テラーノベル
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研究所から1匹の実験ネズミが脱走した。そのネズミは生命活動が停止しているにも関わらずまだ動き回り、人間の血肉に敏感に反応した。たかがネズミ1匹…だが、それが無差別に人間以外の動物に噛み付いた。数ヶ月もせずに世界には瞬く間に「謎のウイルス」が増え、世界の人口はたったの10%にまで激減した。 人々はそれを…
と呼んだ
世界が終わってから、もう何日経ったのか…もう誰も数えていなかった。
かつて高層ビルが立ち並んでいた通りは瓦礫の山に変わりアスファルトの隙間から雑草が伸びていた。 信号機は首を傾げたまま点滅を繰り返し、その光が誰に向けられているのか、もはや…誰にもわからなかった。 空は灰色の雲に覆われ、時折カラスの鳴き声だけが廃墟の街に響いている。たが、2人の少年がその街を歩いていた… これは、そんな2人の少年の物語である。
『終末世界で俺らは…』