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【其四-ソレハ=スクイ?】
『ビビッ』
海岬を首を鳴らす…時は巻戻った。
『すぅ…灰の感覚って気持ち悪いなぁ…どうゆう原理なんだか…』
兵士が海岬に驚きながら喋りかける
『貴方さっき隠しゲートから行きませんでした…?』
海岬:『行ったよ。34回近くな…』
兵士B:『失態を34回近くしたのか?それとも奴の”力”が化け物級だったのか…どうなんだ』
海岬:『わかりきってるだろ?当たり前体操第一、ビヨンドなんとかの能力は化け物級。これは常識だ。あんたらは監視しかしてないだろうがな』
兵士:『対策は…?』
海岬:『対策って言える物はない。だが糸口は掴んだ。アイツ能力が発動するのは精神が不安定になった時…それも中々にシビアだぞ』
兵士B:『金は払ってるんだ。なんとか出来るんだろうな』
海岬は即答。
(ビューウウウウーー…ガサッガサッ…)
電灯がカチカチと点滅する。ある一軒家のみ光が漏れている
床は泥と灰一面。
海岬は───その一軒家に再び足を運んだ
(ガチャッ…)
田中:『なんだお前。誰だ』
海岬:『お前の兄に依頼されて来た』
田中:『…………兄さんに。本当……なのか』
海岬は近くに行き───
海岬:『少なくても君の心の重みを軽くはできる』
田中:『…………』
─────30回目──────
海岬:『なあ。ターゲットの親族は生きてるのか?』
兵士:『政府で調べた通りでは…兄、そして祖母の生存が確認されていますね』
兵士:『その中でも兄とは親交が深かったようです』
海岬:『………外堀を埋めるなら…内部からだな』
兵士:『?』
北の某所-辺境の街
(カランカラ〜ン♪)
店主:『いらっしゃい。』
写真を前に向け─
海岬:『コイツについて教えてくれ』
店主:『っ…何もんだ。迫害しにきたのか』
海岬:『アイツを助けたい。』
店主:『……………わかった』
────現在────
海岬:『君の兄貴はその特殊な体質をもってしても。君に対して愛を込めて接していた 』
田中:『…………勝手に…クラスに乱入して…俺の友達を遠ざけた。』
海岬:『それは友達じゃなかった。薄々は分かっていたんだろう。』
田中:『……っ…分かっていた。でも…唯一の…気にかけてくれる人だったんだ』
海岬:『まだ遅くない。社会からは君を消したことにする。脳内の情報と君の心はデータになり…新しいなにもない──体になれる』
田中:『………本当に……俺にも………友達がっ…』
重いピストルが向けられる
海岬:『できる。できるさ』
田中は腕を広げ…
田中:『………頼む』
『ズドオッン───』
ターゲットの体が後ろに倒れる。
携帯:任務=2005/完了-残り時間13:00分
対象の脳内データ、その他生体組織のコピーを開始……(光がターゲットに浴びせられる)
(ビューウウウウ!!!ギュルルルルル!!!ガァァァ!!)時が───
海岬:『くそ…』
(バッ…)
コートを纏った人影がターゲットの後ろに降り立つ
ゼール:殺し屋さん。あんたらは命を弄んでいる…それは許されることじゃない
田中:『(腕を広げたままに)…? 』
ゼール:『安心しろ!リバイトが来たらからには君の命は保証されるさ!君は救済されるんだから!』
海岬:『そいつは死を受け入れていた。死なせなければ救われるわけがない』
ゼール:『何を言ってるんだ……お前らが言えることじゃない───何度も何度も…時を超えて無実の人を殺してきただろォッ!』
海岬:『(冷静に)そいつらは全員、罪を犯かす─未来で。それは確定された運命だ』
ゼール:『なにを…人は変われる!それが摂理なんだ!』
海岬:『なら、ターゲットがそこで死ぬのも摂理になるな。お前らは未来で失われる命に敬意を払って”それ”をしているのか?』
(ジャキイイン)
ゼール:『話が通じないなら…』
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【其四-ソレハ=スクイ?】終
其五につづく…
コメント
1件
うわ……第4話、めっちゃ重かった……🥀 海岬が34回も時を戻してて、そのたびに同じ場所に立ってるって考えるだけで胸が苦しくなった。 最後、ゼールが出てきて“救済”って言ったときの温度差がすごくて。 田中が自分から死を受け入れたのに「救う」って名目で止められるの、なんか複雑だなって思った。 タヌキさんの世界観、毎回ゾクッとする✨