翔太くんは自分で指輪を外すと、俺に渡した。
もう一度箱に戻すと、しゃがんで跪く。
翔太くんを見上げる。邪魔になった前髪を掻き上げると翔太くんの頰が赤らんで恥ずかしそうだ。
箱を開けて決めゼリフを吐く。
蓮 🖤『お嬢様、僕と一緒に添い遂げてくれますか?』
翔太💙『王子様みたい・・・お星様好きな王子様だから星の王子さまだね』
蓮 🖤『んっ?で返事は?貰えないのかな?』
翔太💙『ふふっイイよ一緒に居てあげる』
蓮 🖤『なんかムカつくな・・・結構真面目に言ったんだけど』
翔太💙『一生離れてやらないから覚悟しろよ』
色白の小さな手をとると、もう一度薬指にリングを嵌めた。嬉しそうにライトに手を翳すと幸せそうに微笑んだ。
手を取りリングにキスを落とすと翔太くんは顔を真っ赤にしている。上昇してくる唇に翔太くんの顔は少し戸惑いの表情を見せた。
蓮 🖤『この先も続けていいかな?』
翔太💙『お風呂に入ってから・・・汗かいちゃって・・・ごめんなさいひとりで入ってくる』
そう言って脱衣場に駆けていくと、また戻ってきて指輪を外すと〝これ傷ついちゃうといけないからしまっておいて〟と言って俺に預けると立ち去り際また戻ってきて〝またあとで嵌めてね〟と言って脱衣場へ消えて行った。
蓮 🖤『ふはっははっ何だよ今の可愛い』
自分の指輪も箱にしまうと寝室の、ジェームズとフォーカスが横たわるベットに置いて、お風呂場へ向かった。
脱衣場でシャツを脱いでいた翔太くんは硬直している。一体どうしたんだ?
見慣れた上半身をそこら辺にあったタオルで慌てて隠している。
蓮 🖤『どうしたの?』
翔太💙『やだ///来ないでよ。ひとりで入るって言ったろ』
蓮 🖤『なんで?』
さっぱり分からん。今まで散々一人で入るのを怖がったり、寂しがったりしていたのに、離れた間に成長したんだろうか?モジモジして理由を言いたくなさそうだ。
ちょっと意地悪したくなってきた・・・
蓮 🖤『そっ分かった・・・そうだよね嫌だよね俺なんかと一緒に入るなんて。ごめん気が付かなくて』
翔太💙『ちょっちょっと待ってそんなんじゃない・・・』
よしかかったぞ
蓮 🖤『いいよ。無理しなくて。あとで俺は入るから』
後ろから抱きしめられて・・・というか、軽自動車並みの衝撃を感じた。
思わず〝おえっ〟と声が出るくらいには背中に痛みも走った。
少しやり過ぎたかもしれないとその時は思った。
翔太💙『あぁきっ緊張してっ・・・その恥ずかしい////だから、ちょっと待って・・・ねぇ?ちょっと待ってってねぇ蓮///聞いてるの?やだ//』
理由が分かれば、即判断だ!
待つ必要性を全く感じない!
つまり、さっさっと脱がせるに限る!
お互い裸になると、何だかこっちまで恥ずかしくなってきた。
翔太💙『蓮、顔赤いぞ///』
蓮 🖤『俺も緊張してきた。心臓がうるさい』
翔太くんは俺の胸に手を添えて、顔を近づけると、耳を俺のこと胸に当てた。
翔太💙『ふふっダサっ蓮、余裕ないな。可愛いぞ』
蓮 🖤『お互い様だろっ。翔太キスして』
翔太💙『誓いのキス?』
一向に進まないやり取りに痺れを切らして、翔太くんの唇を奪う。
翔太💙『んっンンッ』
次第に深くなるキスに、呼吸が荒くなる。お互いの舌を抱き合わせると混ざり合った唾液が溢れた。
耳、首筋に舌を這わすと翔太くんは俺の肩に爪を立て掴まった。
翔太💙『はあっ…はっねぇ..お風呂…』
蓮 🖤『無理、待てない』
翔太💙『嫌だ..』
洗い場に二人立つとソープを手に取りキスしながらお互いの体を洗った。
翔太💙『んっあっ///はっ…これ…ちゃんと洗えてる?』
蓮 🖤『ふふっさぁ?』
翔太💙『あの…ベット行こう////』
翔太くんを抱き上げるとそのままベットへ運んだ。
翔太💙『ちょっと蓮、びちゃびちゃだよ』
蓮 🖤『あっごめん全然余裕なかった…』
慌てて体を拭くとベットに座らせるとジェームズとフォーカスの前でまた、互いの指輪を嵌め合った。
〝毎回するの?〟と俺が言うと、〝毎日毎日ずうっと何回でも〟そう言って翔太くんはおでこにキスをすると、胸に手を当てゆっくりと俺の体を後ろへ倒した。
翔太 side
初めての時みたいにドキドキする。上下逆だけど。
蓮の手をとり、顔の位置で恋人繋ぎすると、首筋を舐める。
食むように首元に吸い付けばくすぐったそうにしていて、蓮がすごく可愛い。下へと舌を這わすと到達した熱塊を手で扱きながら口に含んだ。
徐々に口の中で膨らむソレは、ドクドクと脈打ち愛液を漏らした。
亀頭ごと吸い上げるように溢れ出る愛液を舐めていく。
舌を突き出して下から上へと丁寧に舐めれば、腰を浮かせて気持ちよさそうだ。
