テラーノベル
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暴力、暴言等の表現があります。
慣れていない方はお帰りいただいて、気分が悪くなった方はすぐに中断するよう、お願いします。
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全部筆談です。
・・・
[身体に異常等はありませんか?]
「特にないです」
[はい、分かりました。]
[それでは、今日のお昼頃、退院となります。]
[何かありましたらそちらのナースコールを。]
「はい」
(医者退室
ふぅ…
荷物整理すっか、
・・・
お大事にと書かれた紙を渡された
無事退院か…
電車…メンド…
……面倒臭い…よりも…嫌な予感が不安を呼ぶ
何だろう、この違和感は…
・・・
やっと家だ…
えっと…鍵、鍵
視線を向けたその先に、
映った人影
___女性。
!?
見慣れた顔があった。
当時怯えていた俺が見えた。
彼女は何か言っていた。
[おぉか??わぇ]
遅かったわね。
自分にはそう読み取れた。
身体が強張って動けない
冷や汗が止まらない
呼吸が詰まって苦しい
なんで、なんで、なんで、なんで、なんで、なんで
二度と会うことなんてないと、思っていたのに…
トラウマが蘇る。
嫌なあの言葉。
聞かない様に、聞こえない様に、
でも…脳に残ったあの言葉。
〔お前に生きてる価値なんてねぇんだよ〕
〔お前なんか産まなきゃ良かった〕
〔お前の存在は何になるの?〕
〔お荷物はいらねぇんだよ〕
〔あの人の代わりにお前が死ねば良かったんだ〕
〔お前なんかいらない〕
〔今すぐ…消えろ 私の目の前で死んで見せろ〕
(耳塞
聞こえないから無意味であろうこの行動。
嫌だ…!
嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
苦しい…苦しい…
カヒュッ、ヒュッ、ヒューッ、ヒューッ、
呼吸がままならない
酸欠で目の前がくらくらする
冷たい目が突き刺す。
重たい空気が伸し掛かる
嫌な言葉がこびりつく
嫌、嫌
彼女は鍵を奪って家に入った。
道路から這って敷地内へ移動し、
座り込んで時には意識を失った。
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