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「ふははは!面白い!今日はなんて面白い日なんだ!」
サンドルは、進のステータスを見て、上機嫌で笑い出していた。
「何がそんなに可笑しい?」
「これが笑わずにいられるか!」
「貴様がアリスの恨んでいた神の手先かもしれないんだぞ!」
「アリス?」
「そう、アリスさ!先代の魔王であり、俺様が殺してやろうと思ってたら、勇者なんぞと相打ちした忌々しい奴だ。」
「貴様らに教えておいてやるよ。」
「俺様には嫌いな人種が二種類いてだな。」
「一つ目が黒魔法使い、そして二つ目が白魔法使いだ。」
「あいつ等は俺様がいつか根絶やしにしてやろうと思っている。」
「俺様の使う灰魔法は準一級希少魔法、だがその上に二つ第一級希少魔法が存在する。」
「それが白魔法と黒魔法だ。」
「俺様の上にそんな存在がいるなんてのが心底許せねぇのさ。」
「そんなつまらない理由で根絶やしにするだと―――?」
「そして、そんな嫌いな黒魔法使いのアリスが生前恨んでいたのが、この世界の女神様さ―――」
「奴の世界征服の目的はその女神を殺すことだった。」
「意味が分からないぞ。」
「この世界にはある伝承が500年前以上からあってな、その伝承ってのが『この世界を統一せし者、女神への挑戦権を得る。』ってな感じことでよ。」
「なるほど、その伝承を真に受けた先代の魔王が世界征服に乗り出したってわけか。」
「まぁ簡単に言えばそうなるな。」
「そして、貴様は神の手先かもしれない。」
「そんな奴を殺したとなれば、アリスの悔しがる顔が目に浮かぶ。ククク…。」
「さて説明はこれくらいにして、そろそろ殺し合いを始めようか!」
「お前には、ジャンさんやエマさん、セヴランさんの仇があるんでな。」
「こちらこそ殺す気で行くぞ!」
こうして、進 VS 六魔将サンドルとの戦いが切って落とされた。