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オリジナルストーリー

「君のきげんを取り損ねた」


第1話 君とのきげん


この物語のきげんは君と僕が出会ってしまったことだ





ミーンミンミンミン

「あちぃ…死ぬ」

夏…それは学生にとって最高の時間だろう。小学生たちは海やプールに、セミを捕ったりする。中学生や高校生は部活に熱心になる者もいるだろう。俺の周りの人達はみんな夏が好きだ。                                期末試験も終わりもうすぐ夏休みだ。夏休みこそ学生たちの自由な時間と言ってもいいだろう


そんな夏だが  俺は夏が嫌いだ

別に的確な理由はない。だがみんなが青春を謳歌する。そんな夏が嫌い……




だった



ピーンポーン

ちっめんどくせえ。人が家でゴロゴロしてる時にのこのこと…

「はーい」

「あ、初めまして!隣に引っ越してきた者です…」

あー何やらものすごく面倒くさそうな雰囲気を感じるぞ

「はい今出ますね」

本当は出たくはないが仕方ない…




「あ、初めまして!私隣に引っ越してきた成瀬華(はな)です!これ…良かったら受け取ってください」

ご近所付き合い…それは俺が苦手とするものだ。そもそも人付き合いが苦手だ

人の事など理解できないのに理解しないと仲間ハズレにされてしまう。相手の気持ちを分からないといけない。まあ俺なんて自分の気持ちさえ100%理解できてい何のに人のなんて…と思ってしまうけどな

それなのに近所など赤の他人と関わりを持つなど俺には限りなく不可能に近い


「あの…どうしました?」

「嗚呼すいませんボーっとしていて」

この人は見た感じ俺と同じくらいか?まさか同じ高校なんて事はないと信じたいが…

「あ、そうなんですね。ではまた…」


ガチャ

「ふぅ」

別に人見知りって訳じゃないんだけどな…


あ、彼女の名前…なんだっけ?

「うーん…成瀬…だったよな」

やばい全く思い出せない

まあいいか特に話すこともないだろうし


はあ…

「明日も部活か……」





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君のきげんを取り損ねた

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236

コメント

3

ユーザー

君のきげんを取り損ねた       ↓ 君の機嫌を取り損ねた       ↓ 君の「期限」を取り損ねた

ユーザー

この題名TikTokで見ました!!すごい好きです!

ユーザー

うわあ( *o* )本みたいでした‼️

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