アカマタさんが居なくなってから数日。
アカマタさんが就いている職場に何度確かめてもいない。
獄卒がサボることはよくあるが、いなくなるなんてあったこともない。
可能性があるとしたら…。
白澤「なんで僕なのさ!」
鬼灯「貴方が付き纏ってたからですよ…」
呆れたような、ため息混じりにそういう。
付き纏っていたのは確か。
アカマタ自身もこの人のことを迷惑と思っていただろう。
白澤「はぁ……今日は休みなんだからさ…」
気崩された服。
乱れた髪。
酒を飲んだか、他のことをしたか。
鬼灯「…少し、中を見てもいいですか、いえ、見ますよ…」
無理にでも探し出さないと。
アカマタさんがいれば毒を作る人材が少なくなってしまう。
そんなことを思いながら店の中へ白澤を押しのけながら入っていく。
一見どこも変わらない。
しかし、微かに蛇の毒のような匂いがする。
アカマタが扱っていた毒に似ている香り。
薬剤師だから毒は扱うことは稀にあるだろうが、アカマタは他の毒よりも独特の匂いのものを使う。
だから嗅ぎ分けることが出来るのだ。
鬼灯「……いますね、ここに」
眉をひそめ、さらに疑う。
それだけでも不満があるのか、ため息をついては鬼灯を外へ出そうとして。
白澤「今日は休みだって言ってるだろ!はい出てけ出てけ!」
鬼灯「なっ、ちょっ…!」
ここで出てしまっては…。
しかし、こんなに疑っていなかった時がとても悔しい…。
…諦めるしか。
白澤「今日めんどかったんだよ〜、あのクソ鬼神…。」
ねちねち、と鬼灯の悪口を言う。
それを聞いていないかのように眉をひそめながら体を丸める。
白澤「…聞いてる?」
声のトーンが一気に下がってはゆらゆらとこちらへ近付いてくる。
アカマタはそれに気付かず適当にあしらう。
白澤「僕も我慢の限界ってのがあるんだけど…」
アカマタの髪を掴み、こちらに向かせる。
アカマタは痛そうな顔をするがお構い無し。
白澤「お仕置ね……ちゃーんと叩き込んであげっから…」
白澤「ぁは、かわいい〜ッ♡」
いやらしい音を立てながら腰を一心不乱に動かす。
アカマタは苦しそうな顔をしながらもびくびくと体をふるわす。
しかしその尻尾はぐるんっ、と白澤に巻きついているようにも見える。
それにまた興奮する。
蛇は基本、絡み合って交尾するのだ。
だからこそ、無意識に絡まってしまう…のだろうか。
白澤「僕みたいな奴と交尾するからすぐイけるよ〜っ♡
普通、6時間とか掛けてるんでしょ〜?」
調べあげたかのように、淡々と。
気持ち悪さと気持ちよさで、吐き気がする…しかし、本当のことかのようにびくんっと体を揺らし、達する。
白澤は満足したかのように笑を零し、自分も…。
ぜぇはぁと息を荒くしながらその場にへなへなと座り込む。
とぽとぽとナカから垂れる白い液。
気持ち悪くて、温かくて。
まだ残る出したり入れたりされた感覚。
今すぐにでも洗い流したいのに。
白澤「おつかれさま〜、お風呂でも入る〜?」
白澤も、少し息が荒い。
でも、本当に少しだけ、耳をすまさなければ分からない。
白澤「ほら、お風呂入ろうね、」
にんまりと笑ってアカマタの手を引く。
コメント
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うはーーー!!!! すき(