第38話 訪れた限界
魔物一体を遠ざけ、王都警備団団員を一人、侯爵たちが待つ土砂現場に戻した理世とジェイド。
もう一人の団員の後を追ってもらったラズワルドとラファーガたちの元へ移動を始めた。
(魔物は……確かあと二体、だったよね。大丈夫かな……)
一瞬だけ外に出た理世だったが、今は再び影空間に戻り、ジェイドの視界を共有していた。
しばらく走ると、草もまばらな岩石地帯に突入した。
「『いた!』」
影空間に声が響くと同時に、視界を映す画面にラズワルド、ラファーガの姿を映し出した。
炎を弾丸のように飛ばして、魔物の一体を遠ざけようとするラファーガ。
手にした剣に氷を纏わせ、本来の剣よりも長く大きな剣を振って、もう一体の魔物を牽制しているラズワルド。
二人の後方で、もう一人の土魔法を使う団員が座り込んでいるのが見える。
「『先に、団員を現場に戻そう』」
理世に**********
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