テラーノベル
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ー 注意事項 ー
・こちらはmnps様の二次創作となっております
・ご本人様や関係者様とは一切関係ありません
・この作品にはBL要素が含まれますので、苦手な方はご注意ください
ご理解いただける方は、ぜひ楽しんでいってください!
午後五時。
病院の待合室。
白い壁。
静かな空気。
診察室の前で。
shkは一人、椅子に座っていた。
隣には母親。
スマホを見たまま。
一度も目を合わせない。
やがて。
診察室の扉が開いた。
看護師が名前を呼ぶ。
shkは画面に表示された受付番号を確認して立ち上がった。
診察室。
医師は検査結果を見ながら。
ゆっくりと説明を始める。
母親は医師の口元を見つめる。
shkは。
医師が紙に書いてくれる説明を読んでいた。
『聴力に大きな変化はありません。』
『手術という選択肢はあります。』
『ただし、成功率は高くありません。』
『現時点では、急いで決断する必要もありません。』
shkは静かに頷く。
母親だけが。
少し前のめりになった。
「……まだ、可能性はあるんですよね。」
医師は静かに頷いた。
帰り道。
夕焼けが街を赤く染めていた。
母親はスマホに文字を打ち込み。
その画面をshkへ向ける。
【諦めないで。
いつかきっと治るから。】
shkは画面を見つめる。
返事はしなかった。
本当は。
(……もう、このままでもいい。)
(今の自分を受け入れたい。)
(手話で笑って、学校で過ごせる今が好き。)
そんな言葉が。
喉まで出かかった。
でも。
画面を見る母親の表情を見て。
何も伝えられなかった。
翌日。
教室。
「shk!」
「おはよー!」
akが大きく手を振る。
『おはよう。』
shkも笑って返す。
その笑顔を見たsmは。
少しだけ安心した。
昼休み。
屋上。
四人で昼食を食べる。
風が気持ちいい。
「昨日病院だったんだよね?」
akが何気なく尋ねる。
一瞬だけ。
空気が止まる。
shkは少し考えてから。
ノートに書いた。
『いつも通りだった。』
『変わらないって。』
「そっか。」
akはそれ以上聞かなかった。
「……。」
pyも静かに頷く。
その時。
smがメモ帳を取り出した。
【俺も、病院は好きじゃない。】
shkが顔を上げる。
smは少し迷ってから。
続けて書く。
【事故のあと、何度も通った。】
【しゃべれるようになるか、何回も検査した。】
【でも、変わらなかった。】
shkは目を見開く。
smはゆっくり笑う。
そして。
手話をした。
『だから。』
『今の君も、君だよ。』
その手の動きを見た瞬間。
shkの目に。
涙が滲んだ。
ぱり
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#BL
コメント
1件
うわ……この回、すごく心にくるものがありました。病院のシーン、あの白い壁と静かな空気の描写だけで、shkの内心の重さがじんわり伝わってきました。母親が【諦めないで】と差し出すスマホに対してshkが「もうこのままでいい」と思いながら言い出せないもどかしさ、すごくリアルでした。そしてsmが自分の経験を重ねて手話で『今の君も、君だよ』と伝える場面、そこでshkが涙する瞬間、私も胸がぎゅっとなりました。誰かに「そのままでいい」と認められることの力って、本当に大きいですよね。静かで細やかな描写が効いていて、すごく好きな話でした。