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「 ん” っ 。 …」
僕はまだ完全に眠気が覚めていない体を無理矢理起こす 。
「 … あれ 、 僕の部屋じゃない 。 」
目を擦り 、 起きるとそこは僕の部屋では無かった 。
まだ起きれていない頭を起こし 、 昨日の出来事を思い出す 。
「 あ 、 昨日あのまま会長の圧に負けて泊まったんだった 、 … 」
なんとか思い出すが 、 思い出すのは嫌な出来事だけだった 。
ご飯を食べた後 、 帰りたいと会長に言ったが 、
会長の圧に負け 、 結局泊めさせられた 。
でも流石に1泊もしたんだから飽きるだろう 、
… 親になんて言い訳しよう 。
ガチャ
そんな事を考えていると突然扉が開く音がする 。
本当に突然だった為 、 僕はベットの上で少し身体が跳ねる 。
『 蒼井おはよ ~ ! 』
「 おはようございます 。 」
朝から元気だな 、…
『 朝ごはん出来てるよ ~ 』
「 あ 、 はい 。 」
ご飯を食べていいのか聞きそうになったが 、
きっと昨日みたいな返答がくる 。 僕はそんな考えが頭をよぎり
僕も当たり前の様に返事をする 。
今日は満足させて帰してもらうぞ! 。
『 蒼井牛乳でいい? 』
「 はい 。 ありがとうございます … 」
お皿の上に盛りつけられた焼き目が無いパン 。
会長はパンすら焼けないからだろう 。
前 、 源後輩から会長はパンをトースターで焼こうとしただけで
家が火事になりかけたと聞いた事がある 。…
ご飯中 。
『 おいし ~ 』
「 ですね 。 … 」
食べ終わり 。
「 あの 、 」
リビングのソファーに腰掛けている会長に声をかける 。
会長は僕が呼ぶと 、 直ぐに此方を向き 、『 どうしたの? 』
、と返事をしてくれた 。
「 そろそろ飽きましたでしょ 、? 」
「 だからそろそろ帰し 、 … 」
『 蒼井さぁ 、 』
僕が言葉を言い切る前に 、 会長が僕の言葉を遮る 。
『 僕に監禁されるのそんなに嫌 ? 』
『 何回も何回も本当だって言ってるよね ? 』
『 身体にちゃんと教えないと分からない ? 』
「 え 、 ぁ 。? 」
会長は僕の事を真っ直ぐ見て 、 次々とそんな言葉を喋る 。
僕は会長の圧に負けて少し後ろに下がってしまう 。
『 … 、 』
『 大丈夫 。 』
『 蒼井がちゃんと”良い子”にしてたら痛い事は何もしないよ 。 』
『 だからさ 、 ちゃんと信じてくれない ?』
『 信じてくれないなら 、 身体に教え込むしか無いけど 。 』
今までずっと会長の言葉が嘘にしか聞こえなかったが
今話している事は全部本当の事にしか聞こえない 、
でも身体に教え込む 、? 良い子 、? 痛い事 、??
全部がよく分からない 。
『 …まぁ外には出ないでって事 。 』
『 わかった? 』
「 、… 」( 頷
今は言う事を聞かないと嫌な予感がした為 、
僕は少し大袈裟に頷いた 。
『 うん 、良かった 。 』