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放課後.–年–組にて
教室、静かで夕日の橙色の光が強く窓から射し込んでポカポカとほんのり暖かい。そんな教室に、ただ一人机に座って誰かを待つように足をゆらゆらとさせている。
と、そこに向かう足音がひとつひとつと近ずいてくる。だんだんと響く音が大きくなりピタリと止まると、教室のドアがガラガラと音を立てて開く。
机に座っていた彼が、先に口を開いて
「お前が呼んどいて、遅れんな」
扉から顔をだした彼は焦っている。というよりにこにこと笑顔を向けて返す
『ごめんって!!でも、来てくれたんだ』
『龍』「勇太」
2人口を揃えて名前を呼んだ。
左の涙ボクロの特徴的細めの輪郭で、髪の分け目のある。今机に座っていた方が龍。
丸みのある輪郭の髪が真ん中で分け目のある。太眉な扉を開けて入ってきたのが勇太。
飽きれたと言わんばかりにため息をついた龍に勇太が問いかける。
『で?どう』
「どうって」
『心の準備のほどは?』
「そんなのない」
『ふーん。耳赤いけど』
「なってない」
『なってる』
「うるさい」
『じゃあ、早速だけど』
「ん」
龍が短く返し、勇太がより近くへと歩み寄る。勇太はまっすぐに龍を見つめ、手を取り、喋り始める。
『ずっと、今日のことでいっぱい考えてきた。』
「うん。」
『おれね、お前の相方として、もっとずっと一緒に過ごしたい。もっと一緒に1日過ごしたいの!』
「うん」
『今のじゃ足りないくらい龍が好き。ずっと大好き。』
「はい」
『それぜんっぶ伝えたい』
「うん」
『龍のことももっと楽しく過ごさせるようにする』
「、、、」
『龍。俺と、』
『つきあってくださっ!「無理。」
『えぇっ!?』
キッパリ。なんなら最後の途中で切ってまでキッパリと断った。
理由は、言われてみたら結構単純で
『えなんで!?ええ??』
「いやお前、何回目だよ、!」
『え?えーっとぉー、』
「数え切れてねえじゃん、」
そう。勇太。彼は龍に何回もアタックしては告白して断られてるのだ。
『ねぇーもうそろそろ付き合ってくれてもー』
「無理。やだ。」
『なんでそこで意地張るの!』
「意地張りじゃねえよ!」
実の所は。龍も勇太を愛している。でもなぜそこまでして告白に乗らないのか。理由はというと
『じゃあ何?!』
「お前めっっちゃめんどい!」
『は?!独占欲強めなだけですけど!?』
「それだよそれ!!今お前が言った!!」
そう。ただただ、” めんどくさい。”この言葉に限るのだ。そしてこの様である。何度も断れば断るほど彼の独占欲を揺らがせて、何度も、何度も繰り返し告白をされるのだ。可哀想に。もっとやれ。
『もー何回目かわかんなぁぁい』
「それ俺のセリフだぞ、?」
『じゃあ付き合ってください』
「流れるように告んな」
『え今断んなかったよね?OKってこと?』
「あほか!」
『はー、もぉ〜俺は好きだってば』
「お前はじゃん」
『龍は?』
「え」
『龍は?どう?すき??あいしてる?』
「、、、すき。」
『!!!』
「女性声優が」
『は?!龍の趣味なんも否定できんしたくない!』
「今日はもう諦めろ」
『へーい、、、今日は??お??』
「、、、。」
『なるほどなぁ〜龍ツンデレ。龍じゃん。龍=ツンデレ。公式。』
「デレたことない。ツンもない。黙れ。蹴るぞ」
『俺は別に蹴られてもいい。』
「きも。」
『ありがとう』
「なんだよおまえ。」
『、、、一緒に帰ろ』
「いつも帰ってるでしょ」
『なんか嬉しい。』
「早く。行くぞ」
『えさっきまでここいたじゃんはや』
「はいさよーなら」
『ちょわかったわかった待って待って』
「はいはい。」
『あ、龍』
「なに」
『明日も』
「いらん」
『無理する。』
「はいはい」
『明日からはなんかちゃんと考えてくるから』
「んな事に頭使うな」
『俺はする。』
「そすか。」
2人は教室をでて歩き出し、2人並んで進んでいくのがこのお話。
龍と勇太の他愛のない会話。学校行事。ハプニングがあるのも一種のスパイス。2人の距離は遠くない。勇太の願いが叶うのも言ってるうち。
放課後は特に魅力的でしょう。
きっと、次も
放課後で
コメント
4件

待って無理好き。なんだよお前天才かよ!!!
神作過ぎて死ぬ、俺より書くの上手いって何? あ、俺は元から下手か...絵も描けてお話も書けるの最強やん...こういうのマジ大好き!