第2話 俺のきげん
リリリリリン
ミーンミンミンミン
「あ゛ーうるせえ」
部屋にアラーム音が響き渡る。それと同時に外からみんみんぜみの声が僕の耳に入ってくる
今日は土曜日だ。なのにアラーム音が僕の鼓膜にい突き刺さる
「あ゛ーアラーム止めるの悪れた…って今日は部活か」
最悪だ1週間で1番嫌いな土曜日。なぜ土曜日なのに学校に行かねいといけないのか理解ができん
「………起きるか」
ふと時計を見たら針が7:30の所を指していたまずい…寝坊した
「あと10分で行かねえと…」
行きたくねえ…でも夏の試合が控えていてみんな張り切っているからさすがに行かないとな…
そう思いながらも体は思うように動かない体が部活を拒否しているようだ
「なら仕方ないな。うん。休もう」
こんなことを考えながら僕はテレビの電源をつけた
テレビをつけると最近発見されたというある病気のことが放送されていた。何度か見たことあるが、1度かかったら100%死んでいしまうらしい
今の所治す術はなく日本ではもう10人の死者が出ているらしい
「まあこんなこと俺には関係ないがな」
昨日のうちに選択していた物を干そう
ガチャ
ベランダを開ける。俺が住んでいるのは8階建てのマンションで俺は5階に住んでいる。 5階だと見晴らしがいい……訳でもなく近くの林が俺の視界を遮る これだから夏はセミでうるさいんだよ…
「さて、今日の朝飯は何を食おうかな」
そんなことを考えていた。いつもこんな風に過ごす。だけど今日は違った
「あ、おはようございます!奇遇ですね。というか土曜日なのに早起きですね」
「え、あ、おはようございます……目が覚めちゃったもんで…」
びっくりした。隣の成瀬?さんだっけ?よく分からんけど急に話しかけるのはやめて欲しい。あとあまり関わりたくないし
「そういう時ありますもんね…あ!もしかしてその制服、青嵐高校ですか?」
は?なぜその名前が?確かに俺は青嵐高校だが…まさか、嫌な予感がする
「は、はい…そうですけど」
「やっぱり!実は私も青嵐高校行くんですよねあ、ちなみに私2年ですけどもしかして先輩…でしたか?」
終わった。最悪なパターンだ。しかも2年だと…俺も2年なんだが。こんなライトノベルみたいな展開普通あるか?
とりあえず適当に返してこれ以上関わらないようにしたい
「いや僕も2年ですよ。同じクラスだといいですねニコッ」
胡散臭い笑顔をする。人間関係上こういう嘘を言わないといけないのが本当に酷だ
「そうですね!」
相手も全力の笑顔をする。この時無駄に関わってくる彼女を見て。
とてもきげんが悪くなった。
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