部活希望の紙にバレー部と書き終わってから、私はお風呂に入って眠りについた。
ZZZ
朝になり、準備をして学校に向かう。
(ほんとにバレー部で良かったかな)
私は結局、教室で着くまで悩んでいた。
『おはよー』
「ゆりちゃん!おはよぉ!」
「部活決めたー??」
『一応…バレー部…』
「え!ちょっと意外!バレー好きなの?」
『んーいや、ちょっとやってみようかなって』
「ゆりちゃん運動神経いいし、頑張って!」
『あ、女子バレーじゃなくて男子…』
「え!てことはマネージャー?!いいじゃん!」 ʕ ◦`꒳´◦ʔ
『かほちゃんは?』
「女子サッカー部!」
『じゃあたまに会えるかもね!』
📢キーンコーン<みんな席座ってー>
ちょうど話し終わったところで先生が入ってきた。
(さすがかほちゃん…サッカー部かぁ)
同じ部活じゃなかったことに少し落ち込みながら、私はサッカーをしているかほちゃんを想像していた。
<それでは今日も一日がんばりましょう!>
みんなが部活の紙を出したあと、先生の話が終わり、一限目の準備をして席で本を読んでいた。
「なあ!さっき聞こえたんだけど!!バレー部入ってくれたんだな!!」
『あ、日向!そうよーぅ』
「ありがとう!頑張ろー!また後で!」
εε=((((ノ・ω・)ノ ダッ
…走っていってしまった。
(やっぱ忙しい人だなー、)
また本を読み始める。
(小説ってやっぱ難しいなー。たまにどこ読んでるのか分からなくなる。)
「……ねぇ」
蛍くんが話しかけてきた。
『なんだーぃ。蛍くん』
「…」
(あ、やべ、怒らしたかな。調子乗りすぎましたすみません)
「バレー部、入ったの」
『あ、うん!マネージャーだけどね。』
「…僕も」
『え?』
「僕もバレー部…、だよ」
『え!やった!頑張ろー』
(なんだ、今の「だよ」は…)
なんだか喋りが可愛くて、少しニヤついてしまった。
「…さっきからさ、何ニヤついてんの」
『あ…え、えと』
急な質問にテンパってしまう。
<続く> NEXT▶♡20
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