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こちらはミュージカルを観た衝動で書いた
👻🕯パロディttmnとなっております!
nmmn,パロディですので地雷多いかと思います…。自衛しっかりお願いしますね!
もちろんのこと、原作やライバーさんたちとはまっったく関係ありません。どうか創作であるということを頭に置いて閲覧ください🙇♀️
ストーリーわかりにくいかもです……ごめんなさい😓
......
あの劇場には、ゴーストが出るらしい。
そんな噂を聞いたのはこの間家に来た来客がうちの両親と話しているのを盗み聞いたときだ。ゴーストが現れた演目は必ず成功する、出演者はとても売れる。そんな話と共に、ゴーストは人を襲う、人を殺すと聞こえてきて、俺はこれしかないと思った。
そして今、家を抜け出しその劇場へと駆け込んだのである。ちょうど漫才の公演があったので、空いている席のチケットを購入して漫才を観た。すごく面白いネタで、会場がドッと笑いに包まれていた。なのに。俺は笑えなかった。笑ってる場合じゃなかったから。
公演が終わり人はぞろぞろと客席から出ていく。そんな中俺は辺りをキョロキョロと探し回っていた。例のゴーストに会うために。人がみんな居なくなるまで探したのに全く見つからない。やはり所詮噂は噂。ゴーストなんて存在するわけ……
「辛気臭い顔したボウズだなァ。いつまでここにいるつもりだい?」
突然後ろから声をかけられて少し飛び上がってしまった。
「もう公演は終わったろ。さっさとお家へ帰んな。」
『なっ…アンタ誰や!いつまでおるつもりやって、アンタも客席座っとるやないか!人のこと言えんでホンマに!』
「ははは、キレキレのツッコミだな。舞台に立てるんじゃないか?ほら、さっきの漫才師みたいによ」
顔色の悪い男は俺にそう言った。その言葉は俺の胸に深く突き刺さる。
『ッ!それができたら、どれだけ良かったか!俺だって本当はああやって舞台に立って漫才して、客を笑わせたい!でも無理なんや!親は猛反対で…!俺には漫才しかないのに……。せやから、もう死ぬしかないって、劇場に出るっちゅーゴーストに殺してもらお思て探しに来たんやけど見つからんくて。やっぱ自分アホやなぁ、って思い知らされたわ……』
塞き止められていた気持ちが刺激されたことによってどんどん溢れて止まらなくなった。初対面の人間にする話では決してなかっただろ。これは俺の中に閉まっておかないかんかったのに。
「っははははは!ボウズ、お前ゴーストに会いに来たって?!そりゃ俺のことだよ!こんな間抜けなことがあるかよ!まるで舞台のワンシーンじゃねェか!」
顔色の悪い男、この人が…?いやほんとにゴーストなら人なんて表現は使わないのか……?
「俺はイッテツだ。まあ、知っての通りゴーストな。で、ボウズは?名前はなんだ。」
ゴーストのイッテツは、俺に名前を聞いてきた。でも俺は名前を名乗るほど余裕が無い。早く、早く殺してくれ。
『マナや。とにかく、俺はアンタに殺されるためにここへ来たんや!名前なんてこの際どうでもええやろ!はよ殺してくれ!頼むから……!』
イッテツに縋るようにしがみつこうとする。でも俺の手はイッテツの体をするりとすり抜けてまった。
「おいおい気をつけろよ。俺はゴーストなんだから触れるわけがないだろ。 あと、ボウズがどれだけ俺に殺しを頼んでも絶対に承諾してやんねェから。なんでかわかるか?」
『…わからへん。ゴーストなんやから罪に問われることもないやろ、なんで殺してくれへんの……?』
俺はさらに絶望しそうだった。俺を殺してくれるはずだったゴーストは俺を殺さないと言った。せっかく見つけた抜け道は行き止まり。
もう終わりや………。
「マナはゴーストが人間を殺すとどうなるか知らないみたいだな。ゴーストが人間を殺すと、そのゴーストは塵になって消えちまう。俺はそれが嫌なんだ。この劇場には思い入れもあるしな。」
『えッ…塵になって、消える……?そんなん聞いたことなかった……』
そもそも、ゴーストが消えてしまうこと自体初耳だった。
「まあ?それを知った上で俺に殺しを頼みたいんなら、お前の幽霊を見る目は確かなようだ。俺は昔から命を狩るのが得意でね。引き受けてやっても構わない」
『……!ほんまに!やった…!じゃ今すぐ……ッ!』
「いや!今すぐは殺してやらないぞ。お前が絶望しきった時にでも殺してやる。もう1つも希望がないほど堕ちた時にな!」
ふははは!とイッテツが笑う。絶望したら…?希望がないほど……?今よりもっと、ってつまり、俺には今から漫才師を目指せっちゅーことか……?…………そんなの無理や!
でも、やっぱり漫才師になんてなれなくて、絶望のそこへ堕ちれば……その時は、殺してもらえる…?
『なる…俺、漫才師になる。でもきっと、途中で挫折して、絶望して、どうしようもなくなる。だからそん時、俺を必ず殺してくれ!俺がどん底へ堕ちるのが条件なら、その条件喜んで飲む!殺して貰えるなら!』
俺はこの時、藁にもすがる気持ちでとにかく必死だった。イッテツはニヤリと不敵に笑うと、顔を俺の顔にずいっと近づけてきた。イッテツが近づくとなんだから少し肌寒い気がした。
「本当だな!ならば交渉成立だ。俺はお前を殺す。最高の悲劇だ!夢半ばで挫折した少年が突然死!こりゃ大作のミステリーがかけそうだな!」
『突然死?』
「ゴーストは普通は人間には見えないんだ。お前は何故かしっかり見えてるみたいだけどな。そんな見えない存在に殺されたら、それは突然死だろ。特にゴーストは人間の魂を狙う。外傷も病気も1つも見つからない。最高の死因だな!」
誰に殺されたか分からない……それに、突然死を装える……?最高じゃないか!誰かに殺されたとわかるような殺され方では家族への仕返しにはならないだろうし。呪われているとでも奴らが思えばそっちの方が置き土産としては最高だ。
『それは素晴らしいな。殺してもらえるのが楽しみやわ。…っとその前に俺は絶望せなあかんかったな。イッテツ、ちゃんとそばで見といてな、俺が絶望するとこ。』
「もちろんだぜ。マナが絶望するところはそれはそれは素晴らしい悲劇のワンシーンになるところだろうな!これが舞台じゃないのが惜しいぜ。」
『舞台に仕立てたところでおもろいことなんてなんも無いわ。』
「誰も芝居にするとは言ってねェだろ。するならて話だよ。」
俺はまだ知らなかった。この先に待つ絶望と希望が、俺やイッテツをどんなふうに変えていくのか。
......
以上です!これはもう原作見ていただきたすぎますよ!原作わかんないよって人は話の流れが分かりにくいかもしれません。
👻🕯マジで最高なんですよ……
グレイまじで大好きなんなんですけど、生で歌唱浴びれて最高でした。
何か問題があればすぐ消します!