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夜静かな部屋で1人机に向かって何か紙を書いている姿があった。emは今日起こったことを事細かに記入している理由は不明だが記録として図書館に飾るのが夢だと言ってgrをそれを許していた「…本日は総統室で総統grと書記長tnが暴れていた。暴走が正しいのであろう。後にsnが暴動を収めたが後々zmとutも追加で叱責を受ける。」
書き連ねていると背後辺りであろうかそこから誰かの視線、気配を感じ取る
誰なのかを考えずに口は先走り
「zmさんどうなさいました?」
と、何も聞こえない部屋に問いかけてみる。答えは沈黙であり誰もいないのにただ呼びかけてしまった状態に陥ったと思ったがすぐにそれが過ちだと気づく
「ピーンポーン!!」
元気よく頭上のダクトから飛び出し綺麗に着地をする。身のこなし方は慣れていてどれだけ訓練を積んだとしてもzmに勝てる人間などいないだろうと考えるほどとても美しく見惚れる動きだった
「で、今日は何しにきたんです?」
「暇やってさっきまで色々他の奴と話しとったんやけどパッとここにきたらemさんが何か書いとったから興味湧いてきたんや」
「あー、、これですか。」
そっと視線を動かしつつ本を閉じる。苦笑いをしながらあんま見るもんちゃいますよ。なんて言いながら本棚にしまう。普段であれば面白いものではないとか言うものの見せてくれるのに今日だけは中身を見せてくれないemに少し違和感を覚える
「なんやem見せてくれへんの?」
「面白いもんちゃいますし見せて怒られたくないんですよ〜」
いつもの笑顔だが少し無理に張り付けたような笑顔で語り続ける
「なんやemさん何を隠しとるん?」
「なんも隠してないですよそんな」
「隠してへんかったら見せてくれるやんか」
「いつもがおかしいだけですよ」
「いい加減にっ、!」
「ぎゃーぎゃーぎゃーぎゃーうるさいわem、、ちゃんとzm躾したってや」
隣の部屋からutが出てくる。基本的に幹部の中でも戦闘員としてはそこそこだが機転の回ることからさまざまな部署に配属されている
「おーすまんな大先生ちょっと暇やし遊ばへん?」「今日訓練場で遊んだばっかやろ」
utはemに視線を向かせる。目で合図を送るとすぐさま理解をするように引き出しから書類を持って
「ほな、渡さなあかんもんあるから渡してきますわzmさんは大先生に遊んでもらったって」
そういいemは部屋から去っていく
先程までもは打って変わり沈黙が訪れる。
「なぁzm。今回の作戦のこと覚えとる?」
「覚えとるよ。あっちに潜伏して情報掴んだらgrがこっちに引き入れるっちゅう作戦やろ?」
「あの時の会議室やばなかった?」
「会議室?俺はgrから個人的に言われたで」
utはやってしまった、と思うと同時に会議室での事が脳裏に出てくる。
ーーーーーー1年前ーーーーーーーーー
「と、いうことで会議を始めていくゾ!」
会議室に集まった全員は椅子に座っている。各自自由な座り方をしているが12席のうち4席しか埋まっていない状態である。
会議室の中心部に座ったgrが話を進める
「ci、syp、kn、sho、sn、mn、zmは今回欠席だ。」
「ちなみに俺は書記長にして今回の会議なんも議題知らへんから頑張ったってな」
「あれ、rbrおらへんけどどこいった?」
《ここにおるわあああああ!!!!!》
会議室、いや、城が大きく揺れているのではないかと錯覚するほどのとても大きい声が耳を通し鼓膜を刺激する。
4席しか埋まっていないと思われていたが少し身長が小さく見えづらかっただけで実際は少し下に座っていたのだ
情報部rbr。背が低いため情報部として周り戦争の際は指揮官として状況把握をして的確な指示をする実力者である。
「大先生ほんまお前なあ、、!!」
「いやあ悪いなあrbr見えへんかってん」
「んで、なんの様なんでしょうかgrさん」
「我が国家の近くにv国という非常に邪魔な国がある。あそこを潰したいんだが情報が足りない。そこでemお前だ」
「…分かりました。」
「あ、あとzmも連れて行け」
「いや、grさんそしたらなんでここにzmおらへんの?」
「あいつにはありのまま動いてもらうつもりだ」
「んで、gr作戦はなんや」
「まずem、zm。お前らはciをつてにしv国に潜入をする。」
「そしてzmとemお前達は確実に”要らないもの”とされるだろう。あそこは知能が低すぎてお前らは手に余るからな」
「せやけどgrもし2人が必要とされたらどないするんや」
「そこでrbr先生上手い感じにしてくれ!」
「ほんまおま、雑すぎるやろ!!」
「その後我が国が2人を取り戻す。その時確実にお前はスパイを提案されるだろう、その時はそれを引き受けろ」
「それで偽の情報を掴ませるっちゅうわけか」
「大当たりだ大先生」
「せやったらうちに支障がない範囲の本当のことと混ぜたっても大丈夫ですよね?」
「ああ、大丈夫だゾ」
「でも、知らへんzmからしたらこれemさんが裏切っとるってことになって大変なことにならへん?」
「それはemお前次第だ」
「ハイル・グルッペン」
w国の敷地内の山に一つ郵便受けがある。
そこは他国との関係者が時間を指定し山小屋の前で集まり情報を交換する場所としてw国が公認している場所だがemは普段からその山小屋を使用していた。emが最初見に行った際は廃れた山小屋でもう何十年も使われていない山小屋だったが雰囲気がとても好きだからという理由で中を少しずつ改装していき今ではzmと優雅にお茶をしたりする際に使われたりもするのである。
v国にいた際はzmと2人で外出することが度々あったがw国に帰る際は色々と叩き込まれた為2人でお茶をする時間がなく今度一緒にお茶でもしよう。なんて思いながら山小屋の前へと近づく
すると背後を取られ足の踏み方で合図をされる
v国の独特の合図は足の叩き方だ。
・・・ーと足を踏むのがv国の特徴的な味方同士の合図でありこれをやらなければ全て敵と見なすという独特の掟を作っている為同士討ちをすることが多い故に戦力があまり増えないのが特徴だ
「…お疲れ様です。本日の報告書になります」
「確かに受け取った。我が国家は次第に国力を増している。報告通りであれば人数はこちらが有利になるであろう。しっかりと我が総統に忠誠を誓う様に」
「戦争が始まれば私たちはどうなりますか」
「始まる前にこちらに来れば良い話だ。そうすれば命を取られることはあるまい」
そして少しの物音を立てて背後から消えていく。この時zmであれば音を立てず背後を向けばいなくなっているであろうと考えながら山小屋の中へと入っていく。
中を開ければ灯りがないため真っ暗ではあるが月光によって中がほんのりと彩り光が当たっている部分には何かが飛んでいる。
そこまで勢いよく開けたつもりはなかったがしばらく出入りをしなかったため埃が溜まっていて明日は掃除でもしようと考え扉を閉める。
ふと月に照らされている自分の城を見る
今日はzmに警戒を与えてしまう行動をしてしまったことを後悔していた。この後大先生が部屋にいなければ明日感謝をしようと思いemは山小屋を後にした