蓮 🖤『ンンンンッ翔太///…出る』
もう一度口に含んで、激しく扱くと口内に白濁が放たれゴクリと飲み込むと、嬉しそうに目尻を下げた蓮が俺の頭を撫でた。
蓮 🖤『選手交代だよ』
そう言うと上下逆になり、蓮は小さく色づく慎ましやかな胸の飾りを口に含むと舌で転がした。敏感になっているそこは小さな先端を尖らせて蓮の舌を待ち受けている。恥ずかしくて、いじらしくて指を噛む。下半身が早く触って欲しくて疼いている。
翔太💙『蓮…もういいから早く触って』
蓮は胸を舐めたり、首筋を舐めたりと他の事に夢中だ。耳を舐められ、下半身の疼きが限界を迎える。触られてもいないのに勃ち上がり出したそこから先走りが垂れている。
翔太💙『蓮!早く…もう無理だから』
蓮 🖤『なに?どうした翔太?』
余程余裕がないのか、それともまた意地悪してるんだろうか?蓮の手をとると、俺のモノを触らせる。
翔太💙『もう早くシテ。限界なの』
蓮は恥ずかしそうに顔を赤らめて〝ごめん気付かなくて///翔太に夢中だった〟そう言いって下へ下へと這った。
俺のモノを口に含むとそこはすぐ完全に勃ち上がりダラダラと溢れ出る液体を蓮が丁寧に舐めとる。
翔太💙『ンンッんっ///はぁはぁっ…はあぁっ///』
蓮 🖤『少しくらい我慢したら?漏れ過ぎよ?』
翔太💙『ンンンッ////…あっあぁああ出る…ンンンッ////蓮デル…』
蓮は口内に放たれた白濁をゴクリと飲み干すと額の汗を手で拭っている。
蓮side
蓮 🖤『翔太四つん這いなって。舐めたげる』
翔太がお尻を差し出すと、太腿を腕で羽交い締めにし、隘路を愛す。舌を這わすと腰が弓形に反った。花茎を触ると再び熱を帯び、愛液が漏れ出ると後孔に塗りゆっくりと指を挿入する。グチョグチョとイヤらしい音が鳴る。
翔太💙『はぁ、はぁ////あっ//あっ…』
指が足されるたびに喘ぎ声が大きくなる。ローションをつけて抜き差しすると気持ちよさそうに鳴いている。
蓮 🖤『もっと腰振って//可愛い翔太気持ちイイね』
翔太💙『ンンンッ気持ちイイ///あん..あん////蓮もっと気持ちくなりたい…蓮の挿れて』
蓮 🖤『もうイイの?挿れちゃっても?』
翔太💙『早く蓮の欲しい///挿れて』
蓮 🖤『横向きにしてもいい?』
翔太💙『好きなように抱いてイイよ///きて』
片足を持ち上げて挿入すると、ゆっくりと突いた。
奥までしっかりと届く。翔太くんも感じてるいるのか固く締まった。
蓮 🖤『ちょっと締めないで//ンッ最後までもたないよンンッあぁ///気持ちイイ翔太』
抽挿を繰り返す。翔太くんは汗を光らせ、背中が弧を描く。
白磁の肌をピンク色に染めると首筋に浮かび上がる僧帽筋が美しい。
背中を人差し指でなぞるとくすぐったそうに身体を撓らせた。
翔太💙『ふっはぁはぁっああぁっ////ンッあっ///』
仰向けにすると手を取り合った。翔太くんは指輪をずっと眺めてる。
奥を突くと白磁の身体を捩らせ、天を見上げて 首の胸鎖乳突筋を浮き上がらせれば、瞳を潤ませ、涙を流した。
蓮 🖤『大丈夫?痛いの?』
首が取れちゃいそうなくらい、左右に激しく振ると
翔太💙『嬉しいの////もっと…大丈夫だよ////』
蓮 🖤『可愛いすぎるよ…ココ握ってて///そろそろ俺が限界だ』
翔太くんに結合部を握らせれば快感が身体を走った。もうちっとも我慢できそうにない。
ゆっくり突くと〝もっと早くシテ〟と懇願されるが俺が達しそうだ。
蓮 🖤『ごめん//もう無理だ///ンッはぁはぁイっちゃう』
律動を早めて激しく奥まで突く。
翔太💙『ンンンッ//ヤァッ..激しッ//ンッはぁああ゛イク蓮…あぁああ゛』
翔太くんの中に白濁を放つと、翔太くんも自身のお腹に放った。
綺麗に拭き取ると、ベットに沈んだ。
翔太君を後ろから抱きすくめると、俺の手を取り指輪を回して遊んでいる。
蓮 🖤『気に入った?』
翔太💙『うん//特にこのお星様。ブルーで綺麗だ。シンプルで可愛い』
蓮 🖤『王子様になれるかな?』
くるっと向き直って向かい合わせになると、翔太くんは俺のおでこにキスをして頰に手を添えた。
翔太💙『最初から、蓮は俺の王子様だよ。だって俺はお姫様でしょ?』
蓮 🖤『ふふっ可愛い事言わないで・・・もう一回いける?』
翔太💙『バカ////』
蓮 🖤『お姫様、次は騎乗位なんて如何でしょう?』
翔太💙『バカ////王子様はそんな事言わない』
縺れるようにベットに転がった。
いつまでもイチャつく二人をジェームズとフォーカスは優しく見守っていた。
コメント
8件
私もいつもしょっぴーは姫だと思っています🥰
リアルに泣いた、、、、、、 最高すぎた