テラーノベル
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大きなラウールに身体ごと持ち上げられて、抱っこされた体勢で思いっきり突かれてる。揺れるたびに全体重が結合部にかかって、ラウのものがとんでもなく奥まで届いていた。俺は知らぬ間にラウールの背中に爪を立て、肩に噛み付いていた。
🤍「イクよっ………」
💙「………っ!!!」
律動を止め、ゴム越しではあるが、ピクピクと全ての欲を俺の中に吐き出す。
喘ぐように呼吸だけを繰り返す俺をそっとベッドに下ろすと、ラウは、ゴムを取って、無邪気に見て、と笑う。
🤍「いっぱい出た」
💙「そう…かよ…」
枕に埋まり、声を出すのもやっとな俺の頭をポンポン、と叩くとニッコリと笑う。
🤍「気持ちよかった。ありがと」
答える余裕も、応じる元気もない。何度も死ぬかと思ったけど、俺もよかったからいいや。ラウールは、優しく触れるだけのキスをして、後ろから俺を抱きしめた。
🤍「はぁ、落ち着く」
半身振り返って、腕の中にその小さな頭を抱えると、ラウールは俺の腕にも口付けた。
💙「誕生日、おめでとう」
やっと息が整い、このタイミングでコレ言うのもな、と思ったけど、時間なので仕方ない。
深夜0時。どうしても一番に言いたかった。
そもそもラウが俺の部屋にやって来て、21時ごろから行為が始まった時点で、とんでもない長丁場になることはわかっていた。
……生きててよかった。意識までトばされてたら、とてもハッピーバースデーどころじゃなかったもんな。
もう4回も体位を変えてヤラれてる。
なんとか言いたいことを真っ先に伝えることができて、ほっとしていたら、無理がたたり、睡魔が襲って来た。昼間は一日中仕事だった。ラウにおやすみを言おうと思って振り返ると、いきなり大きな両手で頬を包まれ、強引に口内を貪られた。
えっ、まだヤんの…????
🤍「22歳、最初のセックスは、やっぱり正常位かなぁ〜?」
💙「ちょ、もう無理。寝かせて…」
🤍「俺に誕生日プレゼントちょうだいよ」
💙「それは今度のオフ被りで 一緒に買いに行く約束で…」
🤍「ものじゃなくて、俺が欲しいのは、しょっぴーだよ」
💙「やだ、もう、無理ぃぃ。あん…」
首にキスマを付けられ、胸の先端を捏ねられながら、後ろの孔に指を入れられたら、まだなお腰が跳ねる。愛撫をしながら、口で小袋を開け、器用に新しいゴムを装着する22歳。こえぇ。
そして限界を超えて蕩けるようなズブズブの快感に堕ちていく俺。堪らない、可愛いを連発するラウールに抱かれて、決して悪い気分じゃない。あー、でも、コレ、明日絶対に足腰立たなくなる……。
目が覚めたら、すっかり綺麗にされていて、服も着ていた。いつの間にか眠ってしまった俺を甲斐甲斐しく介護してくれたらしい若く美しい恋人は裸の背を向けたまま寝ている。
相変わらず広い背中だなあ、大木にしがみつくみたいだなあ、と思いながらも、後ろからぎゅっとすると、寝起きのぽやぽやした声でラウが言った。
🤍「何?まだシたいの?」
💙「いやもう無理。俺、腰に力入んねぇもん」
笑い、振り返って、瞼にキスをしてきた。
圧倒的体力差、圧倒的体格差、圧倒的ねんれ…は、言いたくないので黙っておく。
その後は仕事の時間になるまで、ラウールは俺をずっと離してはくれず、シャワーを一緒に浴び、髪を乾かしてもらい、ラウールの膝の上で朝食を食べた。
🤍「しょっぴー、またね」
💙「ん、また……」
家を出る直前まであまりにも密着していたもんで、戸口で見送る俺が寂しくなってることに気づいたのか、ラウールは長い腕で身体ごと俺を包み込むと優しく頬にキスをした。
🤍「その顔、やめてよ」
💙「は?」
🤍「可愛すぎんだろ」
ドキッとするような低音ボイスが耳元で聞こえたかと思うと、今度は口の中を舐め回す濃厚なキスを食らい、たちまち息ができなくなった。そして、ようやく唇が離れると、俺の唇に自身の人差し指を這わせた。
🤍「いい子にしてて」
1歳また大人になったはずのラウールは、そんなカッコいい仕草とはちぐはぐの、ほんの少し照れた表情で玄関を出て行った。
おわり。
コメント
8件
いやもう最高🥺✨
ラウおめでとーう!!🎂 そしてもうぎゃー!!!!!!って感じだった最高🤍💙