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???「ねぇ!もうすぐ夏休みじゃない?」???「そうですね」
???「あれだろ?またみんなでどこか行きたいって言う話だろ?遊園地の他にはどこに行くんだ?」
???「確かに他にも行きたいな」
???「夏休みは予定たくさんできそうだね」
ここは、生徒会室。「桃時」は「雨花」、「橙」、「兎白」、「瑠璃人」に夏休みの話をしていた。
桃時「そうなのよ!それで、海に行こうと想って!」
瑠璃人「う、海!?」
橙「そういえば、つい最近私たちはプール行きましたね。」
雨花「橙ちゃんスク水で驚いたなぁ」
瑠璃人「す、スク水!?」
兎白「さっきから瑠璃人はどうしたんだ?」
すると、雨花はニヤリと笑い、瑠璃人の耳元で囁く。
雨花「瑠璃くぅ〜ん。君って奴は〜橙ちゃんの水着姿に興奮してるんだろぉ?それでスク水も案外良いなって想ってる……違う?」
瑠璃人「な、な、な、……ち、違う!!そんなことないぞ!!そんなムッツリスケベみたいなこと……!」
桃時「あんたたちアタシの話聴いてる?」
雨花「あぁごめんごめん。何の話だっけ?」
桃時「だから、これから橙の水着を選びに行くの」
瑠璃人「ぶふっーーーー!!!!」
兎白「る、瑠璃人!!すごい鼻血だぞ!!」
桃時「スケベ」
橙「スケベですね」
雨花「スケベだね〜」
瑠璃人「ち、違うぞ!橙!別にオレは橙の水着姿を想像なんてしてないからな!」
兎白にティッシュを貰って鼻に詰めながら苦しい言い訳をする瑠璃人。
桃時「まぁそんな訳で仕事終わったら、みんなで橙の水着買いに行くわよ!ついでにアタシも買おうかしら?」
橙「良いですね!行きましょう!」
兎白・瑠璃人「え?」
桃時「どうしたの?フリーズしてるけど……」
兎白「そ、それはその……俺たちも行くのか?」
瑠璃人「女子の水着を選ぶのを?」
橙「そうですね。意見があるに越したことないですし」
瑠璃人「俺たち男だぞ?!どの面下げて女子の水着を選びに行かないと行けないんだ?!?!」
雨花「二人共、橙ちゃんと桃時ちゃんの彼氏でしょ?彼女の水着を一緒に選ぶなんて今どきやってるんじゃない?」
橙・瑠璃人「私たちはまだ付き合ってませんよ!・オレたちはまだ付き合ってねぇよ!」
桃時「二人共揃って「まだ」って言ってる辺りがもう既に両想いであることを表しているわね」
雨花「初々しいね」
兎白「とにかく水着を選ぶのは女子だけで……」
雨花「でも二人の意見も聴きたいんじゃない?橙ちゃんと桃時ちゃんは」
兎白「…………善処する」
瑠璃人「…………とりあえず付いていくだけなら」
桃時「よぉし!じゃあサッサっと仕事終わらせて行くわよ!」
橙「はい!」
雨花「異議なーし」
瑠璃人「オレ恥ずかしくなってきた……」
兎白「俺も少し恥ずかしい……」
この生徒会の実権は、女子たちが握っているのかもしれない……と男子軍は想ったそう。
閑話休題
雨花たちは急いで仕事を終わらせたのだった。
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雨花「うーん……ショッピングモールの中は涼しいね〜」
桃時「クーラー効きすぎじゃない?」
橙「私は丁度良いですよ」
兎白「いよいよ着いてしまった……」
瑠璃人「憂鬱だ……」
雨花たち一行は、ショッピングモールの中に入った。
桃時「じゃあ早速水着選びに行くわよ」
橙「どんな水着があるんでしょうか」
雨花「このお店、結構人気店らしいね。ネットに載ってた」
そして、とうとう水着のお店に着いたのだった。
桃時「そうねぇ〜やっぱりオフショルダーのビキニ可愛いわね。でも……」
橙「私は何が良いんでしょうか……私胸があまり大きくないのでビキニ似合うでしょうか……?」
桃時「…………あんた、アタシよりはあるから大丈夫よ……」
橙「す、すみません……」
桃時「まぁでも……」
雨花「どれも可愛いな〜」
橙・桃時「…………」
橙・桃時「(こいつの胸の大きさに勝てる奴はそう居ないわね)」
橙と桃時は、雨花の胸を凝視する。
雨花「ん?どうしたの?二人共。目恐いよ」
橙「いえ!別に何でもないですよ」
桃時「アタシも何でもないわ」
雨花「そう?……橙ちゃんはビキニ着たいんだね!例え橙ちゃんの言う通り、胸が小さくても着れるビキニはあるよ!これとか……」
桃時「ちょっとそこ男子約二名!座ってないで早く店の中入りなさいよ」
兎白・瑠璃人「…………」
「「こっちに話しかけないでくれ・るな!!!!」」
兎白と瑠璃人は店に背中をみせ、じっとベンチに座っていた。なるべく気配を消して。
桃時「ねぇ聴いてるの?ビキニにも色んな種類があるのよ。何が良いと想う?」
兎白「それを俺たちに聴くな……」
桃時「別に下着の好み聴いてるわけじゃないんだし」
瑠璃人「お前には恥じらいがないのか!!!!」
三人は気づいていないが、周りのお客さんたちは頬を赤く染め、微笑ましそうに三人をみつめている。
雨花「桃時ちゃーん。店員さんが選んでくれてるよ〜」
桃時「ホント?じゃあそっち行くわ」
桃時は店の中に戻っていった。
兎白「ふぅ。何とか難を逃れたな」
瑠璃人「でも……橙の下着姿……」
兎白「こういうのをムッツリスケベというのか」
瑠璃人「だから別にムッツリもしてないし、スケベでもないですよ!ていうか兎白さんは、桃時の下着姿みたくないんすか?」
兎白「いや、何回かもうみた」
瑠璃人「…………すごいと言うべきか、幻滅するべきか、怒るべきか、泣くべきか……」
雨花「二人共〜買ってきたよ!」
橙「良いのがありました!」
桃時「待たせて悪かったわね〜」
雨花、橙、桃時がお店から戻ってきた。
兎白「そうか。気に入ったものがみつかって良かったな」
瑠璃人「よし、早くこの店から立ち去ろう。もう恥ずかしくて恥ずかしくて堪らない」
雨花「あはっ!はいはい。行こうね」
桃時「あっちなみにどんな水着かは、海に行った時にみせるから」
橙「店員さんが親切で……その……彼氏さんにはサプライズにしたらどうかと……」
瑠璃人「お、お前はオレのこと彼氏って説明したのか?」
橙「い、いえ、もう既に彼氏と勘違いなさっていたので、まぁ別に良いかなと」
瑠璃人「!?、////そ、そうか……」
桃時「あんたにも内緒にさせて頂くわ」
兎白「あぁ、当日楽しみにしている。でも……」
桃時「でも?」
兎白「絶対可愛いだろうな」
桃時「////……うふふっどうも」
橙「そういえば、雨花さんは水着買いませんでしたね。試着もしませんでしたし」
雨花「うん!わたしは前に橙ちゃんたちにみせた水着で良いかなって!あははっ!」
こうして、雨花たちは水着を買い、楽しい放課後を過ごしたのであった。