ども、主です。それでは本編どうぞ!
ーNoside
ある日のお昼すぎのことである。王宮の食亭に呼ばれた💜たちは、なんだろうと思いつつも、担当の女官についていく。どうやら、お世継ぎや帝と、年に一度行われる「食事会」に行くそうだ。
💙「食事会か〜、、、楽しみだね!」
💜「行事4回目だから慣れてるけどね。」
❤「でも、毎年出るものが違うから、楽しみじゃない?」
女官「静かに!もうすぐ帝様たちがいらっしゃるから!」
噂をすれば、帝やお世継ぎが入ってきた。これが中々面倒くさい、と💜は思う。なぜなら、お世継ぎの方々は、神の使いかと言うほどの美青年で、そこにいる女官の大半は顔を赤らめ、目の合った女官は失神してしまうほどである。倒れた女官たちを運んだあと、やっと食事ができると感じていた。
💜「へ〜、今回は海鮮か〜。」
❤「美味しそ、、、✨」
💙「もうお腹ペコペコ(*´﹃`*)」
ーなんやかんやで食べ終わり、、、
❤「美味しかったね〜」
💙「それな〜」
💜「よし、明日からの仕事も頑張ってこ(๑•̀ㅂ•́)و✧」
侍女「キャーッ!」
突然、そんな声が広間に響く。辺りが一気にざわめく。何かと思い駆けつけると、宦官(かんがん)が一人倒れていた。吐血していることから、何かが盛られたのは確かだ。帝もいる中で、こんなこと誰がやったのかと推理タイムが辺りで始まる。帝達も近寄ろうとしていたらしいが、皇后に背中を押され、皇室へと戻ってしまった。
💙「こんな時に、、、物騒だね。」
❤「一体誰がこんなことを、、、。」
💜「、、、。」
そんなことを話している❤たちをよそに、💜は真面目に推理をしていた。こう見えても、彼は大商人の息子だ。そのせいか、頭の回転は早い。💜は、群衆をかき分けて、宦官の傍にあったグラスを手に取る。周りが白い目で💜のことを見ていたが、彼は気にしてはいない様子だった。
❤「ちょ、💜くん!何やってるの?周り見えてる!?」
💙「そ、そうだよ!僕達は食事会の片付けに回らなきゃいけないんだよ!?」
💜「静かに。」
いつもの温厚な彼と違う雰囲気を感じたのか、💙達は、取り押さえるのをやめた。しかし、その背後から、一人の侍女が近づいていた。侍女は、まるで忍者のように、足音を立てずに彼らの背後を捉える。
💙「、、、!?皆っ!避けて!!」
💙はそう叫び、💜たちを捕まえて床に転がる。その侍女の手には、鋭い西洋で作られた刃物が握りしめられていた。荒い目つきをした侍女は、❤たちではなく、宦官を睨みつけていた。
💜「、、、やはり、貴方だったんですね。」
侍女「、、、っ!何よ!一緒に殺そうと思ったのに!!そこの青いの!よくも邪魔をしてくれたわね!!」
💙「、、、っ(ブルブル)」
❤「(ギュッ)大丈夫だよ、💙ちゃん。💜くんが何とかしてくれるはず。」
💜「、、、これは俺の簡単な推測ですが、貴方は殺した宦官の侍女。きっと、何かと普段気に食わないことがあり、それで毒を盛ったのでは?そして、死んだのを確認して叫び声をあげ、あえて自分が犯人であることを隠そうとした。」
侍女「、、、どうしてそこまで、、、。」
💜「グラスです。グラスには、赤い指紋が残っていました。きっと、盛った毒は赤い粉末状のなにかでしょう。それが貴方の指や服に付いていたからです。」
💜が指さした先には確かに、赤い粉末が付いていた。侍女の衣服は白かったため、赤い模様が点々と付いている。その推理に周りにいた群衆はどよめく。
❤「で、でも、、、どうして俺たちまで殺そうとしたの、、、?」
💜「簡単な話。もし、俺が犯人が誰なのか分かってしまったら、この侍女にとっては不利益でしょう。だから、殺して証拠を隠滅しようと。それにしては、随分大胆な殺戮で。」
侍女「くっ、、、。」
💙「、、、。」
侍女はその後、武官に連れて行かれた。どこに行ったかまでは知るまでもないと、💙たちは考えるのであった。しかし、その反面で、自分も自分で随分派手なことしたなと後悔する💜であった。
はい!いかがでしたでしょうか?いいねやコメント、フォローよろしくお願いします!それじゃ、おつてぬ〜
コメント
1件
紫君天才(☞^o^) ☞(( ブルブルしてる青ちゃんもかわいすぎるっ(//∇//)