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ども、主です。それでは本編どうぞ!
ー💜side
ご飯を食べ終えると、俺は🧡さんに抱き上げられ、連れて行かれた。行き先は、さっきの部屋よりも大きな部屋。息を吸って彼はノックをする。
🧡「父上、失礼してもよろしいでしょうか。」
🧡父「おう、入りたまえ。」
宮殿に響くドアの軋む音。そこに現れたのは威圧感の強いまさに国王だった。あいつが俺たちを食べていたのかと思うとゾッとする。何よりも空気が重い。
🧡「ち、父上、、、その、、、このうさぎ、飼ってもよろしいでしょうか。、、、俺が責任持って面倒見ますからっ、、、」
🧡父「、、、。」
国王は俺をじっと見つめた。その視線から見て、あまり良い期待はできない。🧡さんもきゅっと唇をかみしめている。その間は沈黙が続き、重い空気が更に重みを増していた。しばらくして、国王が俺に近寄ってきた。そして、微笑みながら頭を撫でてくれた。
🧡父「、、、良いだろう。ただし、その子をしっかり守ってやれよ。」
🧡「、、、!いいんですか、、、?」
🧡父「あぁ。私も感動したよ。こんなに毛並みもよく、美しいうさぎを自慢の息子が見つけてきたのだからな。これからは、我が王家のうさぎとして、よろしくな。」
その言葉を聞いて、🧡さんは泣きそうな顔で俺をぎゅっと抱きしめた。「ありがとうございます!」と何度も頭を下げて、王室をあとにした。俺は改めて🧡さんを見つめる。人間でこんなに嬉しそうな顔、見たことがない。何故かその顔が可愛らしく思えた気がした。
🧡「💜くん、良かったな!これからは他のうさぎよりも身分が高い、『王家のうさぎ』やで!すごいと思わへん?」
無邪気に笑う彼が俺にとっては太陽のように眩しかった。でも、かっこいい。心臓の鼓動が早くなっていく。俺は、ためらいながらも、彼の頬にキスを落とした。
🧡「なぁ〜も〜かわええなぁ〜。そんなことされたら照れてまうやん。」
恥ずかしそうに頬をバラ色にしながらも俺を撫でてくれる彼が愛おしい。俺は刻々と、彼に想いを寄せていた。なぜだろう。こんなにも幸せに感じたことなんてなかった。それと比例するように、思いを伝えたいけど、伝えられないことへの後悔もどんどん湧いてくる。
🧡母「あら、🧡じゃない。そのうさぎは?とっても可愛いわねぇ〜」
🧡「せやろ?俺が見つけてきたん!父上も飼っていいって!」
🧡母「良かったじゃない!よろしくね!」
🧡姉「ずるいねん!私にも触らせて!」
そう言って俺を皆が撫でてくれた。ちやほやされたことがない俺にとってはちょっと照れくさい感じだったが、それもまた、気持ちの高ぶりを感じていた。俺ってこんなに幸せになることが出来たんだ。今までの檻での生活が嘘のようでその幸せに俺は酔いしれていった。、、、、この幸せが終わりを告げることも知らずに。
はい!いかがでしたでしょうか?いいねやコメント、フォローよろしくおねがいします!それじゃ、おつてぬ〜
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